今週は郵政上場と言うことで値上がり期待はあったが、月曜日に-400円以上下落したので、短期調整に転ずるのかと心配させられました。休み明けは郵政上場に合わせる様に株価は値上がりしました。25日騰落レシオは高く、調整の心配と郵政上場に期待し、19000円に乗せたが伸び悩んだ。結果的に安値から+700円以上値上がりし、非常に強い状態を維持したと言えます。
為替が122円まで円安に転じた事は大きい。円安は株価上昇を支えた形となりました。円安基調が続くなら戻り基調は続くと見ていますが、10月安値から2000円以上値上がりしているので、引き続き、短期的に調整も考えられ19000円でもみ合う様にも見えます。円安が続くなら株価が下げにくい状況は続きますが、週末に米国雇用統計発表を控え、上も下も考えられます。
中間決算が出揃う中で11月相場はシッカリしています。短期的には下値からの戻り幅は大きくなり、25日騰落レシオが140ポイントまで高くなった事を見れば、もみ合いか短期調整も考えられます。短期調整せず続伸するなら、戻り相場は強いと判断されます。円安とNYダウ上昇がカギになりそうです。
目立った材料は無いが、円安から戻り基調は続いています。前週では東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、699銘柄(225種92銘柄)と増加基調は続いていますが、今週(11/5)の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は801銘柄(225種114銘柄)まで増加してきました。800銘柄以上に増加してきたので基調は上昇転換と判断できます。この数字を維持なら、11月に再上昇転換する可能性は強まっています。
中間決算発表と円安持続から、東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加しています。テクニカル的に回復し、上昇転換に向かっている事は分かる。25日騰落レシオが140ポイントまで高くなった事から短期的に高値警戒する必要もあります。続伸か、短期調整か。来週以降の確認ポイントです。
個別株を見ると、上昇を続けていた建設株は、旭建材の杭打ち問題がすべての建設会社で常態化している事が分かり、下落に転じてしまいました。問題は長引きそうな状況から買い控えは続きそうです。また高値更新している好業績株は上昇期間が長く、買える位置にありません。
大幅に売られた株は25日~75日移動平均線を上回り、立ち上がっています。中間決算発表後、上方修正した株は反発しています。下方修正した株も悪材料出尽くしから買われています。狙い目としては、この様な大幅下落した株の立ち上がりが良いと思われます。中間決算で上方修正した株は、立ち上がってくる動きをしています。
<NYダウ 日足チャート>
米国の利上げ時期は12月が有力だ。この様なニュースからも、NYダウの続伸は続いています。今週もNYダウは200ドル以上上昇し、6週続けて株価は上昇しています。もう少しで18000ドルに乗せるところまで戻しています。来週は18000ドル台に乗せているかもしれない。
今週も10日移動平均線に沿って200日移動平均線を上回る状態を維持し、上昇基調に戻す動きです。日足チャートでは、200日移動平均線を上回る状態を維持なら上昇基調に戻す動きと見ます。引き続き、10日~25日移動平均線に沿って上昇を続ける状態は、上昇基調は強まり、18000ドルに戻します。
年末クリスマス相場に向け、上昇が続く可能性は高くなります。NYダウの過去の12月を見ても陰線より陽線になる確率は高く、このまま11月~12月に向け上昇相場は続く可能性もあります。NYダウが高ければ、日経平均も上昇は続く可能性あり。また円安に向かう可能性があります。
<ドル円 日足チャート>
前週の日銀金融政策決定会合と郵政上場から、為替は円安に動き始めた感じがします。チャート的に200日移動平均線を上回り、75日移動平均線も上回ってきました。75日移動平均線(上値抵抗線)を上回ってきた事も円安基調の動きであり、122円以上の円安で75日移動平均線を維持する動きです。
来週も75日移動平均線を上回る円安を維持できれば、株価上昇も考えられます。200日~75日移動平均線を上回る状態が維持されるなら、円安基調は維持している状態です。チャート的には、10日~25日移動平均線を上回る状態は円安基調を維持しています。円安は株高の動きに繋がります。引き続き為替動向は確認ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
10月は約1700円高で引け、11月はプラスで始まりました。月足チャートでは6ヶ月移動平均線まで戻してきました。11月中に6ヶ月移動平均線を上回ってくるか。このまま上昇が続けば、12月には6ヶ月移動平均線を上回ってくる動きであり、上昇基調に転換と判断できるポイントです。
月足では陽線(プラス)か、陰線(マイナス)か、6ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れるか。上回れず戻り売りに転じてしまうかなど、12月に向けた判断ポイントです。当面は6ヶ月移動平均線(19200円)を上回れるか。上回れる時期について基調の判断ポイントです。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数(11/5)が800銘柄以上(225種114銘柄)に増加した事は大きい。半数を上回った事で上昇転換と判断できます。来週以降も800銘柄(半数)以上を維持するなら、強い上昇基調は続くと見ます。
<日経平均 評価損率 週足チャート>
今週発表(11/6)の「610」評価損率の数値は、-9.8%と前週より少し改善してきました。9月安値以降、改善は続いています。改善する事は上昇が続いていると言うことです。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が800銘柄以上に増加したので、来週発表の評価損率の数値はさらに改善してそうです。まだ数値的に上げ余地を残しています。
週足チャートでは、13週移動平均線を上回ってきました。13週移動平均線を上回る事は、相場は上昇転換したと見ますので、引き続き、11月~12月も13週移動平均線を上回っていれば上昇基調は続くと見ます。評価損率は、-5%前後まで上げ余地を残していると見ることができます。-5%以上に戻すと高値警戒感は出てきます。いつ頃になるでしょうか。
<日経平均 日足チャート>
今週は-400円安で始まったが、休み明けから大幅高に転じ、安値から+700円以上の値上がりとなり、75日移動平均線を上回るまで値上がりしてきました。この動きは強い動きと感じられました。来週は75日~200日移動平均線を上回れるか。75日~200日移動平均線で上げ渋りは続くか。戻り売りに転じてしまうか。10日移動平均線を上回る状態を維持するなら75日~200日移動平均線を突破すると見ることができます。
チャート的には10日~25日移動平均線に沿って上昇続くなら、200日移動平均線を突破する動きと見ることが出来ます。10日移動平均線を下回ると25日移動平均線前後まで売られる心配はあります。その点は注意ポイントです。
下段の25日騰落レシオは、今週140ポイントまで高くなりました。140ポイントまで高くなったので、短期的に高値警戒感はあります。値上がり銘柄数的には高値感はあっても、10日~25日移動平均線を上回る状態を維持するなら強い上昇状態は続くと見ます。
25日騰落レシオの数値が高値警戒ゾーンを示している中で、10日移動平均線を上回る状態を維持できれば強いトレンドと判断出来ます。来週は11月SQ週ですが、次は12月SQに向けた動きであり、下げなければ2万円台に乗せてくる可能性は強まります。12月SQに向けた観察ポイントです。
TPPはどう動く。今夜の米国雇用統計後、どう動く?12月に米国金利は上がるか。金利高なら円安続く。クリスマスまでNYダウの上昇は続くか?どう動く世界市場。
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