今週は休みを挟んだSQ週の事から、前倒しの買い戻しがあるのではないか。昨日は買い戻しで上がった。もしかしてSQ前倒しするかと注意したが、本日は大幅安となりました。昨夜「805」DAX指数が大幅安しました。ドイツ銀行がロシア向け融資、原油絡みデリバティプで大損失を抱えていると言う噂が広がり、ユーロ圏最大の銀行から金融危機に発展する恐れがあります。投資家は一斉に売りに転じました。株は売られ円が逃避先として114円まで買われました。
結果的に、日経平均は一時-900円以上安くなりました。1日でドル円が約3円円高となったからです。1円円高で株価は約350円動きます。約3円円高となった事から900円以上動きました。さらに売られるかどうか、今夜のドル円相場、ユーロ市場がカギになりそうです。114円以下の円高なら1円で約350円動きます。
日経平均は1月安値16000円を下回ると2段下げは加速しますが、リバウンドは近づきます。16000円以下に売られた場合、短期的にはリバウンドは近づくと見ましょう。安値圏の売り込みは買い戻しから反転してきます。買い戻しは勢いがでるので短期間に大きく戻します。
2月SQに向け16000円を下回る事があれば、いま75日移動平均線から-13%も下げてますから、短期的に売られ過ぎから2段下げのリバウンドに入りやすくなります。どこまで売られ、どこからリバウンドに転ずるかは、ドル円相場、ユーロ市場の不安払拭など海外市場の影響もあります。まず円高が止まらないと、株価の下げは止まらないと見ましょう。
いまの株価の動きは下降トレンドです。いまは二段下げ形成中です。この分では2月中にリバウンドに転じそうな売られ形です。リバウンドが終われば三段下げに向かいます。上げ下げしながら下げトレンドは、5月から6月くらいまで続くと見ていますが、市況により下げ期間、下げ幅は短くなったり、長くなったりします。
世界的に株式市場は下げています。中国不況は世界の株式市場、石油価格を押し下げている。リバウンドに入る時は、世界の市場は同時になる可能性はあります。株が上がる時はドル円相場は円安に戻す時です。大きく下げた後、リバウンドは近くなると見ています。
二段下げの後のリバウンドは、25日移動平均線から75日移動平均線の範囲です。75日移動平均線は上回らないだろうと見ていますが、日銀の一言でも動きは変わりますのでオーバーシュート(行き過ぎ)の可能性は残ります。また春節明け中国市場の動きによっても、どう変わるか。見たいところです。
中国休場で「805」DAX指数の暴落の影響は大きい。中国市場始まったらどうなる。円高は止まるか。どう動く世界市場。
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