★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のブログ
FOMC後の各マーケット
先週の日経平均は22日まで7日続伸、上値を27952円に伸ばし、日足の200日線、週足の52週線を一気に突破した。日足ボリンジャーバンドが上下幅を縮小させていたので、大きく振れる可能性はあったが、これほど上方に大きく振れるとは正直意外だった。
日欧米で金融当局の会合を控えて様子見が想定されていたが、そのタイミングで米国が住宅減速を背景に景気鈍化観測が台頭してNYダウが上昇、為替が139円台の円安に振れこともあり日経平均は買い戻しを交えて上昇を強めた。
チャート的に、次は3月と6月につけた28300円台の節目のトライとなる。そこは26000~28300円のチャネル上限であり、それを抜くなら次のチャネル28300~30000円ゾーンに移行する。
日経平均日足
ただ、サイコロジカルが3/30以来となる10勝2敗、騰落レシオは132%(7/21)、RCIは9日83%、13日84%、25日63%と高値圏に集まるなど、短期急騰に伴いテクニカルは過熱を帯びてきた。そろそろ調整を挟む可能性は高く、そうなるなら「8月お盆の安値」が意識されるだろう。
今週は7月27日のFOMCが焦点で、0.75%の利上げが織り込まれている。問題は、その結果ではなく、FOMC後の各マーケットの反応だ。株価の反応は勿論だが、為替、そして原油など商品市場の動向も重要だ。CRB指数は米景気減速懸念を背景に下落してチャートは陰転を暗示、このまま調整深めるなら金融市場全般へ伝播リスクとなる。注意しておく。
CRB指数日足
(PDF版「月刊トレチャ」富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます! 詳細・お申し込みはコチラ )