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NYダウ、Wトップ
先週、メジャーSQ(日本12/9、米国12/16)の影響もあって振れやすくなると触れたが、16日のNYダウは32920-281ドルと3日続落。安値35654ドルを付け、13日高値34712ドルから4日間で940ドル下げた。
13日まではSQに絡んでショートカバーを加速させたが、直前の3日間はロング(買い)の利益確定売りが加速したと言える。
そして、NYダウの日足をみると、6日の安値33418ドルを下回ったことで、12/1の34595ドルと13日の34712ドルでダブルトップが確定した。下値支持線や25日線をすでに下回っていることから、このダブルトップは注意信号だろう。
NYダウ日足
当面の下値は200日線(32455ドル)や75日線(31904ドル)がメドになるが、10/13安値28660ドルから上昇基調続けて、週足RCI(9週、13週)が陰転を示すことから、下げ基調が続く可能性ある。そして、2007年12月の如く、12月後半の下落は年末年始にかけて下げを加速させることが少なくない。
NYダウ週足
米国では重要イベント(FOMC)を終え、クリスマス休暇の準備に入る投資家は少なくない。商いが薄まる中を、NYダウやナスダックが下げだすとポジション調整売りにより下げ幅を広げかねず、年末年始にかけて注意必要だ。
そして、日経平均はまだ75日線や200日線の上にあるが、今週の下値模索は覚悟しなければならないだろう。
16日夜間の日経先物は(大証比)190円安27280円引け。日足は、28500円(11/24)
と28490円(12/1)でダブルトップを描き、14日の28260円を戻り高値にチャートは二段下げに入った。
日経平均先物日足
200日線(27215円)や週足で平均線の集まる27300円台に差し掛かったところだが、RCIが日足、週足とも調整入りを示唆しており、200日線などで下げ止まるかは微妙だ。下げ基調を覆すためには14日高値28260円奪回が必要だ。
いずれにせよ日本株は米国次第。NYダウの日足チャートが回復を見せるまで、年末年始は慎重に姿勢が望まれる。
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