8月22日は横浜市長選投票日でした。パチンコ対カジノの代理選挙と言えました。複数の知事経験者を用意し、与党票、浮動票を分散させ、与党カジノ候補に絞らせなかった。パチンコ候補が勝利しました。勝ったのはパチンコ候補でなく、あれだけの面々を用意したパチンコの金力と言えるでしょう。強い人が居なければ、票を分散させ勝利に導いていく戦法だ。他のカジノ候補地も、似たような代理選挙が火花を散らしそうです。今週の相場はパチンコが勝って、上昇に切り返して始まりました。パチンコ金力は与党にも影響力があり、現政権への影響はないと考えます。
株も選挙も似ているところがあります。誰に投票するかではなく、誰が勝つかを見極めなければならない。有名企業の株より、上がる株を探し買わなければ、株は勝てない。今週の日経平均は、前週のトヨタショック(週間-964円安)を1週間で切り返し、再上昇転換に戻した強い動きでした。1週で切り返したのは、やはり2万7000円は日銀の買い支えが意識しました。パチンコの金力も働いたか。
パラリンピックが始まり、コロナ拡大は衰えていません。コロナ拡大はワクチンをはじめとする政府資金の拠出があり、他の政策にも使われます。政策は資金がセットとなっており、コロナ拡大は株式市場にとってプラスに働きます。9月以降の需給改善から、効果は出てくると見ています。
金曜日は、アフガン自爆テロで米国兵が亡くなったとのニュースで、相場は売られました。売られたが、下げ渋り、大きく下げなかった事は強いと言えます。ニュースを見れば、連日コロナ感染拡大、緊急事態宣言地域の拡大、アフガンがトップニュースで挙げられます。9月相場では落ち着くのか。
アフガン自爆ニュースでも、週間で+500円以上値上がりを維持しました。25日移動平均線を下回ってしまったが、10日移動平均線は維持したので、目先は下げ止まりと見る事が出来ます。ただ当面、上値抵抗線は75日移動平均線(2万8300円)です。来週以降、25日移動平均線と75日移動平均線の2線間で底固めに向かうと見ています。何れ75日移動平均線を上回ってくれば、上昇基調に戻したと見る事ができますが、しばらくコロナとアフガンの状況を見てからになりそうです。
来週から9月相場入りします。3月高値期日を迎え、やっと信用買い残がほぐれ、需給改善が進みます。それに2万7000円で底固めが進めば、秋以降、上昇相場に戻す期待が高まります。週間で+500円以上値上がりしたこと、目先は25日移動平均線を上回ることの確認。次は75日移動平均線を上回れば、上昇相場に戻したと判断できます。9月相場入りすることもあり、このあたりから買い銘柄探しを始めておくのが良いと考えます。
現在は、好業績株、鉄鋼株、海運株が上昇基調を維持しています。今までの上昇局面では、ソフトバンク、ファーストリテイリングが牽引していました。日経平均が上昇に転ずるときは、上昇、下降の指標銘柄として動きを参考にしてきました。現在、まだ25日移動平均線を下回る下降基調です。中国の政策転換でダメージを受け、下降基調から抜け出せていません。この相場局面でも、過去と同様に立ち上がってくるのか見ているところです。また他の銘柄に牽引役が変わるのかも見ているところです。
どの様な相場局面でも、銘柄選びは、この下降局面を見て分かるように、下げない上昇基調銘柄から選ぶか、売られ過ぎた銘柄の底入れを狙うか。大きく分けて、この2種類が分かりやすい銘柄選びです。上昇基調の銘柄は増収増益銘柄が多く、底入れ銘柄は、日経平均の上昇に連動して動く株です。
8月4週の東証1部銘柄(2203銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数に下げ止まりが見られる。2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月末1470銘柄(225種206)→3月末1760銘柄(225種207)→4月末1352銘柄(225種171)→5月末1094銘柄(225種156)→6月末1224銘柄(225種159)→7月末941銘柄(225種69)→8月(5)864銘柄(225種86)→8月(12)1037銘柄(225種118)→8月(19)742銘柄(225種73)→8月(26)972銘柄(225種83)と回復した。下げ止まり確認か。9月に向けた観察ポイントです。
8月4週の「107」マザーズ市場(379銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数に下げ止まりが見られる。2021年1月末120銘柄→2月末153銘柄→3月末185銘柄→4月末108銘柄→5月末114銘柄→6月末109銘柄→7月末81銘柄→8月(6)57銘柄→8月(13)80銘柄→8月(20)63銘柄→8月(27)95銘柄と下げ止まりが見られる。底入れは近いか。9月に向けた観察ポイントです。
8月4週の「105」JASDAQ市場(697銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加に転じ切り返すか。2021年1月末424銘柄→2月末452銘柄→3月末467銘柄→4月末307銘柄→5月末305銘柄→6月末311銘柄→7月末254銘柄→8月(6)222銘柄→8月(13)264銘柄→8月(20)175銘柄→8月(27)204銘柄と増加に戻し切り返すか。ボトム確認待ち。9月に向けた観察ポイントです。
8月4週の東証2部銘柄(471銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加し切り返すか。2021年1月末298銘柄→2月末334銘柄→3月末342銘柄→4月末249銘柄→5月末202銘柄→6月末227銘柄→7月末201銘柄→8月(6)191銘柄→8月(13)203銘柄→8月(20)134銘柄→8月(27)160銘柄と増加し切り返せるか。ボトム確認待ちか。9月に向けた観察ポイントです。
8月4週の東証1部銘柄(2203銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も増加に戻した。2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月末1342銘柄(225種194)→3月末1562銘柄(225種184)→4月末799銘柄(225種105)→5月末717銘柄(225種110)→6月末923銘柄(225種127)→7月末829銘柄(225種52)→8月(6)881銘柄(225種84)→8月(13)1057銘柄(225種111)→8月(20)652銘柄(225種49)→8月(27)986銘柄(225種71)と増加し切り返せるか。底入れ確認待ち。9月に向けた観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、再度3万5000ドルに戻してきました。アフガン撤退ニュースは押し目の買い場となりました。年末のダウは幾らになるかが材料視されています。高値を更新するのはいつか。引き続き、チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に、強い上昇基調を維持しています。トレンド&基調を維持している状態は、上昇基調・高値更新相場は続きます。9月に向けた観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数は1万5000ポイントに乗せてきました。ダウと同じく、年末は幾らになるかが材料視されています。25日移動平均線が75日移動平均線を大きくカイリする強い状態です。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に強い上昇基調・高値更新相場を維持しています。トレンド&基調を維持する状態は、上昇基調・高値更新相場は続きます。9月に向けた観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
前週のドル円はアフガンで円安・円高にブレたが、今週は75日ボリンジャーバンド(中心線)を上回る円安を維持している。円安に戻しても、中心線を基準に-+1Σのボックスの動きは続いています。75日ボリンジャーバンド(中心線)を上回る状態は円安基調を維持していると見る事ができます。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド(中心線)を中心に+-1Σの範囲で推移は続きそうです。為替的には110円を挟んで安定していると言えます。来週も75日ボリンジャーバンド(中心線)から+-1Σ間での小幅ボックスで推移しそうです。秋は為替の季節と言われています。秋以降、どう動き出すか。9月に向けた観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
前週はコロナ拡大&アフガン、トヨタショックで売られた200日移動平均線が押し目となりました。今週の「105」JASDAQ指数の切り返しは強く、一気に75日移動平均線まで回復しました。このまま75日移動平均線を上回る状態に戻せば、上昇基調に戻したと言えます。引き続き、75日移動平均線を回復する動きは強いと言えます。9月に向けた観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」マザーズ指数は、前週の2点底形成から立ち上がっています。25日移動平均線を上回ってきたので、ボトム形成から立ち上がりと言えます。10日から25日移動平均線を上回る状態を維持できれば、切り返す動きは続きます。10日から25日移動平均線を維持できるか確認です。9月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
今週発表の「610」評価損率(8/20・-12.88%)と悪化してきました。-10%から-15%の範囲で悪化が続いています。数値の悪化は、多くの方が損失を抱え、余儀なくロスカットするため、需給改善に向かう動きと見る事が出来ます。今後の評価損率の数値の悪化は、需給改善を促します。
週足チャートは、週間で+500円以上値上がりしました。アフガン自爆テロでも、前週の下落を1週で切り返した事から強い動きと言えます。週間で+500円以上値上がりし、下げ止まりのシグナルと見る事ができます。まだ13週移動平均線(上値抵抗線)を上回れていませんので、当面の戻り目途と見る事が出来ます。下げ止まりから13週移動平均線(上値抵抗線)に向けた戻りは続きそうです。9月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
月足チャートでは、前週の下落で、6連続陰線となってしまいましたが、今週の上昇で陽線に戻すことができました。陽線で12ヶ月移動平均線(2万7000円)で切り返す動きから、強い動きと言えます。12ヶ月移動平均線を下回らなければ、9月以降も切り返す動きは続くと見ています。次は6ヶ月移動平均線(上値抵抗線・28400円)を上回る上昇相場に戻せるかどうかが、当面の観察です。
今週は週間で+500円以上(+628円)値上がりし、前週の下降転換の下げ幅を切り返しました。12ヶ月移動平均線を下回らなかった事は、強い動きと言えます。このままプラスなら陽線の切り返しとなります。引き続き、9月も強い状態を維持できるか確認です。9月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
前週は、コロナ、アフガン、トヨタで売られました。今週はパチンコ勝利で切り返しました。日足チャートでは、株価は10日から25日移動平均線を上回る下げ止まりの動きに戻してきました。このまま来週は25日移動平均線を上回って維持できれば、反発に転ずると見る事ができます。
チャート的に、10日移動平均線を上回ってきたので、次は25日移動平均線、また次75日移動平均線(上値抵抗線28300円)を意識した戻り相場になります。10日から25日移動平均線を上回る状態から、75日移動平均線に向けた上昇の動きで8月を終えられるか。9月に向けた観察ポイントです。
コロナ感染拡大とトヨタショックは1週で終わった。NYダウにアフガンの影響は無し。世界はどう動く。
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