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三角下放れ懸念
連休は穏やかな天気続いた。だが海外はVWの排ガス不正ソフト発覚で22日に独DAXが3.7%急落するなど大荒れ。中国PMIも47.0と7ヶ月連続の50割れ。そしてNYダウも続落、CME日経平均先物は17575円と先週末比425円安で戻ってきた。こうなれば連休明けの日本株は大幅安で始まるのが避けられない。
さて、本日は短めのコメントになるが、チャートで注視するのは各国とも「三角保ち合い」から下放れリスクが出ていることだ。8月急落のあとアヤ戻りを見せていたが、平均線など戻りの節目に差し掛かって伸び悩み、そして「下放れ」となれば「二段下げ」に警戒を要することになる。
9/28に日経平均は配当落ちとなり先物にサヤ寄せするので、いまは先物のチャートが参考になる。その先物の日足は17500円と三角の下限ギリギリで、上から降りてくる25日線を抜くことできずにいる。NYダウもDAXも中国も、同じようにネックラインに頭を叩かれており、二段下げへのリスクは否めない状況。
先物日足
DAX日足
8月安値に迫れば一旦切り返す可能性はある。だが、日銀やFOMCの重要イベントを終えたばかりだし、6年半におよぶマネーゲーム相場に亀裂を入れたあとだけに、明確な日足好転を確認するまで、ここでは慎重に対応しておくことだ。(9/24記)
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