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5/7安値19257円から切り返した日経平均。日足が陰転したあとだけに、アヤ戻りとして正念場が続くと見ていたが、そんな懸念をよそに22日まで6日続伸で一気に高値を取ってきた。NYダウが高値更新、独DAXも切り返すなど同時株高の流れが日経平均のV字回復を後押し、時価総額はとうとう1989年12月の最高水準を25年ぶりに突破した。まさに「政策には逆らうな」である。
日経平均日足
サイコロが10勝2敗、短期RCIが高値圏になるなどテクニカルは過熱を強めており、目先調整を挟む可能性がある。また3月、4月と「23日」が高値になったほか、4/30は日銀政策決定会合あとに調整強めた経緯もあり、今週も上値ポイントになる可能性がある。
ただ、下値では日銀ETF買い、年金買いが断続的に入る。日足は「雲」を下支えに切り返して好転、週足は「13週線」が下支えとなり上昇基調を継続し、チャートは2000年20833円高値を目指す流れに戻した。こうなると「流れに従え」の如く、「雲」や「13週線」をキープしているうちは「買い」主体の対応が続く。
2000年当時の日経平均日足
概要を簡単に記したが、高値警戒が燻る中を「もうはまだ」とチャート屋泣かせの相場が続いている。「流れに従う」のが基本であるから、好転すれば買いの対応となる。ただ、未曾有の過剰流動性による同時株高で、歴史的高値圏にきていることを忘れてはならない。
5月は日足陰転のあと大きく戻したが、だからといって日足「陰転」を侮ることなかれ。政策相場、過剰流動性相場であっても、相場であればこの先どこかで「まだはもう」が訪れる。そのとき日足の陰転は「注意第一信号」となるので、これからも日足チャートの流れに従って対応して行く。
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