前週、安倍元首相が銃撃で殺害されました。安倍元首相にご冥福申し上げます。漫画のゴルゴ13は高性能カスタム銃で集中して撃ちぬくが、犯人は動きながら粗末な自作銃で動く人間を撃ちぬいた。ビギナーゴルファーのホールインワンより難しい事をやってのけた。あんな粗末な銃で命中できるものなのか?
日経平均は7月中旬に向け、75日移動平均線まで戻り相場を形成した様に見えます。参院選挙に向け戻り相場を形成しましたが、与党圧勝が見込まれたため、株価対策をそれ程する必要が無くなったので弱い戻りで終わりました。与党大勝から、秋以降の政権運営は株価対策より派閥対策(政局)が優先されると考えます。
夏以降、3月から6月の戻り高値の信用期日売りの調整が控えている事から、売られやすくなっていくと考えます。75日から200日移動平均線を上回れない状況では、8月から10月に向け、需給整理が始まれば、値幅整理の下落局面へ向かう可能性が出てきます。値幅整理後、V字回復を期待したい。
日経平均が上昇する相場は、主力株相場になります。主力株相場は半導体関連株が先導株となり、上昇基調を強めます。半導体が牽引する相場は、主力株が順を追って上昇基調に転じてきます。現在はこの様な状況になく、逆に半導体関連株は下落を強めています。秋以降も相場が売られ、底入れから送れる事を意味します。
8月以降も、半導体関連株が75日移動平均線を下回る状態が続くなら、調整相場が続きます。個別株では、小型株相場、材料株相場となり、主力株が売られるか、上がらない状況で一部の小型株だけ値上がりします。それまで、この様な小型株を狙うか、主力株相場が立ち上がるまで待つか。投資スタンスはどちらを取るか。8月から10月に向けたスタンスと見ています。
相場は半導体で始まり、チャートは75日移動平均線を上回って始まる。半導体関連株が75日移動平均線を下回る状態は、下降基調が続く事を意味します。今後は半導体関連株が75日移動平均線を上回ってこなければ、相場は立ち上がってきません。引き続き、半導体関連株の観察が相場の判断ポイントです。
小型株相場、材料株相場での狙い方は、全体が下げた時に下げない株、上昇基調を維持している株など、下げない株、強い株から絞り込むことが良いと考えます。主力株相場が来るまで、小型株、材料株から上昇基調、立ち上がりの株を絞り込んで見て下さい。
7月3週の東証プライム(1839銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は前週より少し増加した。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月(7)836銘柄(225種100)→7月(14)896銘柄(225種105)と少し増加している。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
7月3週の東証スタンダード(1458銘柄)は横ばいです。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月(1)601銘柄→7月(8)623銘柄→7月(15)637銘柄と横ばいで推移した。増加に戻せるか。7月の観察ポイントです。
7月3週のグロース市場(477銘柄)は少し増加した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月(1)134銘柄→7月(8)164銘柄→7月(15)171銘柄と少し増加した。増加は続くか。7の観察ポイントです。
7月3週の東証プライム(1839銘柄)も増加した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月(1)775銘柄(225種97)→7月(8)926銘柄(225種98)→7月(15)993銘柄(225種102)と少し増加した。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
7月の「801」NYダウは、25日移動平均線を上回れない弱い動きが続いています。2月以降、大きく売られた時、リバウンド幅も大きかったが、6月の下落後のリバウンドは弱くなっています。25日移動平均線まで戻しましたが、またすぐ売られています。リバウンド力が弱い中で25日移動平均線を上回ってこれる。6月安値を下回ると下げ幅は大きくなる。7月の観察ポイントです。
7月の「803」NASDAQ指数も、2月以降、大幅下落後のリバウンドは大きかったが、6月の下落後のリバウンドは小幅な戻りで終わりました。25日移動平均線まで戻しましたが、上回れない弱い動きが続いています。25日移動平均線を上回れるか。6月安値を下回ると安値更新相場に向かう心配あり。7月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
3月以降、ドル円相場は強い円安相場を維持しています。7月も25日移動平均線を上回り、+1Σを上回る円安基調が続いています。140円に迫る強い円安局面です。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は、引き続き、強い円安基調が維持されます。+2Σを上回ると140円以上の強い円安局面に向かいます。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド幅の拡大傾向を維持しながら、75日ボリンジャーバンド+1Σから+2Σの範囲で推移する円安状態を維持している状態は、強い円安トレンドです。+1Σを下回り、25日移動平均線も下回ると円高に転じます。145円を目指す勢い続く。7月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
7月の「125」東証スタンダード単純総合指数は、75日移動平均線に沿って下値を切り上げています。まだ200日移動平均線を上回れず、上下どちらに放れるか待ちの状態です。75日移動平均線を下回らなければ、200日移動平均線を上回る可能性があります。200日移動平均線を上回れないと戻り売りになります。7月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
今週発表の評価損率は、-12.16%(7/8)です。評価損率の数値は-10%以下の悪化状態が続いています。今年に入ってから評価損率の悪化状態が続いています。3月から4月に付けた戻り高値の信用期日を9月から10月に迎えます。株価が戻らなければ、評価損が改善しないため徐々に処分売りが出てきます。上値が切り下がってくると処分売りは出やすくなります。
評価損率の数値の動きを見る事で→-15.66%(3/11)→-11.94%(4/1)→-12.88%(4月末)→-13.19%(5/13)→-12.40%(5/27)→-10.56(6/10)→-13.20(6/17)→-12.23(6/24)→-13.13(7/1)→-12.16(7/8)と。3月以降-10%以上の悪化が続き、改善は出来ていません。株価の上値は重くなっており、数値の悪化が続くように見えます。8月に向けどう動くか。週間で+500円以上値上りは上昇転換、週間で-500円以上の下げ幅は下降転換です。7月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
7月は陽線をキープしていますが、24ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を下回る弱い状況から抜け出せていません。24ヶ月移動平均線を下回る状況は、下降ボックスで売られやすい状況で、6ヶ月から24ヶ月移動平均線を下回る状態は、先々崩れる心配があります。
月足チャートでは、7月は24ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回るまで戻せていません。再度24ヶ月移動平均線を上回れなければ、上昇基調に戻していません。24ヶ月移動平均線(27500円)を上回れるか。上回れなければ、上値の売り圧力から先々60ヶ月移動平均線(23800円))まで売られる心配が残ります。上下どちらに動くか。7月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
参院選は与党圧勝で終わりました。与党圧勝が見込まれる状況では、株価対策をそれ程意識する必要が弱まりました。日足チャートでは、75日移動平均線(26900円)を上回る勢いは無い、戻りでした。選挙中も弱い戻り局面であり、選挙後も戻りは弱く、75日移動平均線を上回れない状況です。与党圧勝では株価対策より、政局対策が優先されるでしょう。
チャート的には、200日移動平均線の下向き度は強まり、75日移動平均線(上値抵抗線)を下回る水準で小幅な動きが続いています。まずは25日から75日移動平均線を上回れなければ、下げ止まり確認はできません。75日移動平均線を上回ると下げ止まりから相場は立ち上がります。6月安値を下回ると3月安値まで下値メドは下がります。7月の観察ポイントです。
安倍元首相亡き後・権力争い強まるか。露・ウクライナ戦争は激しくなるか。エネルギー価格どうなる。インフレどうなる。原発稼働はいつか。世界はどう動く。
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