今週は、連休明け相場で大幅な続伸で始まり、2週続けて週間で+400円以上値上がりしました。2万円は目前と言うところまできました。次はいつ頃、2015年高値20952円抜きに向かうかと言うところでしょうか。4月初めころ、2018年業績予想が出る前は2万円を上回るのは6月か7月頃かと見ていたが、思っていた以上に相場は強いと感じる動きです。これから2万円に乗せてくると高値圏と見る人、新たな相場の始まりと見る人に別れるでしょう。
日経平均は、2012年末の8000円台から上昇転換し、上昇トレンドは維持しています。上昇トレンドが続く以上、高値更新相場は続いていると見ます。上昇トレンドの中で高値、安値の基調が出来ています。2018年業績予想の発表時期に2万円に接近した事は、強い上昇を維持していると感じられます。次の押し目の時期はいつ頃か、今後の観察ポイントです。
株価が上昇する理由は2018年業績予想が良いからです。また外国人投資家(プロ)が買うからです。昨年11月の米国トランプ大統領当選から株価は上昇しています。昨年の秋以降、すでに2018年業績予想を先取りする動きに入っていたと言えるでしょう。株価が業績予想を先取りしたところに、2018年業績予想は出揃ってきました。株価が2万円に迫る水準で業績予想は出揃った事になります。発表後も25日移動平均線を上回る上昇基調を維持するなら、株価は上げ余地を残していると言えます。下回ると売り要因です。
為替相場は4月108円をボトムに円安に反転しています。5月に入ってから75日移動平均線(上値抵抗線)を突破し、114円まで円安に動いた事が株価の追い風となっています。引き続き、円安基調が続く間は、株価の上昇基調は続くと見る動きです。円高に動くと株価は売られます。
4月25日騰落レシオは69ポイント(ボトム)→今週131ポイントまで高くなりました。数値的には高値ゾーンに入ったと言えますが、騰落レシオは日経平均より先にピークを付ける性質があります。25日騰落レシオがピークを付けた後、日経平均は高値を取ってきます。まだ騰落レシオがピークを出してないので、上げ余地を残していると見えます。
「107」マザーズ市場(238銘柄)では75日移動平均線を上回る銘柄数は、2月末159銘柄→3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月(12)101銘柄と4月ボトムに増加に転じています。2月ピークの数値から見れば、増加余地を残していると言えます。マザーズ市場の銘柄数が増加した事は、新興市場の業績も上向いていると言えるでしょう。
「105」JASDAQ市場(755銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月末624銘柄→2月末598銘柄→3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月(12)383銘柄と4月ボトムに増加しています。1月ピークの数値から見ると増加余地を残していると言えます。また「105」JASDAQ指数は高値更新しており、業績予想も良いと言えるでしょう。
東証2部銘柄(530銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、12月末449銘柄をピークに1月末448銘柄→2月末439銘柄→3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月(12)265銘柄と4月をボトムに増加しています。2部市場も増加余地を残しています。来週も増加は続くか観察ポイントです。
東証1部銘柄(2020銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、12月末1750銘柄(225種211)をピークに減少に転じ→1月末1602銘柄(225種184)→2月末1465銘柄(225種144)→3月末905銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月(12)1435銘柄(225種140)と増加中です。来週も増加は続くか観察ポイントです。
5月連休明け、日経平均は大幅高でスタートしました。目先は10日移動平均線からカイリ幅は大きくなっています。短期線からのカイリ幅が大きい間は上げにくいが、10日移動平均線と接近するころから上げに向かうか。また10日移動平均線を下回ると売り場になる場合もあります。接近する頃から上げ下げ両面の目線で見て下さい。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは2万1000ドルに乗せてから伸び悩んでいます。チャート的に10日から25日移動平均線を上回っているので、上値指向の状態に変わりありません。10日から25日移動平均線を上回る状態は、2万1000ドル台回復に向けた動きを意味します。チャート的には上昇基調の状態です。
上から10日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、200日移動平均線上向きの状態を維持なら上昇相場は続きます。来週も上昇相場は続くと見る動きです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は順調に円安に動いている様に見えます。チャート的に4月に200日移動平均線(108円)で止まり反発に転じてから、5月に入ってから75日移動平均線(上値抵抗線)を突破する円安に動いています。75日移動平均線を突破した事は円安基調に動き出したと見ています。
75日移動平均線(112円)を上回った事で下値支持線となりました。今後は75日移動平均線(112円)を上回る状態は円安基調は続くと見ます。75日移動平均線を下回る時は良くない円高パターンです。円安が続く間は株式相場の上昇は続くと連想できます。このあたりが観察ポイントと言えます。
<日経平均 月足チャート>
5月入りしてから日は浅いが、約700円値上がりしています。月足チャートでは、5月は6ヶ月移動平均線(19200円)を上回って始まっています。今週も+400円以上の値上がり幅で、6ヶ月移動平均線を上回る陽線となっています。続伸期待のローソク足の動きと言えます。大陽線のまま2万円に乗せてくると、2015年高値20952円に向けた動きに向かいます。
月足では6ヶ月移動平均線を下回ると売り転換と判断するが、上回る状態は上昇相場は続くと判断されます。上回る状態から2015年高値20952円に向けた動きが続くと見ています。どう動くか、5月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
週足チャートでは13週移動平均線を上回ったので再上昇転換と言えます。引き続き、13週移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。下回ると売り転換です。
「610」評価損率は、-9.49%→(4/14)-11.69%→(4/21)-9.17%→-8.90(4/28)と改善しています。まだ上げ余地を残していると言えます。3月の-5%水準以上に改善すると高値警戒ゾーンです。今後の評価損率は、-5%以上に戻すまで上げ余地を残していると言えます。来週以降の観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
東証小型株指数は、2015年高値を上回る状態から、今週の続伸から高値更新相場を維持しています。引き続き10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場は続きます。東証小型株指数の動きを見ても、好業績成長株、小型好業績株が強い事が伺えます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか。来週の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
東証小型株指数は2015年高値を下回っているが、もう少しで上回る水準です。今週の続伸から高値更新相場を維持しています。引き続き10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。小型株指数に続き、東証中型株指数も強い動きです。好業績成長株、好業績株が増えている事が分かります。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか。来週の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
連休明け相場は大幅高で始まりました。フランス選挙明け、株式市場、為替相場は大きく動きました。今週はこの様な事が値上がり材料となりました。2週続けて週間で+400円以上値上がりしました。週間で+500円以上→今週も+500円以上値上がりする場面があった事は、強い上昇相場と言えます。
25日騰落レシオは69ポイント(ボトム)→今週131ポイントまで高くなりました。25日騰落レシオは日経平均に先行して動く性質があります。まだピークを出していない事は、日経平均は上げ余地を残していると言えるでしょう。今後ピークを付けた後に、日経平均はピークを付けてきます。このあたりも観察ポイントです。
韓国大統領選が終わり、北朝鮮はミサイルをやめた。フランス大統領どう動く。米国の減税はトーンダウンしたか。どう動く世界市場。
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