今週はフランス選挙結果で始まりました。残留派が優勢と言う結果から、円安に振れて始まり欧州銘柄が買われました。トランプ大統領が法人税を35%→15%に引き下げると発表した事から、NYダウは2万1000ドル台を回復しました。ドル円相場は111円台まで円安に戻し、円安を好感して日経平均は週間で+500円以上(660円高)値上がりしました。2週で1000円以上値上がりし、19200円台を回復しました。
5月底入れと見ていましたが、4月の下げで前倒しして底入れした動きです。5月の2018年業績予想発表前に株価は動き出しました。この動きでは5月に入ってからも上昇は続くと見られます。4月の調整が思ったより早かった事と浅かったこと。下げからの切り返しが早いこと。テクニカル指標が低いこと。しばらく上昇が続くと見る理由です。
今週は週間で+500円以上値上がりしました。過去の観察では、週間で+500円以上値上がりすると上昇転換する確率は約8割ありますので、上昇転換したと判断できます。いったん上昇転換すると続伸するパターンが一番多いです。来週も値上がりする確率は高いでしょう。来週は2日しかないので、5月SQに向けて上昇は続く可能性はあります。
前週コメントでは、6月から8月に向けて19500円から2万円を目指すと述べましたが、5月から6月の早い段階で19500円から2万円に乗せそうです。このまま米国のトランプ大統領の法人税減税が実現するなら、利上げが早まる事から、日経平均も連動する形で値上がりするので、2015年に付けた20952円の高値を上回る可能性も早まるかもしれません。第二波トランプ相場と言えそうです。
実際のところ米国の法人税減税はどうなるか。世界の株式市場への影響は大きく、注目されるでしょう。日本も早く法人税減税を実施して欲しいものです。この様な政策は株式市場には強い追い風になります。今週の米国動向は注目です。今後の観察ポイントです。
「126」東証2部指数、「105」JASDAQ指数も切り返し、25日移動平均線を上回るまで戻しました。短期調整と言える強い動きです。新興市場、小型成長株など、引き続き買われる可能性があります。
日経平均 週足・日足チャート
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