日経平均株価の動き・臨時版(2016年02月08日)

昨日、北朝鮮は長距離ミサイル(テポドン)を打ち上げました。今日にズレ込んでいたら、今日の株価は暴落した可能性はあります。先週の下げは、ミサイル発射不安もあり売られた可能性も少しはあったかもしれません。昨日(7日・日曜日)打ち上げた事で市場不安は遠のきました。逆にSQを控えている事もあり、日銀マイナス金利の2段目切り返し(短期)の目が出てきました。

今週は2月SQ週です。11日(木曜日)最終売買日が、祝日と言うこともあり、売り込みにくく、休み明け金曜日がSQでは、11日祝日に何が起こるか分からない。水曜日までに手仕舞うか反対売買をしておこうと言う動きに出やすい週と考えます。25日移動平均線(17300円)を上回る様な戻りに入る可能性も出てきました。戻りきったところは売り場になると考えますが、どの程度まで戻すか、今後、観察しながらの判断です。

第三四半期決算が出てきました。東電-14%減、関電-8%減、中電-12%減。と電力会社は軒並み減収発表しましたが、売られませんでした。悪材料を織り込んだか。電力消費量が大幅に減った事は工場生産が減ったなど不景気指標となります。この様な不景気指標を見た上で、日銀がマイナス金利を実行したなら、多少なり短期的にも株式市場に効果は出る可能性があります。

SQも絡んで、売られ過ぎた株は買い戻される可能性アリ、また売られ過ぎた安値に打診買いも入るなど、リバウンドの兆しが出たなら、再度17900円から18300円くらいまでリバウンド可能性アリ。低い位置での売り込みに注意する時期です。戻りを待ちましょう。

25日騰落レシオは64ポイントと低く、少し買い戻しが入っても不思議ではない低い水準は続いています。悪材料が出れば、悪材料出尽くしから反発。好材料が出れば戻ったところは売り場など。上下に動く可能性がある水準です。今週から来週に向け、戻り売りとリバウンドの両面の観察が必要な局面と変わった感じです。

チャート的には、再度10日移動平均線を上回るとリバウンドに入ります。10日移動平均線を上回れなければ戻り売られます。今日(2/8)のローソク足は、始値→終値で約400円幅の大陽線です。短期下げ止まりシグナルになる可能性があります。このローソク足はダマシになるか。「まだはもうなり・もうはまだなり」投資家心理を探る時期か。明日以降の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート
日経平均 日足チャート

第二テポドンはなさそうだ。相場格言「意見の一致は逆目になる」。春節中国市場は休場。どう動く世界市場。

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