連休前、週間で約500円も下げた事で下降転換した可能性が高くなった感じはします。連休明けても下げて始まりました。来週から2016年業績予想の発表は目白押しで、業績発表前に売られたのは、業績予想を先取りして上げてきたからでしょう。2013年5月の様な下げにはならないと見ていますが、いったん調整に転ずると、売り物が出尽くすまで下げ続ける心配はあります。
週間で約500円下落した事で下降転換と見る下げ幅ですが、再度上昇に転換するには、週間で500円以上値上がりしなければ下げ止まり確認はできません。いったん下降転換した事で、3週~5週くらい調整が続く心配はありますが、大幅に下げた時は売られ過ぎから下げ止まります。
相場に影響あるのは為替です。円安に振れるなら、下げ幅は小さくなり反発に転ずる可能性はあります。円高に振れるなら逆に下げ幅は大きくなる心配があります。来週以降、業績発表が本格化する中で為替の動きはポイントです。118円~120円のボックスの範囲で推移は続くか。この点にも注目です。
日経平均株価は、チャート的には25日移動平均線を下回りました。次は75日移動平均線(18800円)が下値支持線です。75日移動平均線を下回る下落に転じた場合、次は200日移動平均線(17200円)が下値支持線です。再上昇に転ずるには25日移動平均線を上回る必要があります。来週は75日移動平均線をキープできるか、下回るか確認です。下回ると下げ幅は拡大します。
25日移動平均線を上回れない動きでは2万円に乗せられません。75日移動平均線を下回る下げになった時は、短期売られ過ぎから買い場は接近と見ます。売られて下げないと手は出ず見送りです。個別株は、業績予想発表待ちです。好業績株は売られたら買い場です。
ここ2年間、小型好業績株は大幅な上昇を続けてきました。相場の流れ的には小型株→中型株→大型株へ流れは動きます。小型好業績株の業績予想が良かったにも関わらず上がらなくなったら、その株(小型株)の上げ相場は終わりです。次は出遅れの中型株、大型株にシフトする可能性はあります。このあたりも観察ポイントです。
25日騰落レシオは99ポイントまで戻してきましたが、80ポイント前後まで下がらないと下がりきった感じ、売られ過ぎた感じはでません。来週以降、株価が売られて、25日騰落レシオが80ポイント前後まで下がれば下げ止まり接近と見ることができます。
また日経平均が週間で500円以上の値上げしたら下げ止まり、再上昇に転じたと判断できます。来週以降、この様な点が確認できなければ下げ止まっていません。個別株は業績発表後、好業績株は下がれば買いになります。個別株は業績面から絞るか、テクニカル的に売られ過ぎを待つか。このあたりを待ちたいところです。
<NYダウ 日足チャート>
引き続き、NYダウは17500ドル~18000ドルの小幅ボックス相場が続いてます。今週も18000ドルを挟んで小動きのボックスの動きです。チャート的には25日移動平均線は75日移動平均線を上回っていますが、株価は小幅な動きです。上昇状態は維持しても、上値は押さえられている感じです。ボックスの動きは日柄値調整の動きとも言います。上下どちらに放れるか観察ポイントです。
下段の14日RSIは40ポイントまで下がってから反発か。30ポイントまで下がれば下げ止まり感はでます。株価はボックスで推移しているので、ボックスを上放れるなら再上昇の動き。下放れると売り転換です。ボックスを上放れるか、下放れるか。ボックス相場を続けるか。上下どちらに動くか確認する動きです。
<ドル円 為替 日足チャート>
ドル円相場は118円~120円の小幅ボックスを続けてます。チャート的に25日移動平均線は75日移動平均線を上回る円安基調を維持しています。118円~120円の動きですが、チャート的に75日移動平均線(下値支持線)は上向きの円安方向です。
25日移動平均線を上回ると円安基調は続く。75日移動平均線を下回ると円高基調へ。価格的にはボックスのままですが、上下どちらに放れるか。小幅ボックスで推移が続くか。観察するところです。為替が円高に動かなければ、日経平均は大きく下げる心配はないと見ています。円高に振れるようなら1円で300円前後売られます。どっらに動くか、引き続き観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
4月に2万円に乗せて、5月連休前に売られました。連休明けの動きは弱く売られて始まりました。チャート的に6ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る状態は上昇相場は続きます。売られたら6ヶ月移動平均線(18670円)までと見ています。6ヶ月移動平均線をキープできるか。引き続き観察ポイントです。
下段の9ヶ月SRV-Dは80ポイント以上(87)の強い状態を維持しています。80ポイント以上を維持するなら、下げても強い相場は続くと見ています。80ポイント以下に下げると天井形成の心配があります。大きく下げたら買い場になります。来週も業績発表と株価の動きに注目です。
<日経平均 裁定買い残 週足チャート>
「507」裁定買い残は、23億株前後での推移が続いています。来週以降25億株以上に増加したら高値警戒の売り場接近です。来週以降も増加は続くか観察です。前週に日経平均は約500円も大幅に下げた事で、裁定買い残は解消売りに転ずる心配があります。来週SQ明けから減少に転じたなら日経平均は売られます。
5月GW明け、SQ明けはどう動くか。5月SQ明け、裁定買い残が25億株以上に増加した場合は高値警戒であり、売り場接近です。減少に転じたら売りに転じたとみます。来週SQ明け、裁定買い残の増加は続くか。減少に転ずるか。観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日経平均は2万円に乗せた後から下げてきました。前週に、25日移動平均線を下回った事で売り転換と見ています。再上昇に戻すには、再度25日移動平均線を上回る必要があります。来週以降、業績予想の発表後、どう動くかです。
チャート的に25日移動平均線を下回った事で、いったん上昇基調の売り場と見る動きです。次は75日移動平均線(18800円)が下値支持線です。75日移動平均線を下回ると、次は200日移動平均線(17200円)が下値支持線となります。短期的には75日移動平均線(18800円)まで売られそうです。
75日移動平均線より上で反発に転ずれば、上昇相場の切り返しと見ることもできます。25日移動平均線を上回れなければ再上昇相場に戻せません。来週以降、75日移動平均線(18800円)まで下げるか、25日移動平均線を上回るか確認です。また下げ止まるか確認です。
下段の25日騰落レシオは92→99ポイントまで戻していますが、80ポイント前後まで下がれば売られ過ぎ感はでません。もう少し下がれば(売られれば)、25日騰落レシオは80ポイント前後まで下がり、ボトムゾーンと見ることはできます。もう少し下げたら買い場接近です。
引き続き、下げたら買い場と見ていますが、5月GW明けから2016年業績予想は出揃ってきます。5月SQ明けは、どう動くか。反発か、下げに転ずるか。確認ポイントです。
NYダウは動きません。米国は金利が上げられないか。NYダウは高値更新に戻せるか。ギリシャ、デフォルトショックは起こるか。どう動く世界市場。
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