12月相場入りし、12月SQ日に1万9000円に乗せました。年末に2万円に届くかどうか?相場の話題は、日経平均はどこまで上値を伸ばすか?になっています。年内に2万円の期待感は強まってきました。年明けご祝儀相場は、昨年高値2万950円を上回る期待も強まった感じです。
昨年末は19033円で引けました。東証1部銘柄では、今週末の価格で、昨年12月末の価格を上回る銘柄数は約1000銘柄(225種111)あり、半数を上回ったから日経平均も上回ったと言えます。この数から察するところ、年末2万円に乗せる期待感は強まったと感じられるでしょう。昨年12月1日は2万円でした。12月1日の価格を上回る銘柄数は、約840銘柄(225種85)と少ない。この数から、来週以降の伸びを期待したい。
東証1部の個別株の動きから見ると、昨年末価格を上回る銘柄数が過半数を上回るから、1万9千円台に乗せました。12月1日の価格を過半数上回ると2万円台に乗せてくると判断できます。年明けご祝儀相場は、昨年高値を上回るか期待を残しています。材料が出れば年内2万円は早いし、年明けも上値期待感は強まるでしょう。
この相場は、6月英国EU離脱・米国大統領選の16000円からスタートしています。19000円台に乗せると下値から3000円幅上げました。3000円も上げてからの新規買いは短期に変わりやすい。または材料株に目が向きます。
チャート的には、8月から75日移動平均線を上回り、底入れしました。ここから米国大統領選まで17000円を挟み底固めしました。この時に買った人は、少しでも高いところで売る事を考えるでしょう。19000円以降は、底値で買った方達は売り場を探し始める水準です。19000円以上で買おうとするなら、短期(デイトレ)で考えるか、材料株狙いとなるか。
今週は12月SQ週でした。12月SQは幾らか。SQ値は19000円に届かず18867円(概算値)でしたが、19000円台に乗せました。11月下旬から水準を気にしながら相場観察をしておりましたが、昨年末の為替は120円です。現在は115円まで円安に動いたが、昨年末の日経平均の価格を考えると、株価上昇は、さらに円安を期待しなければ無理かもしれないと言う点は残ります。どこかで株価が為替を織り込むことが出てくる可能性も残ります。どちらかでしょう。
東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、8月末738銘柄(225種104)→9月末1014銘柄(225種82)→10月末1539銘柄(225種167)→11月末1675銘柄(225種202)→12月(8)1624銘柄(225種195)と前週より減ったが、高水準は維持しています。225種株も高水準を維持しています。年末まで維持できれば、引き続き強いと言えます。
日足では、東証1部銘柄で75日移動平均線を上回る銘柄数は、8月末956銘柄(225種138)→9月末1370銘柄(225種133)→10月末1658銘柄(225種184)→11月末1708銘柄(225種204)→12月(9)1685銘柄(225種200)と11月末より減ったが、高水準は維持しています。225種銘柄も高水準を維持しています。12月SQ以降、増加すると高値警戒感は強まるが、減少に転じても警戒感は出る。高水準を維持した方が、年明け上昇持続期待に繋がる様に思います。
「121」東証1部単純平均指数は、月足で見ると11月から6ヶ月移動平均線を上回り底入れ上昇転換しても、まだ上げ幅は小さく出遅れ感を残しています。12月も続伸していますが、年明けも出遅れ株の上昇は続く可能性は残しています。
個別株は、買い場→持続の局面が続いている。少しは売り場となった株はあるものの、25日移動平均線を上回る上昇基調の銘柄は多いです。引き続き、出遅れ株狙い、好業績割安の上昇銘柄、上昇初動狙い、上昇基調の銘柄は押し目狙いが続きます。無理すると失敗するので、無理はしない方がよい。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウの高値更新は続いています。年末、2万ドルの大台に乗せそうです。投資家へのクリスマスプレゼントになるか。株価を見てもトランプ新大統領への期待の大きさが伝わります。1月就任時は2万ドルをキープする可能性は残るでしょう。引き続き、高値更新相場は続きそうです。年末に向けた観察ポイントです。
12月利上げ観測は強まるだろうか。年末に向けNYダウの高値更新が続くなら、現実味は少しだけ残るか。チャート的には、10日移動平均線に沿った高値更新は続いています。10日から25日移動平均線を上回る状態を維持しているので2万ドルに乗せるか。今後の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
12月入りしてもドル円相場は114円前後で推移しています。円安を維持していると言えます。年末に向けた株高と、昨年末の為替水準を考えると、12月も円安を伸ばす可能性はあるのが、今後の観察ポイントです。昨年末の為替は120円でした。株価が19000円台に乗せるには120円まで円安が進まないと難しいか?
日足チャートでは、200日移動平均線(106円)を一気に突破してからも、10日移動平均線に沿って円安は続いています。短期で見ても10日から25日移動平均線を上回る状態は、円安基調は続くでしょう。年末に近づくと115円以上の円安に乗せられるか。今後の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートで見る動きは、12月始値は18535円です。今週は週間で+500円以上値上がりし、19000円台に乗せました。陽線に転換しました。12月末は2万円に乗せて引けられるか。年末に向けた価格は投資家の関心は強いです。また年明け相場も強いか。この点も関心事です。
月足では、6ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。短期では、6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなると売られます。まだ12月は大きくなってません。年明けはご祝儀もあり、幾らで始まるかにより、上値の伸び余地は気にするところでしょう。当面は、昨年末終値19033円から12月高値2万円を意識する動きは続いています。年末に向けた観察ポイントです。
<裁定買い残動向 週足チャート>
12月SQに向けた「507」裁定買い残動向の観察は続きます。12月SQに向け、11億株まで増加しました。株価上昇には裁定買い残の増加が必要なことから、来週SQ明けも増加は続くなら、株価の上昇は続くでしょう。減少に転ずると売られる心配が残ります。このあたりが年末から年明けに向けた観察ポイントです。増加は株価上昇、減少は上値伸び悩みか下落転換。今後の動きの観察ポイントです。
今後の「507」裁定買い残の増減を見ることで、日経平均の上値が分かると言えます。過去の動きを見れば、25億株前後まで増加している事が多いです。増加している間は、日経平均の値上がりは続いています。減少に転ずると日経平均は売られています。今後の「507」裁定買い残動向を見ることは、日経平均の動きの観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率の数値を見ることで、相場の繁閑度がわかります。今週発表(12/2)の数値は、-7%まで改善しています。今週株価は19000円に乗せたことから、来週発表(12/9)の数値は、さらに改善していると思います。0に近づくと相場は過熱している事を意味します。-20%に接近することは、売られ過ぎからボトムと判断できます。10月からの株価上昇により、評価損率の改善は続いています。
今週発表(12/2)の数値が-7%になった事は、株価の水準も、かなり改善している事が伝わります。来週SQ明けも、日経平均の値上がりが続くなら、-5%から0%の範囲まで改善に向かうでしょう。年末の数値が低ければ、年明けも上げ余地を残していると言えます。
今後も「610」評価損率の改善が続くと相場は過熱するでしょう。-5%以上から0%に改善したら、相場の上げ余地は売り場接近と見なければならない。年末から年明けは向けどう動くか。「610」評価損率の数値は、今後の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、日経平均は強い状態を維持しています。今週は12月SQ週で19000円に乗せました。25日移動平均線からカイリ幅は大きくなった状態で、10日移動平均線を上回っています。短期的にはカイリ拡大から伸び悩む場面だが、カイリ幅が大きい状態を維持するのは強いと言えるでしょう。10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇持続です。
12月末には2万円台に乗せてくるか。こう言う期待も強まる株価水準となった。年明けのご祝儀相場の上げ余地は残していると言えるが、乱高下は覚悟しておかなければならないかもしれない。チャート的には、25日移動平均線を上回る状態で10日移動平均線を上回るなら、強い上昇相場の局面です。今後も株価が10日移動平均線を下値支持線としているなら、強い上昇基調です。
トランプ新大統領効果は続いている。NYダウの上昇を見れば分かる。お陰で日本は円安の恩恵を受け株価は上昇している。いつまで続くか。年末のNYダウの高値更新は続くか。どう動く世界市場。
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