日経平均株価の動き(2015年11月20日)

今週は9月安値から3000円値上がりし、2万円に迫りました。来週は2万円台に乗せてくるか。円安を追い風に12月SQに向け、上昇基調は続くと見ています。引き続き、米国利上げ予測に円安基調は続くでしょう。2012年から12月は年末高で引けています。今年も年末高の可能性は高まっていると感じます。

東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、前週1080銘柄→今週(11/19)1130銘柄と増加は続き、強い上昇基調を維持しています。引き続き、1000銘柄以上は強い上昇基調は続くと判断できます。800銘柄以下に減少した時は下降転換です。12月SQに向け1000銘柄以上を維持している状態は、強い上昇基調が続くと見ることができます。

225種銘柄は113銘柄(半数)以上に増加すると上昇転換です。前週143銘柄→今週(11/19)151銘柄と増加は続き、強い上昇状態を維持しています。225種銘柄でも6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加傾向であり、12月SQに向け上昇基調は続くと見ています。

「507」裁定買い残は、9月13億株をボトムに増加は続いてます。日経平均の上昇局面では裁定買い残は増加します。いったん増加に転ずると3ヶ月から6ヶ月続きます。まず12月SQに向け増加は続くと見ています。12月SQ以降も増加が続くときは、12月末から3月SQまで増加は続くか観察しながらピークを探ります。引き続き裁定買い残動向に注目です。

日経平均は9月安値(16900円)から約18%(19950円)値上がりしてきました。東証1部銘柄も、9月安値から平均で19%値上がりしています。ほぼ日経平均の上げ幅と一致。3段上げ形成に向けた上昇相場は、安値(16900円)から25%から35%が値上がり幅の目安です。21125円(25%)から22815円(35%)の範囲が12月SQから2月に向けた上値目処になります。あと2円から4円の円安で達成しそうです。

個別株は、東証1部銘柄は約19%平均値上がりしていても、目立って上がっている感じはありません。日経平均の上げ幅から見て、残り10%から15%の上げ幅では、株価位置が低い株、上昇基調の押し目でなければ取れそうにありません。ここからは押し目待ち、出遅れ株狙いになりそうです。

大幅に売られた株は、25日から75日移動平均線を上回るまで戻した株は増えています。中間決算が出てから、25日から75日移動平均線を上回ってきた株は下げ止まり確認が出来た出遅れ株と見ることが出来ます。全体的には上げ余地が限られてきた中では、押し目待ち、出遅れ株狙いと見てください。

<NYダウ 日足チャート>

NYダウは25日移動平均線を下回ったところ、FOMCの金融政策、利上げ時期など好感したところが押し目となり急反発しました。再度25日移動平均線を上回ってきたので政策は好感され上昇基調に戻した動きとなりました。再度18000ドル台に向け戻す基調に見えます。

週間では約500ドル値上がりし、チャート的には再度200日移動平均線を上回り、25日移動平均線を上回ってきており強い動きに見えます。月足チャートでは6ヶ月移動平均線を上回り再上昇転換が確認できました。6ヶ月移動平均線を上回る状態は、クリスマス相場に向け、高値更新が期待できそうです。引き続き、25日から200日移動平均線を上回る状態なら高値更新相場と見ることができそうです。

NYダウ 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

今週は米国利上げを好感し、123円後半まで円安になりました。円安を追い風に株価は値上がりしています。あと2円から4円の円安で高値更新できそうです。チャート的には25日移動平均線と75日移動平均線はGクロスした。円安基調が強まることを意味します。

来週は25日移動平均線は75日移動平均線を上回る円安基調は強まると見ることができます。短期的には10日移動平均線に沿って推移してきました。10日移動平均線を上回る状態を維持するなら、来週も円安基調は続きます。10日移動平均線を下回ると短期的に円高に転ずるが、引き続き為替動向は観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<日経平均 月足チャート>

11月も800円以上値上がりしてきました。来週にも2万円台に乗せる勢いです。月足チャートでは6ヶ月移動平均線を上回るまで戻しているので、このまま11月を6ヶ月移動平均線を上回って引ければ上昇転換と判断できます。

今週も東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数(11/19)は1130銘柄まで増加、225種151銘柄まで増加し、強い上昇状態です。来週以降も1000銘柄以上を維持なら強い上昇基調を維持すると判断できます。個別株で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数も1000銘柄以上を維持しており、日経平均の上昇は続くと見る事が出来ます。

12月も6ヶ月移動平均線を上回って始まるなら、上昇基調に転じたと見る動きです。引き続き6ヶ月移動平均線(19300円)を上回って推移する、下回ってしまうか。基調判断のポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 裁定買い残動向 週足チャート>

「507」裁定買い残は9月13億株をボトムに、その後増加に転じてから、今週は21億株まで増加してきました。裁定買い残が増加する間は日経平均は上昇します。減少に転ずると、日経平均は売り転換します。また裁定買い残は増加に転ずると3ヶ月から6ヶ月続く性質があります。9月SQから増加に転じているので、まず12月SQに向け、増加は続くと見ています。12月SQ後も増加続くなら、12月末から2月SQまで増加は続くか観察する時期です。

裁定買い残は25億株前後でピークを付けます。あと4億株以上増えると高値警戒ゾーンに入るので、早ければ、12月SQから12月末に達成する可能性もあります。年末に達してなければ、1月から3月SQまでに25億株前後まで増加したら高値警戒ゾーンであり、売り場と見なければなりません。今後も裁定買い残動向に注目です。

日経平均 裁定買い残動向 週足チャート

<日経平均 評価損率 週足チャート>

今週発表(11/13)の「610」評価損率の数値は、-9.87%と前週より少し改善しました。9月安値以降の改善傾向に変わりありません。今週も値上がりは続いており、来週も改善傾向は続くと見ています。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1130銘柄まで増加しており、来週発表の評価損率の数値は改善してると思われます。12月SQに向け上げ余地を残しています。

週足チャートでは13週移動平均線を上回り、上昇転換してから続伸しています。前週比では300円弱上げましたが、週の安値からは700円以上、値上がりしました。下げてから大きく切り返しており、強さが感じられます。評価損率は-7%から-5%前後まで上げ余地を残していると見ることができます。-5%以上は高値警戒ゾーンと見てください。

日経平均 評価損率 週足チャート

<日経平均 日足チャート>

今週は25日移動平均線と75日移動平均線はGクロスしました。上昇基調は強まる形と言えます。またもう少しで25日移動平均線と200日移動平均線はGクロスします。強い上昇基調になる形です。短期的には10日移動平均線に沿って上昇は続いていますので、引き続き10日移動平均線を上回る状態なら2万円台に乗せる動きです。

9月末の安値から約18%値上がりしてきました。三段上げの上げ幅は、安値から25%から35%が上げ幅の目安になっています。16900円→25%(21125円)から35%(22815円)が上値目標となります。時期的には早ければ12月SQから年末、次は1月から3月SQくらいまでと見ています。

引き続き200日移動平均線を上回る状態を維持し、10日から25日移動平均線に沿って上昇を続けるならば、2万円台に乗せるのは日柄の問題です。短期的には10日から25日移動平均線を下回ると売り転換しますが、75日移動平均線を上回る状態は上昇基調は続くと見ます。

日経平均 日足チャート

シリア利権に参戦するフランス、ロシア、イギリス。12月に米国金利は上がるか。円安続くか。クリスマス相場でNYダウは高値更新するか。いずれ始まる中国2段下げに注意。どう動く世界市場。

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