アフガン、トヨタショックもあったが、やはりオリンピックが終わって株価は上昇してきました。今週は自民党総裁選の日程が発表されました。9月17日に告示、29日が投票日となりました。日程が決まり、株価は上昇して始まりました。週末に、菅総理が次の総裁選に立候補しない旨を発表しました。支持が得られなかったようです。この発表で株価が大幅高した事は予想外でした。総裁選の日程を発表から、株が続伸して始まった事は想定内だったが。。これで秋以降の株の底入れ上昇相場が決まったと見ています。
今の菅内閣の支持率は下がっています。政権を続けるには、支持率を上げなければいけません。支持率を上げるには、まず株を上げ、支持を取り付けなければならないが、内輪の支持が得られず断念したようです。次の内閣も、株を上げられない内閣なら支持率は急落するでしょう。歴代首相を見ても、長期政権ほど株価対策がなされてきました。小泉政権では経済改革と称して、7300円から18600円までV字回復させました。第一次・安倍内閣はリーマンショックと重なり短命で終わりました。
第二次・安倍内閣はアベノミクスを提唱し、8000円から2万5000円まで株価を上げたから長期政権が可能だった。株価対策、経済対策を考えなかった民主党政権下では、株価は8000円前後で推移し、短命で最悪の政権交代で終わりました。こういう政権交代時代には二度と戻ってほしくありません(経済政策を持たない政党に投票する人の気持ちが分かりません)。この様な経験は、安倍内閣→菅内閣→次の内閣にも受け継がれると見ています。株を上げられなければ短命内閣で終わるし、政策を実行できないからです。
今週の株価上昇は、自民党総裁選を発表から、その後の政策を先取りしたものでした。株価対策が実行されることを先取りして動いていました。次の内閣も次の任期までに政策を実行するには、しっかり株価対策、経済対策、コロナ対策をすることがセットになります。これが出来ないと短命内閣の心配があります。この3つの対策を打ち出して人気をアップし、長期政権を可能にしてもらいたい。
この様な事を踏まえ、17日の告示日から総裁選まで底値ゾーン。新総裁が決まり、組閣人事が決まる10月から相場は上昇を強めると見ています。10月・11月には中間決算発表もあり、今年2月に付けた3万700円は、10月以降から年明けに向け、上回ってくると見ています。今のうちから値上がりする株を探し、仕込みを考えておくのが得策と考えます。
8月は米軍のアフガン撤退ニュースで不安視されましたが、すぐに株価は反発しました。米軍の武器をそのままタリバンが使っているニュースを見ても、米軍が使い方を教えて味方にしたのではないか。敵ならば兵器は破壊して使えないようにするだろうから、この様な取引があったものと推察される。株価の上昇からも推測できます。
この様な点も加わり、日経平均は、チャート的に上値抵抗線と見ていた75日移動平均線を難なく上放れ、上昇に戻しました。この様に一発で上放れる動きは、強い動きと観察できます。アフガンの事を不安視していないと言う理由にもなります。20年間にアフガンに100兆円も爆弾を費やしましたが、次の20年の100兆円分はどこに費やすのか。近未来のテーマと言えます。
前週は週間で+500円値上がりし、上昇転換しました。今週も週間で+500円(+1487円)以上値上がりし、続伸しています。2週続けて+500円以上の値上がりを見ても、相場は底入れから上昇転換した事がわかります。2月高値を付けてから半年が経って、需給整理が進んだことも上値を軽くしました。さらに菅総理が軽くしました。これから秋相場に向けて、上げ幅を伸ばしてくると見ています。
相場は半導体から始まり、半導体からピークを付けます。ソニーは2月高値を付けた後、再度75日移動平均線を上回り、上昇転換してきました。アドバンテスト、東京エレクは4月高値を付けた後、再度75日移動平均線を上回ってきました。半導体関連株が再スタートした事がわかります。これを見ても、相場の再上昇が始まった事がわかるでしょう。
テクニカル的には、増収増益で下げない株を狙うか、大きく売られた底値からの立ち上がりを狙うか。大きく分けて、順張りの下げない株は、逆張りで大きく下げた株から探すか。この2つになります。株価の上昇局面では、どちらも有効な銘柄探しです。
9月1週の東証1部銘柄(2204銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は半数を上回り、再上昇転換で始まる。2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月末1470銘柄(225種206)→3月末1760銘柄(225種207)→4月末1352銘柄(225種171)→5月末1094銘柄(225種156)→6月末1224銘柄(225種159)→7月末941銘柄(225種69)→8月末1072銘柄(225種92)→9月(2)1252銘柄(225種118)と上昇転換した。さらに上昇は強まるか。9月の観察ポイントです。
9月1週の「107」マザーズ市場(382銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数に下げ止まりの動き。2021年1月末120銘柄→2月末153銘柄→3月末185銘柄→4月末108銘柄→5月末114銘柄→6月末109銘柄→7月末81銘柄→8月末125銘柄→9月(3)114銘柄と下げ止まりの動き。底入れから上昇に向かうか。9月の観察ポイントです。
9月1週の「105」JASDAQ市場(695銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加に転じ、上昇に切り返した。2021年1月末424銘柄→2月末452銘柄→3月末467銘柄→4月末307銘柄→5月末305銘柄→6月末311銘柄→7月末254銘柄→8月末272銘柄→9月(3)274銘柄と半数に迫り高値更新相場に戻す。さらに上昇を強めるか。9月の観察ポイントです。
9月1週の東証2部銘柄(470銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加し切り返す。2021年1月末298銘柄→2月末334銘柄→3月末342銘柄→4月末249銘柄→5月末202銘柄→6月末227銘柄→7月末201銘柄→8月末190銘柄→9月(3)185銘柄と切り返す動き続く。再上昇に戻す動き。9月の観察ポイントです。
9月1週の東証1部銘柄(2204銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も大幅に増加した。2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月末1342銘柄(225種194)→3月末1562銘柄(225種184)→4月末799銘柄(225種105)→5月末717銘柄(225種110)→6月末923銘柄(225種127)→7月末829銘柄(225種52)→8月末1143銘柄(225種91)→9月(3)1380銘柄(225種137)と大幅に回復し上昇相場に戻したことかわかる。再上昇を強めるか。9月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは3万5000ドルを維持し、どんなニュースも悪材料になっていません。年末のダウは幾らになるか強気予想されています。引き続き、チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に強い上昇基調を維持しています。トレンド&基調を維持している状態は、上昇基調・高値更新相場は続きます。9月の観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数は、1万5000ポイントに乗せてからも上放れが続いています。ダウと同じく、年末は幾らか強気予想されています。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に強い上昇基調・高値更新相場を維持しています。トレンド&基調を維持する状態は、上昇基調・高値更新相場は続きます。9月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
ドル円相場は止まっています。今週も75日ボリンジャーバンド(中心線)を上回る状態で動いていません。円安は維持するものの、中心線を基準に小幅ボックスで推移しています。75日ボリンジャーバンド(中心線)を上回る円安基調の維持は続きそうです。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド(中心線)を中心に、+-1Σの範囲で推移は続きそうですが、為替的にはいつ頃から動き出すのか、しばらく小幅での推移が続くのか。秋は為替のシーズンと言われています。急に動き出すこともあり得ます。75日ボリンジャーバンド(中心線)から+-1Σ間での小幅ボックスで推移は、上下どちらかに放れた方に動き出します。9月の観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
今週の「105」JASDAQ指数の切り返しから、高値更新相場に戻してきました。一気に75日移動平均線を上回った動きを見ても、強い動きと言えます。引き続き、25日から75日移動平均線を上回る動きは、高値更新相場は続くと言えます。9月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週の「107」マザーズ指数は、2点底形成から立ち上がり、75日移動平均線まで戻してきました。引き続き25日移動平均線を上回る状態を維持できれば、75日移動平均線を上回る底入れから立ち上がりに向け、上昇は続くと見る動きです。9月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
週間で+500円以上値上がりした事から、今週発表の「610」評価損率(8/27・-10.78%)は改善しました。今週は週間で約+1500円値上がりした事から、来週発表の数値は改善していると見られます。評価損率は、-10%から-15%の範囲のボトムゾーンで切り返しています。数値を見ている事で買い場がつかめる事がわかります。数値の悪化は需給の改善を意味し、相場が回復してきた事を表しています。来週の評価損率の数値は、改善に向けて推移しそうです。
週足チャートは、今週は週間で約+1500円値上がりし、続伸しました。大陽線で13週移動平均線(上値抵抗線)を上回った事から、強い上昇転換をした事が分かります。来週以降、13週移動平均線(下値支持線)を下回らなければ、上昇相場は続くと見る状態です。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
9月相場は暴騰のスタートとなりました。月足チャートでは、3月から5ヶ月連続の陰線から、8月は12ヶ月移動平均線で下げ止まり、陽線で切り返して引けました。下げ止まりのシグナルと見る事が出来ました。9月も陽線で始まり、上値抵抗線と見ていた6ヶ月移動平均線を上回る上昇転換で始まりました。6ヶ月移動平均線を上回った事から、10月以降も上昇は強まる見通しが考えられます。
2月高値以降、半年以上続いた調整局面は、8月に陽線で引けて終わり、9月も陽線で6ヶ月移動平均線を上回った事で、再上昇に転じて始まったと判断できます。ようやく買い場から上昇基調に向かうと判断できます。引き続き、9月も6ヶ月移動平均線を維持なら、上昇は強まると見ています。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週の日足チャートでは、株価は10日から25日移動平均線を上回り、下げ止まり→反発に転じ、始まりました。一気に75日から200日移動平均線を上回り、再上昇転換となりました。戻すときは早い動きと感じられました。来週以降、75日移動平均線を上回る状態を維持できかる観察です。目先は大幅高から押し目待ちになりそうです。
チャート的には、75日から200日移動平均線を上回ってきたので、次は6月高値29480円→次は4月高値30208円→次は2月高値30714円の順に、上回るのはいつごろになるか。来週以降の観察ポイントになります。引き続き、25日から75日移動平均線を上回る状態は、上昇相場は続くと判断できます。目先は急騰から押し目待ちになります。9月の観察ポイントです。
コロナ感染拡大で良い対策は打ち出せるか。自民総裁選の勝者は誰か。NYダウの高値更新はいつまで続く。世界はどう動く。
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