富田のトレチャ 2022年09月05日

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日米とも下げ継続、9/9メジャーSQ

雇用統計のあった9/2、NYダウは31318-337ドルと朝方の370ドル高から700ドルも下げて終えた。8/26のジャクソンホール以来、NYダウの星取りは1勝5敗で下落率5.9%(-1973ドル)、8/16の戻り高値34281ドルからは半月で9.0%(-3099ドル)と厳しい下落だ。

チャートは75日線や13週線を割り込み、日足、週足とも「調整」を色濃くする。短期急落に伴う反発は挟むだろうが、下値模索の流れに入ったことは認識しておくべきだ。当面の下値メドは週足一目均衡表の遅行線雲下限30887ドルだが、流れとしてはやはり6/17安値29653ドルを視野に入れることを覚悟しておきたい。

NYダウ日足
NYダウ日足

日経平均は8/17高値29222円のところでチャートが多くの高値信号を発した。そして、先週2日は3日続落で27570円安値を付けるなど下落がきつい。日足は27400円前後にある200日線と75日線に迫ったほか、サイコロ3勝9敗となり、高値から1560円幅(5.6%)下落し、短期RCI(9日-80%、13日-93%)が底値に到達しており、そろそろ反発も想定される。

日経平均日足
日経平均日足

しかし、日本株はNY次第、外国人次第。為替が140円台に円安を進め、「ドル建て日経平均」は再び下げ基調を強めている。そして9/9にメジャーSQを迎える。高水準の裁定買い残、先物で買い越す外資系証券がメジャーSQ前後に見切り売りに動くなら「思わぬ下落」につながるリスクもある。

ドル建て日経平均日足
ドル建て日経平均日足

米国のトリプルウィッチは9/16で、FOMCのある9/20まで様子見が必要だ。そして相場は流れに従うものであり、日経平均は6月安値指向を想定しておきたい。

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