9月SQが終わって、相場は少しずつ落ち着き始めた感じがします。来週の連休を控え週末は売られましたが、底固めの動きになりつつあります。9月は連休明けになると、残すところ5日です。5日でどのくらい戻せるか。連休明けから月末に向け、19000円台に戻せるか確認ポイントです。
テクニカル的には、10日移動平均線を上回ってきたので下げ止まり確認と見る動きです。次は25日移動平均線を上回ってくれば、2万円に向け反発が期待できると見ていますが、9月中に25日移動平均線を上回れるか。10月に入ってから上回るのか。上回れば反発に転ずると見ています。
株価の安定は為替と一致しなければ上がりません。円安基調に戻せないと株式市場の反発は期待できそうにありません。9月末に中間決算権利日が終わった後、10月以降、中間決算の内容により、株価はどう動くかと言う時期になります。10月に入ってから中間決算の上方修正した株の値上がりは期待できるか、下方修正した株は売られる心配があります。
相場全体が下げたことで、ある程度、織り込んでいると言うこともありますので、下方修正を発表したとしても、悪材料出尽くしと言うことも考えられます。10月に入ってから下げなければ相場は織り込んでいる。後は為替相場が円安に向かうかどうか。このあたりが株価の反発時期になりそうです。
NYダウは、25日移動平均線を上回ってきました。今後は強い戻りに向かうだろうと見る動きですが、日本は連休入りするので下値を切り上げてくるでしょうか。戻り売りに転じてしまうか。10日~25日移動平均線を上回る状態なら戻り基調は強まると見ることはできます。
個別株は、下げ局面で下げなかった建設株や、上昇を続けている株はありますが、まだ全体は弱い状態です。相場全体が上昇に向かえば上昇は強まると見ています。また大幅に売られ過ぎた株は、投げ売り出尽くしから下げ止まる動きが見られます。10日移動平均線を上回ってくれば下げ止まり、25日移動平均線を上回れば反発に転ずると見ています。大幅に売られた株が反発に転ずれば、相場全体も底入れしたと判断できます。
<NYダウ 日足チャート>
日足チャート的は、10日~25日移動平均線を上回ってきました。25日移動平均線を上回った事で、下げ止まりから反発に転ずる動きと見ることができます。短期的に10日~25日移動平均線を上回る状態は、戻り基調を意味しています。10日~25日移動平均線を上回る状態は、徐々に上昇に向かう動きです。
10日~25日移動平均線を下回っても、今までの安値が下値支持線やフシメになるので押し目の可能性は高く、また10日~25日移動平均線に戻すと上昇は続くと見る動きです。来週は日本市場は休みですが、どう動くか確認です。
月足チャートでは、9月始値を上回り陽線に転じてきました。まだ6ヶ月移動平均線(17400ドル)は下回っていますが、当面の戻りメドと見る上値抵抗線です。9月末に6ヶ月移動平均線(17400ドル)を上回れるか分かりませんが、日足チャートで25日移動平均線を上回る状態は、月足チャートでも戻り基調と言えます。6ヶ月移動平均線を下回る状態は下降基調ですが、戻り基調は続いているか確認するところです。
<ドル円 日足チャート>
日足チャートを見ますと、200日移動平均線に上値は押さえられています。25日移動平均線と200日移動平均線はDクロスしました。もう少しで10日移動平均線と25日移動平均線はGクロスしそうです。ドル円は10日移動平均線を下回ってきたので、短期的には円高になりそうです。まだ200日移動平均線を上回る勢いはついてません。
来週は9月連休を控えていて動きにくい。9月連休明け、200日移動平均線を上回ってくるか、25日移動平均線を上回ってくるか。上回ってくるなら円安基調に戻す動きを見ることができます。200日移動平均線を上回れず、下放れするときは円高に振れるときです。どちらに放れるか確認ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
9月SQが終わって、大荒れした相場は落ち着いてきました。チャート的には、まだ陰線ですが、下ヒゲは伸びて、2006年の2段上げ後の調整局面に似てきました。まだ6ヶ月移動平均線(19700円)を大きく下回っていますが、下ヒゲが伸びる状態は底入れの可能性が出てきていると言うことです。
引き続き、6ヶ月移動平均線を下回る状態は下落基調の状態ですが、下ヒゲを伸ばし、安値を下回らなければ、戻りの動きは続いています。連休明け~10月以降、さらに下値を切り上げてくる可能性は高くなります。月足チャートでは、6ヶ月移動平均線(19700円)を上回れば上昇転換します。いつ頃になるでしょうか。
<日経平均 裁定買い残動向 週足チャート>
今週、9月SQ明けは落ち着いてきました。SQに向け「507」裁定買い残は13億株まで減少したあと、16億株まで少し増加してきました。引き続き、12月SQに向けて増加基調が続くなら、上昇基調に戻すと見ています。逆に減少に転じても、減少余地は小さく、売られる影響は限定的な範囲だろうと見ています。
来週は9月連休が明けたら、2日しかありません。9月の立ち会い日数も5日ですから、すぐ10月相場です。引き続き、増加傾向が続くか、増加したときの数量は大きいか、小さいか。減少に転ずるのか。引き続き観察ポイントです。
<日経平均 評価損率 週足チャート>
前週発表(9/4)の評価損率は-16%まで悪化し、底値ゾーンを示す数値でした。今週発表(9/11)の数値は-13%戻したが、底値ゾーンを示す数値です。評価損から見た数値は、相場が底値ゾーンと見ることができます。投げ売りは出尽くしており、これから新規買いは徐々に増加すると見ています。
10月に入れば9月中間決算は出始めます。上方修正する株は買われてくるでしょう。売られ過ぎた株も買われてくるでしょう。徐々に下値を切り上げる株が増えることで、評価損率の数値は改善に向かうと見ます。数値が改善することは、底値からの立ち上がりと見ることが出来ます。
<日経平均 日足チャート>
今週SQ明け、相場は10日移動平均線を上回り、落ち着いた動きになってきました。小幅な売り物は出尽くし、下げ止まりから下値は下げ渋っています。来週は連休明け2日しかなく、急いで買う時期ではありません。再来週か10月に入らないと活発に動きそうにありません。
チャート的には、10日移動平均線を上回った動きは下げ止まりの動きです。次は25日移動平均線を上回ってきたら反発に転じます。次は75日移動平均線(19800円)を上回れば底入れですが、高い位置に推移しており、底入れ上昇確認が出来るまでは日柄がかかりそうです。まずは25日移動平均線を上回れるか確認待ちです。
下段の25日騰落レシオは61ポイントまで下げて底入れしたあと、今週は71ポイント、数値的には底値ゾーンです。上げ余地を残していると見る数値です。9月中に25日移動平均線を上回れるか確認です。
連休中、世界の株式市場の動きは?米国の金利は今後、上がるのか。連休を挟み、投機筋は仕掛けるか。米国市場はどう動くか。どう動く世界市場。
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