2016年1月4日大発会は-585円安・18470円の大幅下落でスタートしました。円高・株安パターンの悪い下げパターンです。2012年から始まったアベノミクス上昇相場は、昨年6月に2万円(2段上げ高値)を付けた後、9月に高値から-3000円幅下落し16900円まで下げました。
当初は9月16900円から3段上げに向け上げると見ていましたが、12月に2万円まで戻したところで再下落に転じてしまったので下落転換に見方を変えました。3段上げは達成できず相場は崩れてしまった。この様な上昇相場の崩れの後は、下げ相場は深くなると見ておいた方が良いでしょう。
日足チャートでは、下値支持線と見ていた75日移動平均線を大陰線(大幅安)で下放れしました。崩れの暴落に繋がる悪い形の下放れです。1日3%以上の下落の大陰線で下放れする動きは続落が続く可能性があります。今週末は1月SQです。週末まで下げ続ける心配があります。SQに向け売られ過ぎたら、いったん下げ止まる可能性はあります。
月足では、6ヶ月移動平均線を下回って始まる下落転換パターンです。9月安値16900円は30年平均線(下値支持線)で下げ止まりました。今後(2月~6月)30年平均線(下値支持線)を下回ると、次の下値支持線は20年平均線(13700円)、10年平均線(13200円)と大幅に下回ったところまで下げる心配があります。2016年相場は波乱の幕開けとなりました。
円高・株安パターンは、為替の円高が止まらなければ、株価は下げ止まらない可能性があります。今後の為替(ドル円)相場の動きも観察ポイントです。
日経平均 日足チャート
中国相場の2段下げが始まると、世界の株式市場は暴落の心配あり。円高はいつまで続くのか。どう動く世界市場。
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