今週は思ってた以上の下落となり「ブラックマンデー」となった。月曜日の寄り付きから一気に下落、前週比-1720円安まで大幅下落となったが、週末には-299円安まで戻した。先物はナイトセッションで大幅に売られ前週比-2270円安まで売られたが、同様に戻した。7月の下落(-1440円)は短期で収束し上昇基調に戻したが、今回の下げは、下げ幅が大きかった事もあり、9月中旬くらいまで調整はかかる可能性があります。9月SQまでに下げ止まり、SQ以降は上昇に向かうと見ています。
こう言う下落パターンは、毎度ながら投機筋が仕掛けらる暴落と言う感じです。中国指数は6月は大幅下落し、他市場への影響は小さかったが、NYダウは5月に高値を付けたあと下げ始めていた事は気になっていた。7月に200日移動平均線を下回り下落に転換していた事が、底割れから一気に暴落に発展し、日経平均も連動した。
この暴落局面でドル円は116円まで円高となった。現在は121円まで円安に戻している。円安基調を維持できれば、株価も戻してきますが、急落の後であり、すぐにドル円相場が安定するとも思えません。もうしばらく乱高下は続くと見ていますが、9月SQ過ぎれば円安基調は安定すると見ています。
ドル円相場は1円円高に動くと300円~350円、日経平均は動きます。8月12日・125円の円安、24日・116円まで円高となった。約9円以上、円高に振れました。9円×350円=3150円幅になります。日経平均は高値から3230円幅下げたから、ほぼドル円の動きに連動して動いていると言える。116円→121円まで戻した事で、日経平均は安値から1400円以上戻して引けた。
今後のドル円相場の動きにより、日経平均の動きは決まると見ています。円安基調なら日経平均は上昇に戻り、円高なら下落に転ずる。米国FRBは利上げ時期を迫られていたが、NYダウの暴落により、利上げは遠のいたか。利上げが遠のくと円安基調は鈍るのか、今後の観察ポイントです。
2003年~2008年までの3段上げの大相場と比較すると、一段目の上昇(2003~2004)の後の調整幅は1600円の下げ幅であった。二段目の上昇(2005~2006)の後の調整幅は3500円でした。その後、三段上げに向け上昇した。今回の一段目の上昇(2012~2014)の後2300円下げた。今回二段目(2014~2015・8月)からの下げ幅は3200円です。
2003年~2008年の三段上げの上昇相場の6ヶ月移動平均線を上回る上昇期間と調整幅は似ている。8月の下げ幅で終わるのか、9月に8月安値を下回って下げ止まるのか。9月SQに向け、もう少し調整は続くと見ていますが、「官製相場」の買い支えから下回らない場合も考えられます。SQが終わればポジション整理は終わり、次は12月SQに向けた相場に向かうため、三段上げに向けた上昇基調に戻すと見ています。
個別株は、下げなかった株、上昇基調を維持している好業績株、建設など内需関連株、売られた円安メリット株、大幅売られ過ぎ株は下げ止まり確認が出来たら底値だと思いますが、9月中旬くらいまで乱高下は続くと見ていますので、下げ止まり確認ができたら買い場到来です。
<NYダウ 日足チャート>
日足チャート的に、7月に200日移動平均線を下回り下降色は強まっていた。8月には徐々に下値を切り下げていた事も気になっていたが、一気に崩れ暴落に発展した。75日移動平均線から-10%以上急落したところ、テクニカル的な買い戻し水準と言うことで下げ渋り切り返した。
こう言う崩れの場合、余程のてこ入れをしなければV字回復はしない。V字回復した時はテコ入れが入っている考えられます。しばらくNYダウは、乱高下は続く可能性があります。短期的には、株価は10日~25日移動平均線を上回らなければ下げ止まり確認は出来ません。10日~25日移動平均線を下回っている状態は下降基調と見てください。
月足チャートでは8月に6ヶ月移動平均線(17500ドル)を下回り下降転換したばかりであり、8月だけで下げが終わるには、余程のてこ入れ政策を発表しなければV字回復はありません。しばらく調整は続く可能性があると見ておく必要があります。当面の下値メドは60ヶ月移動平均線(14500ドル)です。6ヶ月移動平均線を下回る状態は下降基調続くと見てください。
<ドル円 日経平均 日足チャート>
日経平均が動くとき、ドル円のレバレッジを絡めている様に思われる。色々な理由を付けて、円高+先物売り(シカゴ)で仕掛けてきている様に思われる。そう何度も仕掛けられないから、しばらく為替はおとなしい動きかもしれませんが、チャート的には200日移動平均線を下回ったので、上回ってこなければ円安基調に戻りません。今後の為替動向を注意したいと思います。
日足チャート的には一気に75日~200日移動平均線を下回る円高となりました。10日間で約10円幅動いた急激な円高局面ですから、円安に戻すにも、しばらく調整期間は必要だと見ています。短期的に10日~25日移動平均線を下回る間は円高基調と見ておく必要はあります。
月足チャートでは、6ヶ月移動平均線(121円)を下回る急激な円高に転換しました。円安基調に戻すには、6ヶ月移動平均線(121円)を上回れるか確認ポイントです。円安基調に戻せないと上昇基調に戻せません。
<日経平均 月足チャート>
8月は3日新甫で始まり、結果的に荒れた相場となりました。チャートは、投機筋に仕掛けられたと言う感じの暴落に発展しました。2003年~2008年の三段上げの上昇期間と比較しますと、6ヶ月移動平均線を上回り11ヶ月後、2段上げ(上昇相場)は崩れ、6ヶ月移動平均線を下回り暴落に発展した。
2012年から続いているアベノミクス上昇相場は、6ヶ月移動平均線を上回る上昇期間は14ヶ月続きました。1段目の上昇終了の下げ幅は2300円幅でした。2段上げ(現在の上昇相場)は8月で15ヶ月の新記録中に6ヶ月移動平均線を下回り、残す1日では14ヶ月で終りそうですが、高値から3200円下落しました。2006年の2段上げの下げ幅に近いパターンです。1ヶ月で下げは終わってないから、9月SQに向け8月安値を下回る心配は残っています。
来週から9月相場入りしますが、SQに向けポジション調整から再下落に転じ、底入れに向かうと見ています。8月安値を下回ってきたなら底入れと見ていいでしょう。「官製相場」の買い支えもあり下回らない場合もありますが、9月SQに向けては荒れると見ています。
<日経平均 裁定買い残動向 週足チャート>
前週に週間で500円以上下落し下降転換しました。「507」裁定買い残が整理されていたから、ここまでの暴落に発展するとは思ってもみませんでした。投機筋に仕掛けられた感じです。この分では9月SQに向け、「507」裁定買い残は減少するポジション整理は続く可能性があります。来週から9月相場入りしますが、9月SQに向け、裁定買い残の減少が続く間は売られる心配は残ります。
9月SQに向け、「507」裁定買い残の減少は続き、ポジション整理が終わり増加に転ずれば、日経平均は上昇に転ずると見ています。9月SQに向け、もう一波乱ありと見ていた方が良いでしょう。来週500円以上、値上がりしたら下げ止まり確認です。それ以下なら下げ止まり確認はできてません。
<日経平均 評価損率 週足チャート>
「610」評価損率(8/14)は-7%です。前週は1000円以上下落しました。今週は1700円以上、大幅下落しました。今週発表の「610」評価損率(8/21)の数値は-11%まで悪化しました。今週の大幅下落から、来週発表の数値が-15%以下に悪化していたら底値ゾーンと見ることができます。
来週から9月相場入りします。9月SQに向け、評価損率の数値が-15%以下に悪化したら底値ゾーンに入ったと見ることができます。-15%以下に悪化するときは、個別株は追い証の投げ売りが出て需給は好転する水準です。投げ売りが出尽くせば底入れします。過去の数値では-15%~-20%の悪化で底値ゾーンです。-20%以下に悪化する事もありますが、さらに投げ売りが出て、出尽くした底値と言えます。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
前週は-1000円以上下落し下降転換しました。今週は1700円以上下落しました。高値から3200円以上の下げ幅となり、これだけ大幅な下落した事で、9月SQまで乱高下は続くと見ています。大幅な下落でも、今週の1点底で底入れするとも思えません。再度18500円~17000円台の2番底はある様に見ています。
チャート的には、一気に200日移動平均線を下回る大暴落となりました。25日移動平均線と75日移動平均線はDクロスした売りパターンのチャートになりました。もう少しで10日移動平均線と200日移動平均線はDクロスします。一度目の戻りは、このあたり(19300円)までと見ています。これ以上、大きく戻せるかどうか。9月SQに向けた観察ポイントです。
下段の25日騰落レシオは67ポイントまで下がりました。67ポイントは値上がり銘柄数より値下がり銘柄数は33%多いと言う数値です。売られ過ぎと言えます。1点底から反転するか、2番底を見にいくか。25日騰落レシオの数値的には、売られ過ぎの底値ゾーンと言えます。9月相場に向けた判断ポイントです。
中国は北朝鮮まね時代遅れの軍事パレード・見に行く国家元首。NYダウの暴落・投機筋に為替レバレッジで売り込まれた。NYダウ動向も為替動向で決まる。米国金利は遠のいたか。どう動く世界市場。
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