今週から10月相場入りしました。9月末週の下げ幅-1200円を切り返しました。9月最終週は祭日取引の売り崩し、配当権利落ちと売り買い交錯しやすい状況が重なりました。2万6000円割れした事で、評価損率は-13%まで悪化しました。短期間で評価損率の数値が-3%も悪化して買われやすい状況と10月の月替わりから、大幅に切り返しました。
今週末の3連休も祭日取引が控えています。この祭日取引が終われば、株式市場は売り崩しの心配がなくなり、買い転換の方向に向かうと見ています。まだ10月中は中間決算発表前と言う事から、銘柄の仕込み時期と言えます。中間決算が出る11月には大幅な上昇に転じてくると見ています。
9月末に向けて、半導体関連株は大幅に下落しました。まだ25日移動平均線を大きく下回っている状況から、需給整理が進んだ事を意味し、大きく切り返してくると見ています。半導体関連株が切り返してくると株式市場は上げ幅を大きくします。中間決算が出揃う頃から、株式市場の切り返し幅は大きくなると見ています。
今年の日銀は、日経平均が2万6000円を下割れすると買い支えてきました。9月の2万6000円割れは買われなかったが、大きく反発しています。市場売買高の7割を外国人投資家が占めています。日銀が買わなければ外国人投資家が買っています。外国人投資家が買出動してくると市場は好転するでしょう。
これから中間決算の発表時期を迎えます。ほぼ来年3月末予想の前倒しと見る事が出来ます。年後半の業績予想が良い企業は、2024年業績予想にも繋がる連想がある。コロナ禍で売られ過ぎたインバウンド銘柄は、まだ業績から見るPERは高いが買われ始めています。先買いされていると言えます。
9月下旬に145円を意識し、財務省は為替介入しました。それ以降、円安にも円高にもならない144~145円での推移が続いています。今後も145円を意識する財務省の目が光っている間は、円安は期待できないが、円高も期待しにくい状況です。動かないときは、忘れたころ、どちらかに動く場面がくるでしょう。
来週は10月SQ週です。3連休が明けて乱高下が落ち着くと底入れの動きと見る事ができます。中間決算発表時期を迎え、好業績株は反発時期に向かいます。大幅売られ過ぎた株、上昇基調の株、底値圏で好業績を発表した株など、上げ余地の大きい銘柄の狙い目は続きます。
10月1週の東証プライム(1837銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は1000銘柄を回復し、上昇転換に戻した。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月末1125銘柄(225種142)→8月末1182銘柄(225種146)→9月(15)1066銘柄(225種138)→9月(21)1086銘柄(225種141)→9月末715銘柄(225種66)→10月(6)1070銘柄(225種118)と1000銘柄以上に回復し上昇転換に戻した。増加は続くか。10月の観察ポイントです。
10月1週の東証スタンダード(1449銘柄)も増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月末859銘柄→8月末859→9月(16)698銘柄→9月(22)630銘柄→9月(末)435銘柄→10月(7)490銘柄と増加に転じた。増加は続くか。10月の観察ポイントです。
10月1週のグロース市場(490銘柄)も増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月末262銘柄→8月末279銘柄→9月(16)226銘柄→9月(22)197銘柄→9月(末)145銘柄→10月(7)173銘柄と増加に転じた。増加は続くか。10月の観察ポイントです。
10月1週の東証プライム(1837銘柄)も増加に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月末1186銘柄(225種128)→8月末1275銘柄(225種154)→9月(16)974銘柄(225種121)→9月(22)934銘柄(225種105)→9月(末)585銘柄(225種50)→10月(7)914銘柄(225種87)と増加に転じた。増加は続くか。10月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
9月末に向け、「801」NYダウは大幅下落を続けました。10月入りから一転して切り返しています。3万ドルに乗せて、6月安値を上回ってきました。月足では、2012年以降、60ヶ月移動平均線で下げ止まってきました。9月安値も60ヶ月移動平均線から切り返し、過去の底値の反発に似ています。日足では、まず25日移動平均線を上回ってくれば、反発局面に向かいます。10月の観察ポイントです。
10月入りから、「803」NASDAQ指数もNYダウに連動し、切り返しています。6月安値を上回ってきました。6月安値を上回る状態を維持できれば、底入れに向かいます。NASDAQ指数も月足で60ヶ月移動平均線に接近する底値ゾーンまで下げています。日足で25日移動平均線を上回ってくれば、反発局面となります。10月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
前週に売られた「125」東証スタンダード単純総合指数は、200日移動平均線を下回ってから切り返しています。まだ200日移動平均線を下回っているが、10月3連休後、200日移動平均線を上回ってくれば、下げ止まりの動きと見る事が出来ます。10月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
9月下旬に財務省は145円を意識し、為替介入を行いました。それからドル円相場は145円を意識し、144~145円での推移が続いています。円安にも円高にも動いていません。目先は25日移動平均線に接近している。25日移動平均線接近から動き出すか。
日足チャートでは、144~145円で動きが続いている事から、75日ボリンジャーバンド幅は横ばい傾向に戻しています。ドル円は+2Σを下回るボックス推移に移っています。25日移動平均線を上回る円安は維持しているが、25日移動平均線接近から動き出すか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
9月5週の評価損率は、-10.76%(9/22)→-13.07%(9/30)と3週前より-3%以上悪化しました。今週の反発は、評価損率の大幅悪化が需給改善要因となり、買われる理由の一つになっています。これから中間決算の発表時期を控え、売られ過ぎた銘柄などが買われてくれば、評価損率の数値は改善してくると見ています。しばらく買われやすい需給状況です。
7月以降の評価損率の数値は→-13.13(7/1)→-12.16(7/8)→-12.36(7/15)→-11.03(7/22)→-11.17%(7/29)→-10.56%(8/5)→-10.48%(8/12)→-10.55%(8/19)→-9.80%(8/26)→-10.79%(9/2)→-9.42%(9/9)→-10.56%(9/16)→-10.76%(9/22)→-13.07%(9/30)と大幅に悪化した事が分かります。7月1週も-13%に悪化してから、大幅に買われた状況に似ています。11月に向け、上昇改善は続くと見ています。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
9月は祭日取引で売り崩され、ペナント型は大陰線で引けました。10月入りから大陽線で切り返しましたが、まだ6ヶ月から12ヶ月移動平均線は上回れていません。再度6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回ってくれば、ペナント型も改善し、上昇基調に戻します。まずは6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回ってくるか観察です。
月足チャートでは、8月に12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回る上昇転換で引けました。9月は月間で-2150円安の大陰線で終わりました。10月入りから、+1200円高の大陽線で切り返して始まりました。大陽線は下げ止まりのシグナルであり、上昇転換を意味します。再度6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回ってこれるか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
9月末に向け、75日移動平均線から大幅-カイリ状態で引けました。10月は大幅-カイリ状態から強い買いで始まりました。過去でも大幅-カイリ状態は買われて切り返しています。テクニカル的には、一貫した買い場であると見る事ができます。大幅に戻しても、チャート的には75日から200日移動平均線まで戻したところです。
チャート的には、75日から200日移動平均線まで戻す大幅上昇局面で始まりました。75日から200日移動平均線を上回ってくれば、底入れの動きとなります。株価は底入れすれば、さらに買われる動きとなります。来週以降、75日から200日移動平均線を上回ってきたら、買い転換の動きと見る事が出来ます。10月の観察ポイントです。
安倍元首相にはご冥福を申し上げたい。国葬後も内閣人気は上がらず。支持率も回復せず。世界はクリスマスに向けて在庫の積み増しに向かう。世界はどう動く。
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