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煮詰まる日本株、放れに従う
11日にメジャーSQを通過したが、先週の日経平均は29000円前後でこう着を続けた。3月、6月、9月、12月のメジャーSQを前に日経平均がこれほど動かなかったのは記憶にない。今週から中心限月が9月限になるので、動きが出るのか注目したい。
いま、日経平均の日足は75日線(11日現在29132円)と25日線(同28604円)の間でこう着、チャートは再び三角を煮詰めた状態にある。ならば三角からの「放れ」が焦点で、「放れに従う」のがセオリーになるのは言うまでもない。
日経平均日足
ただ、上の75日線の水準には、三角の上値抵抗線、一目均衡表の雲(29268~29396円)、ボリンジャーバンド「+1」などが重なり、「厚い壁」になっている。だからこそいま足踏みを強いられているのだろう。だが、上放れてこの厚い壁を突破するなら放れが大きくなることも想定されるので期待したい。
日経平均日足一目均衡表
日経平均日足ボリンジャーバンド
今週は15-16日のFOMCが最大のポイントで、NYダウもそれを前にこう着感を強めている。日足は25日線を下値にしたこう着であるからNYダウの放れ足も注目される。
日本ではサミットを終えて帰国する菅首相の言動が注目される。緊急事態宣言解除(~20日)と、東京オリンピック開催(7/23~)決定を発表すると思われる。18日には日銀の金融政策決定会合もあるが、ただいずれもマーケットは織り込み済みなので影響は限られよう。
日本株に影響があるとするならFOMCとNYダウの行方だ。もう一つ挙げるとするなら「7/4投開票の都議選」ではないだろうか。ただし、いずれにせよスタンスは日経平均の「放れ」に従う。
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