日経平均は、6月2日に20239円を付けた事で、当面ボックスの見通し→強い上昇の動きに見方を変更しましたが、変更前のボックスの域を抜け出せなかった。19500円から2万円のボックスは続くか、高値更新の上昇基調に転ずるか。2万円に乗せた事で上昇に改めましたが、まだボックスの範囲を抜け出たとは言えません。悩む状態にあるが、上放れるまで、もうしばらくボックスが続く可能性あります。上放れ待ちとなるのか観察です。
元々6月から7月はボックスと見ていました。20239円を付けた事で上昇に転換したかと変更しましたが、ボックスの範囲を抜け出せずにいます。チャート的には2万円(6/2)に乗せた時のマド埋めまで下げました。さらに25日移動平均線まで下がり、下回ると調整期間は延びる心配があります。ここから上がり始めるか。ボックスの域で推移は続くか。
チャート的には200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、10日移動平均線は25日移動平均線を上回っています。この状態で株価は25日移動平均線を上回って推移しているので、上昇基調の状態です。25日移動平均線を下回るとボックスへ。10日移動平均線を上回れば高値更新相場へ。またはボックスの範囲で推移は続くか。このあたりを確認する動きとなっています。
日経平均は、2万円以上は重く伸び悩んでいるが、東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1月末1714銘柄(225種202)→2月末1637銘柄(225種184)→3月末1257銘柄(225種128)→4月末1171銘柄(225種122)→5月末1230銘柄(225種110)→6月(8)1330銘柄(225種125)→6月(6/15)1288銘柄(225種125)と4月ボトムに高水準は維持しているので強い状態と言えます。引き続き、1000銘柄以上で増加が続く状態は強気相場は続きます。
6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、高水準を維持しているので上昇基調はシッカリしています。来週以降も6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数を維持できるなら強い相場は続くでしょう。減少に転じたら弱気転換と判断されます。このあたりの状態は観察ポイントです。
引き続き「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数は高値圏を維持し、強い状態です。新興市場、小型好業績株、小型成長株は上昇基調を維持しています。外国人投資家動向では、JASDAQ市場の買い越しが続いているのを見ても、新興市場、小型好業績株、小型成長株が買われている事がわかります。
「107」マザーズ市場(238銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、2月末159銘柄をピークに→3月末132銘柄→4月末82銘柄ボトム→5月末127銘柄と推移し、6月(2)から135銘柄→6月(9)144銘柄→6月(16)130銘柄と高水準は維持しているので、マザーズ市場も活況は続いていると言えます。来週も高水準維持できるなら強いと言えます。
「105」JASDAQ市場(755銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月末624銘柄をピークに→2月末598銘柄→3月末444銘柄→4月末290銘柄ボトム→5月末440銘柄で推移してきました。6月(2)入りから434銘柄→6月(9)447銘柄→6月(16)466銘柄と増加は続いています。増加続くうちは、JASDAQ市場の銘柄が買われているから強いと言えます。「105」JASDAQ指数の高値更新は続くか観察ポイントです。
東証2部銘柄(527銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、12月末449銘柄をピークに1月末448銘柄→2月末439銘柄→3月末333銘柄→4月末214銘柄ボトムに→5月末280銘柄→6月(2)304銘柄→6月(9)290銘柄→6月(16)317銘柄と高水準は維持しています。増加傾向なら高値更新銘柄の増加は続きそうです。
東証1部銘柄(2022銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、12月末1750銘柄(225種211)をピークに→1月末1602銘柄(225種184)→2月末1465銘柄(225種144)→3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)と切り返しました。6月(2)入りから1431銘柄(225種143→6月(9)1274銘柄(225種134→6月(16)1324銘柄(225種133と高水準を維持してます。数値を見ることで強い上昇状態かどうかわかります。
6月相場入りし2万円を回復した後、売られて2万円手前で売り物に押されて上値は伸びない状態です。個別株では買われている銘柄数は増加傾向でも、日経平均の上値は重いと感じられます。今週末はザラ場で前週SQ値(19997円)は上回ったものの上値は重かった。来週も上放れできるか観察です。個別株では、新興市場、小型好業績株、小型成長株の上昇は続くと見ています。
<NYダウ 日足チャート>
FOMC総会でイエレン議長は利上げ(0.25%)を発表。また資産縮小など出口戦略も発表しました。それでもNYダウの高値更新し、米国債(金利)は下がっているから、上手な運営をしていると言えるでしょう。秋の利上げまで据え置くのかと見ていたが、資産縮小まで発表しました。今後も上手な運営が期待されます。
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向きの状態で、株価は10日移動平均線を上回る高値更新相場を続けています。強い相場といえます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回って推移するなら、高値更新相場は続きます。
利上げ発表で、国債は買われ、米国債利回りは低下し、少しドル高に動きました。NYダウが10日から25日移動平均線を上回って推移している間は、高値更新相場は続きます。10日から25日移動平均線を下回ると短期調整に転換します。2万1000ドル台で高値更新する強い状態です。下げた時は押し目となります。高値更新は続くか観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
円高(109円)に動いていたが、FOMCイエレン議長の発言から108円台まで円高に振れた後、111円まで円安に動きました。来週も円安に戻せるなら株高期待はあるでしょう。秋の利上げを期待し、もう少し円安は続くか。6月のドル円相場は110円を挟み、小幅な値動きです。チャート的には200日移動平均線(110円)が下値支持線で、75日移動平均線(111円)は上値抵抗線になっています。200日移動平均線(110円)を下回る円高に向かうか。75日移動平均線(上値抵抗線)を突破する円安に動くか。
6月相場は、200日移動平均線(110円)を下値支持線に維持していますが、75日移動平均線(上値抵抗線)を上回れるか観察です。円高→株安。円安→株高。どちらに動くか。来週の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」東証マザーズ指数は高値更新が続いています。新興市場は買われ続けている事が分かります。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る強い上昇相場が続く状態です。小型好業績成長株、小型好業績株が買われています。25日移動平均線を上回る状態は、上昇相場は続くでしょう。来週の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、今週は高値更新できなかったが高値をキープしています。10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか。JASDAQ指数の動きを見ても、JASDAQ市場の小型好業績成長株、小型好業績株が買われている事がわかります。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数は高値相場を維持しています。10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場です。東証小型株指数の動きから、小型成長株、小型好業績株は買われている事が分かります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、好業績株の上昇は続くでしょう。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数は、高値ゾーンを維持している上昇基調です。25日移動平均線を上回る状態は上昇基調です。引き続き、25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、6月相場は6ヶ月移動平均線(19300円)を上回る状態で始まったが、今週も始値を上回って推移しています。株価は上げ下げしても、6月の始値を上回った状態の小幅な範囲です。ローソク足が6ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇基調です。引き続き、6ヶ月移動平均線(19300円)を上回る状態は、強い上昇基調は続くと判断できます。
東証1部銘柄では6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、5月末1230銘柄(225種110)→6月(15)1288銘柄(225種125)と強い状態を維持しています。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が多い状態は、強い上昇相場は維持できています。7月も6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加が続くなら、7月も日経平均は上昇期待が持てます。減少に転じたときは要注意です。6月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週はSQ明けの相場でしたが、FOMCの利上げ発表を前にして動かなかった。前週に乗せた2万円台に乗せられず、上値は重いと感じられました。19750円まで下げた後、週末に前週のSQ値はザラ場で上回ったものの小幅な値動きです。まだボックス圏の域は脱していないが、10日移動平均線は上回ってくれば高値更新相場に戻します。
25日移動平均線を下回ると売り転換の心配が残ります。またボックスの域を脱しないとも言えます。引き続き、25日移動平均線を上回る状態を維持できるか。2万円は重く感じますが、25日移動平均線を上回っていれば上昇期待は残ります。ボックス相場の域での推移は続くか。上昇基調に転じ、2万円に戻せるか観察です。
25日騰落レシオは100ポイント以下まで下げました。株価は25日移動平均線で下げ止まっています。25日騰落レシオの数値から見ると少しリバウンドしそうです。ボックスか、リバウンドか。このあたり観察ポイントです。
イエレン議長は小幅な利上げを発表。また秋の利上げ期待されている。NYダウの高値更新相場続く。今後の為替はどう動く。どう動く世界市場。
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