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接戦になると思われていた英国総選挙だがフタを開けてみたら保守党の圧勝で、FT指数が159高7046ポイント(+2.3%)。そして注目の米雇用統計(就業者数)は22.3万人増加で失業率は5.4%(-0.1%)と改善、アメリカ経済の好調を確認しNYダウは267ドル高18191ドル(1.4%高)と上げた。この英米株の上昇を背景にドイツDAXも301高11709ポイント(+2.6%)、日経平均先物(CME)は19665円(大証比275円高)と大きく上昇した。
NYダウ日足
DAX日足
日経平均日足
好条件が重なり8日は「同時株高」へ反動強めたが、DAXの11709は25日線と上値抵抗線(11870ポイント)の手前で、NYダウ18177ドルは3月から続くもみ合いの上限近辺(3/2高値18288ドル)で、FT指数7046も4月につけたWトップ7120のまだ手前。そして日経平均も19665円は25日線(19700円)のまだ手前。いずれも日足は陰転あとのアヤ戻りという動きである。
日経平均日足一目均衡表
日経平均は5/7に19257円まで下げ一目均衡表の雲上限19238円や13週線19233円に差し掛かった。先物は8日にボリ-2(19154円)に抵触し、一旦反発してもおかしくないところに来ていた。今週はCMEにサヤ寄せして勢い良く始まるだろうが、日足を好転させるには4/23高値20252円を奪回しなければならない。その前に割り込んだ25日線(19700円処)や、抵抗線とボリ+1の重なる20000円処が節として待ち構える。
5/11は「4/23高値→9日」だが、ギリシャ問題を話し合うユーロ財務相会議もあるので、11日、12日という今週前半の戻りは変化日の戻り高値として1つ試練になる可能性ある。戻りが鈍いようだと三尊やWという高値を形成することになる。週足のRCIが調整に転じるなどチャートは調整入りを示唆しただけに、日足の好転を確認するまで買いで慌てる必要ないのではないか。。
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