コロナ第7波の感染が、もの凄いスピードが拡大しています。年内の終息はあるのか。1波から6波まで色んな対策を講じてきましたが、いまのところ7波には対策は打ち出していない。また外国人の入国枠などが狭まればインバウンドに影響が出る。コロナ対策と景気対策・株価対策の両立は可能か。
今週はコロナが広がる中で、2万7900円まで切り返しました。目立った株価対策はなかったが、外国人投資家の買いが入りました。値がさ株の大幅高に加え、幅広く買われた事が日経平均を押し上げました。3月、6月に続き、3度目となる200日移動平均線を上回る切り返しとなりました。この水準から、上値が重い状態が続いてきました。この水準以上に戻せないと上昇基調には戻せない。過去2度ここから急落しましたが、維持できるかどうか。まだ個別株物色相場は続くと見る動きです。
今週の上昇で値上がりした銘柄をチェックしてみると小型株の上昇が目立ちました。まだ小型株相場の立ち上がりであり、主力株相場には至っていません。主力株相場が立ち上がる前に半導体関連株が動き出します。まだ半導体関連株は、75日移動平均線を下回って推移しています。上回ってこなければ主力株相場は立ち上がらないでしょう。
8月から9月中くらいまで小型株相場が活躍するとみています。小型株相場のある程度の活躍が終わった後、主力株相場にチェンジしてくると見ています。しばらく小型株、材料株狙いの目線で銘柄を絞り込む相場の流れです。小型株相場は日経平均が弱い中でも活躍します。小型株は、短期間に値幅が大きく動くのも特徴です。
日経平均が値上がりし、下げなければ上値のシコリは解れていくが、戻り売られるとシコリができる。9月後半に3月から4月の戻り高値の信用期日がきます。信用期日が近づけば戻り売りられます。8月以降、上値のシコリは解れるか、戻り売られたら重くなると見て下さい。
引き続き、小型株相場、材料株相場相場は、全体が下げた時に下げない株、上昇基調を維持している株など、強い株から絞り込むことが良いと考えます。
7月4週の東証プライム(1839銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加は続いている。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月(7)836銘柄(225種100)→7月(14)896銘柄(225種105)→7月(21)1147銘柄(225種140)と増加は続いている。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
7月4週の東証スタンダード(1458銘柄)も増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月(1)601銘柄→7月(8)623銘柄→7月(15)637銘柄→7月(22)766銘柄と増加に転じた。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
7月4週のグロース市場(477銘柄)も増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月(1)134銘柄→7月(8)164銘柄→7月(15)171銘柄→7月(22)253銘柄と増加は続いている。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
7月4週の東証プライム(1839銘柄)も増加した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月(1)775銘柄(225種97)→7月(8)926銘柄(225種98)→7月(15)993銘柄(225種102)→7月(22)1352銘柄(225種157)と増加した。増加は続くか。7月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
今週の「801」NYダウは週間で+700ドル以上の上げ幅となりました。短期的には25日移動平均線を上回ってきたので、下げ止まりと見る動きです。次は75日移動平均線が上値抵抗線です。75日移動平均線を上回れば底入れしてきます。まずは25日移動平均線を維持できるかどうか。維持できれば75日移動平均線を目指す展開です。8月に向けた観察ポイントです。
今週の「803」NASDAQ指数も大幅リバウンドとなり、75日移動平均線まで戻す上げ幅となりました。25日移動平均線を上回ったので、下げ止まりからリバウンド局面です。25日移動平均線を維持すれば、75日移動平均線を上回る展開です。8月に向けた観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
7月のドル円相場は強い円安相場を維持しています。このまま8月も25日移動平均線を上回り、+1Σを上回る円安基調を維持するか。140円台は目前となっています。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は、強い円安基調が続きます。+2Σを上回ると140円以上の強い円安局面に向かいます。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド幅の拡大傾向を維持しながら、75日ボリンジャーバンド+1Σから+2Σの範囲で推移する円安状態を維持している強い円安トレンドです。+1Σを下回り、25日移動平均線も下回ると円高に転ずる。このまま進めば145円を目指す勢いは続くでしょう。7月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週の「125」東証スタンダード単純総合指数は、75日移動平均線を下値支持線に200日移動平均線を上回ってきました。小型株から動き出した事が分かります。引き続き25日移動平均線に沿って、200日移動平均線を上回る状態を維持できれば、小型株の上放れが増加していると見る事が出来ます。8月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
今週発表の評価損率は-12.36%(7/15)です。評価損率の数値は-10%以下の悪化状態が続いています。今年に入ってから、評価損率は-10%以下の悪化状態が続いています。3月から4月に付けた戻り高値の信用期日を9月から10月に迎えます。株価は13週移動平均線を上回ってきたので、評価損率は改善してきます。もう少し値上がりすると処分売りは出やすくなります。
評価損率の数値の動きを見る事で→-15.66%(3/11)→-11.94%(4/1)→-12.88%(4月末)→-13.19%(5/13)→-12.40%(5/27)→-10.56(6/10)→-13.20(6/17)→-12.23(6/24)→-13.13(7/1)→-12.16(7/8)→-12.36(7/15)と、3月以降-10%以上の悪化が続いています。株価が戻したことで、来週発表の数値は改善します。改善は戻り売りが近づく事を意味します。週間で+500円以上値上りは上昇転換、週間で-500円以上の下げ幅は下降転換です。8月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
今週は月間上げ幅+1500円以上から24ヶ月移動平均線を上回り、12ヶ月移動平均線まで戻してきました。月末に向け、さらに上回れるかどうかは上値が重いので観察が必要です。8月も24ヶ月移動平均線を上回る状態を維持できれば、上昇に向け上値が軽くなってきた事を意味しますが、3月、6月はここから売られました。6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回り維持できれば、上昇基調に戻すが、ここからが難しいと感じられます。
月足チャートでは、今週は24ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回ってきた事で、7月末に向け維持できるかどうかが観察ポイントになりました。再度12ヶ月移動平均線を上回ってくれば、上昇基調に戻します。まずは6ヶ月移動平均線を上回る状態を維持できるか。8月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週の日足チャートでは、3月、6月に続き、3度目の200日移動平均線(27600円)まで戻してきました。過去2度はここから急落しました。7月も200日移動平均線まで戻し、3度目は上回れるかどうか。7月も売られたら、過去2度と同じパターンになるでしょう。75日から200日移動平均線を維持できるかどうかが、観察ポイントになります。
チャート的には、過去2度に続き、200日移動平均線まで戻しました。75日移動平均線(下値支持線)を上回る状態を維持できれば、底固めに向かうでしょう。また75日移動平均線を維持できれば、200日移動平均線を上回る期待が出てきます。8月に向けた観察ポイントです。
NYダウは下げ止まったか。露・ウクライナ戦争の長期化でエネルギー価格どうなる。コロナ再拡大いつ終息するか。日本の原発稼働は織り込んだか。世界はどう動く。
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