日米首脳会談で、安倍首相はトランプ大統領から好意的なおもてなしを受けました。一番のお得意さんにゴルフ接待は後々高いものにつくか分からないが。。好意的な雰囲気から、今週は円安・株高で値上がりして始まったが、月曜日高で終わってしまった。米国はドットフランク法廃止の期待から金融株が値上がりし、NYダウの高値更新に寄与しています。
日本市場もNYダウの値上がり、銀行株の値上がりから、三菱UFJ銀行などは12月の高値を上回りました。半導体関連株に並び、銀行株(三菱UFJ銀行)は日経平均より先に高値・安値をつける先行業種の性質があります。この動きを見ても、日経平均は先高感を残していると見ていますが、19500円に近づくと売り物に押された一週間でした。先行銘柄が高値を更新したので、節分天井→3月SQ天井に伸びた可能性が出てきました。
景気回復局面の株価の動きは、半導体関連株の底入れから始まります。次にベアリング関連株→値ガサ優良株+機械株に広がり値上がりします。今回も同じ業種順の値上がりが見られます。先々の中国を含め景気回復の動きが出てきたと言うことでしょう。半導体関連株に続き銀行株が高値更新した動きを見ても、日経平均が1月5日の高値更新するのはいつ頃か。少し遅れている感じですが、3月SQから3月末にズレる可能性は残しています。このままピークとなってしまうか。3月SQに向けた観察ポイントです。
今年1月に19600円まで値上がりして始まったが、その後の高値を見ると19500円前後で伸び悩んでいます。19500円前後では売り物に押さえている様に感じられます。「610」評価損率が-6%まで改善したことも売り場を示しているため、このまま売り物に押され高値を付けてしまうか、3月SQから3月末に向けて高値更新してくるか。どちらにも見えます。25日移動平均線を下回ると売り転換するので注意です。もし1月高値を上回ってきたなら高値ゾーンの売り場と見てください。
トランプ大統領の政策期待からNYダウは高値更新しています。国境に壁を作るなど公共事業や、金融&証券を分離するドットフランク法廃止、法人税減税など期待は大きい様です。NYダウの高値更新が続く間は、大統領政策への期待が続いている事を表しています。今後利上げがあるか、金融政策など注目は続きます。
今週は続伸から6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数、75日移動平均線を上回る銘柄数は増加に転じました。銀行株(三菱UFJ銀行)が高値更新した事で、日経平均の高値更新期待は残っています。1月5日の高値(19615円)はいつ上回れるか。2月後半から3月に向けた観察ポイントです。
日米首脳会談明け、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加に転じました。昨年12月末1743銘柄(225種209)→1月末1714銘柄(225種202)→2月(2)1556銘柄(225種182)→2月(9)1518銘柄(225種173)→2月(16)1653銘柄(225種192)と前週より130銘柄以上(225種19)増加した。切り返しにも見えます。来週も増加は続くか確認ポイントです。
75日移動平均線を上回る銘柄数も増加に転じました。12月末1753銘柄(225種211)→1月末1596銘柄(225種184)→2月(3)1498銘柄(225種158)→2月(10)1551銘柄(225種178)→2月(17)1551銘柄(225種165)と前週と横ばい、225種株は10銘柄以上減少しました。減っても高水準は維持しているから売られています。来週は増加に転ずるか、減少か観察ポイントです。
6ヶ月移動平均線、75日移動平均線を上回る銘柄が増加したことは押し目からの反発する銘柄も残していますが、日経平均の上昇相場のサイクルでは1月から3月は高値形成期にあたります。高くなれば売り場と見ます。日経平均に先行する半導体関連株はピーク感が出ています。また金融株も高値更新するなど、先行して動く指標銘柄などを観察しながら、日経平均も観察したいと思います。
日米首脳会談は、株式市場では評価されたか。心配されたトヨタバッシングなど、自動車関連株はシッカリしています。日経平均のピークが出てない間は、ベアリング関連株、機械株、小型好業績株、値ガサ好業績株など、もうしばらく上昇基調を維持しそうです。2月後半から3月決算売りの観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
米国経済指標が好調なのか。トランプ大統領の経済政策に期待が先行しているのか。連日NYダウは高値更新を続けています。上昇基調は続くものの、幾らくらいまで割安圏と判断されるのか。期待が先行する間は、株価に過熱感は感じられないものです。しばらく上昇相場は続くと見る状況です。今後の政策評価に注意したい。
チャート的には、200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、株価は25日移動平均線を上回る上昇基調です。この状態を維持する間は高値更新相場は続きます。今後も大統領の政策期待値は株価の動きに表れます。材料出尽くし短期調整に向かうか。来週の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は75日移動平均線(112円)で止まり、円安に戻しています。米国の景気回復は追加の利上げするかどうか催促されます。利上げ→円安を意味します。また公共事業資金は国債発行で資金調達するのか。低金利では資金調達は難しく、利上げの可能性はあります。今後のFRBの金融政策は注目されます。
チャート的には、75日移動平均線で下げ止まり、10日から25日移動平均線を上回っています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回るなら円安は続いている動きと判断できます。また10日から25日移動平均線を下回れば、75日移動平均線を下回る円高に進む心配が出ます。10日から25日移動平均線を上回る状態を維持できるかどうか。金融政策も含め観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
2月は切り返しプラスで推移しています。6ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇基調を維持しています。なかなか19500円以上は重い感じです。19500円から2万円の価格帯は売り物が多い様です。3月は決算売りを控えている事もあり、早めに売っておこうとする動きあり。3月末まで上値は重い状態は続くと見ておく必要があります。
テクニカル的に、6ヶ月移動平均線からの+カイリ幅が大きい1月から2月の動きは収まりつつあります。3月になればカイリ幅は狭まるでしょう。6ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇基調を維持していますが、6ヶ月移動平均線のカイリ幅が狭まると売られやすくなります。3月は決算月と重なるため注意が必要です。引き続き2月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は12月から1月は-7%台の高水準を維持してきました。-8.3%→前々週(1/27)-7.1%→前週(2/3)-7.8%と高水準でした。今週発表(2/10)の評価損率は-6%まで改善しました。-10%から-5%の水準は高値ゾーン(過熱ゾーン)あたります。今週売られたのは高値ゾーンだから売られたと見ることができます。
評価損率の数値が-10%から-5%の範囲にある間は高値ゾーンであり、上値は売られる理由です。いつ売られても不思議ではありません。引き続き、評価損率の数値的には高値圏です。数値的に売り場は続きます。
<JASDAQ指数&東証マザーズ指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
JASDAQ指数の高値更新は続いています。チャート的に、200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、株価は25日移動平均線を上回る上昇基調、高値更新相場を維持しています。この状態を維持する間は高値更新相場は続きます。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
東証マザーズ指数は、JASDAQ指数と同じく、目先高値更新は続いています。日経平均がモタモタしている中で、新興市場は上昇を続ける強い動きです。10日から25日移動平均線を上回る状態は、しばらく上昇相場は続きます。10日から25日移動平均線を下回ると売り転換か調整局面入りします。今後の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日米首脳会談は友好的に感じられた事で高く始まったが、月曜日が高値となりました。その後は材料出尽くし感あり、上値は売り物に押されてしまいました。19500円以上は売り物に押される水準でした。チャート的には、10日から25日移動平均線を上回る状態をキープしている事は上昇基調はキープしています。来週も10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇基調を維持しています。
日足チャートでは、75日移動平均線は上向き上昇基調です。株価は10日から25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。25日移動平均線を上回る間は上昇基調は崩れていません。25日移動平均線を下回ると売り転換します。3月に向けて、25日移動平均線を維持するか。維持なら上昇相場は続くでしょう。下回ると売り転換です。どちらに動くか観察ポイントです。
トランプ大統領の政策は何が飛び出るか。米国金利どう動く。為替はどう動く。東芝は解体か切り売りか。NYダウ2万ドル乗せ高値更新続くか。どう動く世界市場。
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