株の達人のお答え:質問101

2013/01/25

ネットでは、ある銘柄の目標株価は○○○円だというように記載しているのをみかけますが、株の達人を利用して、銘柄の適性株価といったものは出せるのでしょうか。 参考になる方法があれば是非知りたいと思います。

回答

いつも株の達人をご利用頂きましてありがとうございます。 この度はご質問ありがとうございます。
目標株価とは、ここまで値上がりするだろう。と証券会社、レーティング会社が発表するものです。何故、あえて発表するのか。前もって買ってある仕込み株を高値で売るためだと思っています。安値で買い集めた株は、高値で出来高が増加しなければ売り抜けることはできません。そのため発表すると、ドーンと出来高増加して値上がりします。
適正株価とは。 適正株価とは、買う側からみれば割安の状態に放置されている状態を言うかと思います。業績が何年も低迷し、まだしばらく業績が低迷している企業の株価については、訂正かどうかと言う前に投資対象とするか悩みます。
適正株価とは、PER(株価収益率)から見て15倍以下。PBR(株価純資産倍率)から見て1倍以下です。まずこれがベースにあり、業績が伸びていればPER(株価収益率)で20倍までなら良いとか。この企業はネット関連で資産が無いからPBR(株価純資産倍率)で3倍までなら良いとか。考えます。
PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)は、100年以上前に出来た指標ですが、未だに有効な面があります。当時はネット企業の様な業態は少なかったから、現在の状況をプラスする必要はあります。ネット企業だから。バイオ関連だから。将来有望な業種だから。
少し前では、ドラッグストア株、介護関連株は中期上昇を続けました。どちらも成長産業で増収増益を続けていましたが、PER(株価収益率)で15倍以下の割安で推移していました。当時は割安だから「有望銘柄」にも入れていました。今は何倍にも値上がりしています。
適正かどうか。割安かどうかは、増収増益で10億円以上の税引益が出ていること。その上でPER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が割安な水準であること。この点がカンタンな適正かどうか。を見るポイントです。暴落時は、PBR(株価純資産倍率)で0.5倍以下に下げたら売られ過ぎであり、買う側から見れば訂正水準と言えるでしょう。

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ご不明な点がございましたら、またご質問下さい。よろしくお願いします。
以上です。 ありがとうございました。

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