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底打ち反転だが、待ち構える節目
ウクライナ情勢の行方は不透明なままだが、11日のメジャーSQ、15日の確定申告最終日、16日のFOMCなどを経て株式市場は底打ち反転に動き出した。日経平均は18日に174円高26827円と5日続伸、25日線(26282円)を突破した。
チャート的には、1月高値から二段下げとなり、1月高値から9週、11月高値から17週、9月高値から26週(高値期日3/14)を経過し、3/9につけた24681円が重要変化日の安値になった。
日経平均日足
日足、週足ともRCIの底値信号と合致、そして年初の高値から引く上値抵抗線も突破した。ポイントの3月中旬に底打ちしてアノマリー通り「3月彼岸底」が意識された。セーリングクライマックスを回避して好転信号を見せたことでひと安心といったところだろう。
とはいえ、ウクライナ情勢やインフレと金利上昇などを踏まえると、株式市場がこのまま本格的に上昇基調を辿るかは疑問でもある。18日現在、日経平均は5日続伸だが、ショートカバー(買い戻し)が戻りをけん引していること否定できず、そろそろ調整挟むことは覚悟しておきたい。
当面の上値メドとして75日線(27494円)や一目均衡表の雲(22日27463~27716円)、2/10の戻り高値27880円などが意識される。
日経平均日足一目
NYダウなど米国株の状況もよく似ていて、NYダウは18日現在(34754+274ドル)5日続伸だが、デッドクロスする75日線と200日線、13週線と52週線のある34800ドル台に迫る。
NYダウ日足
日本株は新年度となる4月も堅調に推移することが想定されるが、3/28で配当取りを終え、日経平均は28000~30000円が厚い節目だ。27000円台からは高値圏で一進一退の展開になることを一つ想定しておきたい。
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