日経平均株価の動き(2021年08月06日)

もうすぐオリンピックは閉会を迎えます。日本人選手の活躍が素晴らしかった。お家芸の柔道はゴールドラッシュと言える。新しい種目のスケボーは、若い選手の活躍に驚くばかりであった。少し空けてからパラリンピックが始まります。パラリンピックでも日本人選手の活躍が期待されるでしょう。

コロナ感染者は昨年の10倍から20倍に拡大しました。東京では、昨年2月に100人から200人感染で恐れられていました。現在は1日5000人まで感染拡大していますが、あまり怖がられていない。マスクしても人出は多く、明るい雰囲気に感じます。昨年100人の感染で重症者は1000人に増加しましたが、現在も1000人を下回るくらい。感染力は強いが、重症化率は10分の1以下とも受け止められます。ワクチンの効果なのか。オリンピックが終わらない事には、コロナの終息は難しいのでしょうか。

オリンピックが終われば、株式市場は上昇に転ずると述べてきました。今年2月・3月高値の信用期日を迎え、需給改善が期待できるため、徐々に下げ止まる銘柄が増えてくると見ています。また、切り返してくる銘柄も増えてくると見ています。その中で反発、または上昇に転ずる銘柄が増え始めたら、上昇のキッカケと見ています。本格的な上昇基調に向かうのは、10月以降と見ておいてください。

これから底入れした銘柄、好業績を発表した銘柄などは、上昇基調に向かう銘柄です。今のうちから業績発表で上方修正し、反発する銘柄はピックアップしておくのが良いと考えます。まず株は下げ止まり底入れし、上昇転換しなければ値上がりしません。来週以降、下げ止まりから反発に転ずるところが転換ポイントと見て下さい。

日経平均は、月足チャートで、8月入りしてからも12ヶ月移動平均線(2万7000円)をキープしています。これだけ弱い動きの中でも、12ヶ月移動平均線(2万7000円)を下回らなかった事は、強い動きと見ています。2月高値以降の上昇基調の調整局面と言えます。今後の切り返しを期待したい。

日経平均は、週間で+-500円以上動くと上昇転換・下降転換と述べてきました。7月2週に週間で-843円安し、下降転換しました。その後、25日移動平均線を下回る軟調な相場が続いていました。オリンピック開催中も軟調な相場が続いてきましたが、今週は週間で+500円以上値上がりし、上昇転換と見る上げ幅です。

週間で+500円以上値上がりしたので、来週から上昇してくると見ています。また週間で-500円以上の下落がなければ、下降転換しません。週間で-500円以下に値下がりがない間は、上昇相場は続くと見ます。今週は週間で+500円以上値上がりして引けた事から、来週以降、上昇に向かうと見る上げ幅シグナルです。オリンピックが終わり、やっときた感じがします。

四半期決算の発表が続いています。業績を上方修正した銘柄は反発し、予想通りの発表は売られています。海運株を例にすれば、大幅な上方修正を発表しました。株価は大きく上放れ、急騰している様に見え、業績面から見ると割安に見えますが、テクニカル的には高値圏に見えます。この様に上方修正した銘柄が、狙い目である事は間違いありません。また底値圏で立ち上がり始めた動きから、上方修正狙いは底堅いと言えます。

テクニカル的には、月足で底値で立ち上がろうとしているもの、日足では上昇基調を維持し上げ余地を残しているもの。この様な株価状態から業績の上方修正が加われば、株価は大きく反発します。株価水準が高い銘柄は、ほぼ織り込み済みと見ておきましょう。

8月1週の東証1部銘柄(2204銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は7月末1000銘柄以下を下回り下降転換した。2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月末1470銘柄(225種206)→3月末1760銘柄(225種207)→4月末1352銘柄(225種171)→5月末1094銘柄(225種156)→6月末1224銘柄(225種159)→7月末941銘柄(225種69)→8月(5)864銘柄(225種86)と減少は続いている。来週以降回復できるか。8月の観察ポイントです。

東証1部銘柄

225銘柄

8月1週の「107」マザーズ市場(377銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は弱い状態は続いている。2021年1月末120銘柄→2月末153銘柄→3月末185銘柄→4月末108銘柄→5月末114銘柄→6月末109銘柄→7月末81銘柄→8月(6)57銘柄と減少は続いている。切り返せるか。8月の観察ポイントです。

マザーズ銘柄

8月1週の「105」JASDAQ市場(696銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は弱い状態は続いている。2021年1月末424銘柄→2月末452銘柄→3月末467銘柄→4月末307銘柄→5月末305銘柄→6月末311銘柄→7月末254銘柄→8月(6)201銘柄と弱い状態続く。回復に戻せるか。8月の観察ポイントです。

JASDAQ銘柄

8月1週の東証2部銘柄(471銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も弱含みで推移続く。2021年1月末298銘柄→2月末334銘柄→3月末342銘柄→4月末249銘柄→5月末202銘柄→6月末227銘柄→7月末201銘柄→8月(6)182銘柄と減少続いている。回復に戻せるか。8月の観察ポイントです。

東証2部銘柄

8月1週の東証1部銘柄(2204銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は少し増加した。2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月末1342銘柄(225種194)→3月末1562銘柄(225種184)→4月末799銘柄(225種105)→5月末717銘柄(225種110)→6月末923銘柄(225種127)→7月末829銘柄(225種52)→8月(6)881銘柄(225種84)と少し増加した。回復に切り返せるか。8月の観察ポイントです。

東証1部銘柄

225銘柄

<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>

8月入りしても、「801」NYダウは上昇基調、高値更新相場はシッカリしています。高値警戒感もなく、下げる雰囲気はしない。強い上昇相場と言えます。引き続き、チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に強い上昇基調を維持しています。トレンド&基調を維持している状態は、上昇基調は崩れません。8月の観察ポイントです。

「803」NASDAQ指数も8月入りも、10日から25日移動平均線を上回る上昇基調・高値更新相場はシッカリしています。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に強い上昇基調を維持しています。トレンド&基調を維持する状態は上昇は続くと見ます。8月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

8月入りから円高にブレています。米国金利が下がったことも低迷条件となりました。110円を挟んだ小幅ボックスだが、少しずつ円高に動いています。75日移動平均線(中心線)を下回ってきた事から円安レンジか、少し円高レンジに動きそうです。円安に戻せるか。

日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド(中心線)と-1Σまで下げた動きから、75日移動平均線(中心線)を上回れなければ円高レンジに移行する。チャートでは、75日移動平均線(中心線・下値支持線)から-1Σ(下値支持線)に変わりました。-1Σを下回ると-2シグマを意識するかもしれません。75日ボリンジャーバンド(中心線)を上回ってくれば、+1Σの円安レンジに戻ります。8月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率

<JASDAQ指数 日足チャート>

8月入りから、「105」JASDAQ指数は、75日移動平均線を下回る下放れで始まりました。25日移動平均線が75日移動平均線を上回る状態を維持しての下げは、上昇基調の押し目形成と見ています。引き続き、25日から75日移動平均線を上回る状態は上昇基調を維持しています。75日移動平均線を下回る下げから、買い場探りになります。8月の観察ポイントです。

<東証マザーズ指数 日足チャート>

8月入りし、「107」マザーズ指数の弱含みは続いています。10日から25日移動平均線(上値抵抗線)を上回れず、安値を更新しています。まずは10日から25日移動平均線を上回ってこなければ、下げ止まり確認はできません。5月安値を下回りそうな雰囲気です。下回ってくると下げ止まり感は出そうです。まずは下げ止まり確認からになります。8月の観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証マザーズ指数 日足チャート

<日経平均 610評価損率・週足チャート>

「610」評価損率(7月末10.03%)と、やっと-10%より悪化してきました。評価損率の数値の悪化は、需給改善に向かう動きと好意的な見方ができます。今週の日経平均は動きましたが、個別株の動きは良くありません。来週発表の数値が悪化しているなら、さらに好意的に見る事が出来ます。

週足チャートでは、5週から13週移動平均線(上値抵抗線)に上値を押さえられた状態で、上値を切り下げています。過去を見ても、評価損率の数値高いところで13週移動平均線を下回ったところから相場は崩れ、また5週から13週移動平均線を上回ったところから上昇相場は始まっています。目先は、5週から13週移動平均線を上回る上昇転換待ちと言えます。8月の観察ポイントです。

日経平均 610評価損率・週足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

月足チャートでは、5陰連の後、8月は陽線で始まっています。また12ヶ月移動平均線(2万7000円)をキープしています。強い下値支持線と言えます。12ヶ月移動平均線を下回らなければ、切り返す動きと見る事が出来ます。オリンピックの後、切り返してくる事を期待しています。

7月2週に週間で-500円以上(-843円)下落し、下降転換しました。週間で-500円以上の下落は下降転換と見ます。今週は週間で+500円以上の値上がりしてきました。下げ止まりから上昇転換の可能性が出てきました。来週も上昇は続くか。8月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

8月相場入りしました。日足チャートでは、200日移動平均線を下回った状態のままです。まずは10日移動平均線を上回り、200日移動平均線を上回ってこなければ、下げ止まり確認はできません。短期的には、10日移動平均線を上回る確認待ちです。来週以降、200日移動平均線を上回ってこれるか、株価の動きに注目です。

チャート的には、もう少しで、25日移動平均線と200日移動平均線はDクロスしそうです。時期的には、このあたりが下げ止まり時期と見ています。10日移動平均線を上回ってくれば、下げ止まりと確認できます。次は25日から200日移動平均線を上回れば、反発と見ます。オリンピックのあと、切り返してくるか。8月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

コロナ感染者は爆発的に感染拡大続く。オリンピック終わればコロナも終息に向かうか。NYダウは強い上昇局面続く。世界はどう動く。

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