日経平均株価の動き(2017年06月23日)

今週は週初めから値上がりし、6月2日に付けた20239円高値を20318円まで値上がりして上抜きました。6月から7月はボックスから基調を上昇に見直しました。見直してから上回った事で、7月も上昇基調は続き、また6月高値を上回る可能性があります。7月が高くなると、逆に8月から9月は調整に向かう心配はあります。

6月中に今週の高値を上回ってくると、7月は2015年に付けた20950円を目指す展開が期待されます。値上がり銘柄から見られるものは、マザーズ銘柄、JASDAQ銘柄など、中小型好業績銘柄が値上がりしています。指数を見ても「107」東証マザーズ、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数などが高値更新しています。引き続き7月も、新興市場、小型好業績相場が続くと見ています。

今週も、チャート的には200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、10日移動平均線は25日移動平均線を上回っている。この状態で株価は10日から25日移動平均線を上回る上昇基調です。10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。下回ればボックス相場に戻ります。

日経平均は、2万円台に乗せてきました。東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1月末1714銘柄(225種202)→2月末1637銘柄(225種184)→3月末1257銘柄(225種128)→4月末1171銘柄(225種122)→5月末1230銘柄(225種110)→6月(8)1330銘柄(225種125)→6月(6/15)1288銘柄(225種125)→6月(6/22)1429銘柄(225種129)と4月ボトムですが、225種銘柄数はあまり増加していません。引き続き1000銘柄以上が続く状態は、強い上昇相場が続いていると判断できます。

「107」東証マザーズ、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数は高値更新が続く強い基調です。新興市場は小型好業績株、小型成長株が買われて上昇相場は続いています。引き続き、7月も新興市場は小型好業績株、小型成長株が買われると見ていますが、高くなれば売り場になります。

「107」マザーズ市場(238銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、2月末159銘柄をピークに→3月末132銘柄→4月末82銘柄ボトム→5月末127銘柄と転換しました。6月(2)から135銘柄→6月(9)144銘柄→6月(16)130銘柄→6月(23)139銘柄と増加しています。マザーズ市場は活況と言えるでしょう。7月相場に向けて高水準維持は強い相場と言えます。

「105」JASDAQ市場(754銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月末624銘柄をピークに→2月末598銘柄→3月末444銘柄→4月末290銘柄ボトム→5月末440銘柄と転換しました。6月(2)から434銘柄→6月(9)447銘柄→6月(16)466銘柄→6月(23)509銘柄と6月は毎週増加しています。JASDAQ市場も活況は続いています。「105」JASDAQ指数は、高値更新相場が続く強気相場です。

東証2部銘柄(525銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、12月末449銘柄をピークに1月末448銘柄→2月末439銘柄→3月末333銘柄→4月末214銘柄ボトムに→5月末280銘柄に転換しました。6月(2)304銘柄→6月(9)290銘柄→6月(16)317銘柄→6月(23)348銘柄と6月も増加しています。7月も増加続くなら、高値更新相場は続くと見ることはできます。

東証1部銘柄(2026銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、12月末1750銘柄(225種211)をピークに→1月末1602銘柄(225種184)→2月末1465銘柄(225種144)→3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)と切り返した。6月(2)入りから1431銘柄(225種143)→6月(9)1274銘柄(225種134)→6月(16)1324銘柄(225種133)→6月(23)1447銘柄(225種137)と6月は毎週増加しました。225種銘柄はあまり増えてない事が、日経平均の上値が重い理由となっている感じです。

上昇維持なら、6月の日経平均はプラスで引けそうです。新興市場、JASDAQ市場は高値更新から強気相場は続いています。7月は値上がりして始まると、6ヶ月移動平均線からカイリ幅は大きくなり、高値警戒感が出てきます。いったん売り場の可能性も出てきます。7月も個別株は、新興市場、小型好業績株、小型成長株の上昇は続いても売り場接近と強気相場の両面の観察が必要となってきます。

<NYダウ 日足チャート>

NYダウは高値更新相場です。チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向きの状態で、株価は10日移動平均線を上回る高値更新相場を続けています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回って推移するなら高値更新相場は続きます。

目先は10日移動平均線からカイリ幅が大きくなり、10日移動平均線まで調整していますが、引き続き、10日移動平均線上回る間は高値更新相場です。10日から25日移動平均線を下回ると短期調整に転じます。2万1000ドル台で高値更新する強い状態を維持しています。今後の観察ポイントです。

NYダウ 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

今週はチャート的に、75日移動平均線(111円)を上回る円安相場に向かうか観察するところでした。200日移動平均線(110円)は下値支持線で推移し、75日移動平均線(111円・上値抵抗線)を上回れずにいます。来週も200日移動平均線(110円・下値支持線)に75日移動平均線(上値抵抗線)の2線間で推移は続くか。上下どちらかに放れるか観察です。

4月以降、200日移動平均線(110円)は下値支持線で維持し、上値は75日移動平均線(上値抵抗線)を上回れずにいます。円高→株安。円安→株高。引き続き、上下どちらに動くか。観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>

<東証マザーズ指数 日足チャート>

今週も「107」東証マザーズ指数は高値更新を続けています。週末は10日移動平均線からカイリ幅が大きくなり売られました。それでも10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。上昇相場が続くことは、新興市場の小型好業績成長株、小型好業績株が買われているからです。10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続くでしょう。来週の観察ポイントです。

<JASDAQ指数 日足チャート>

「105」JASDAQ指数も高値更新してきましたが、週末下げました。同じく10日移動平均線からカイリ幅が拡大していた事から、利益確定売りから下げました。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くか。JASDAQ指数の動きから小型好業績成長株、小型好業績株が売られた事がわかります。

東証マザーズ指数 JASDAQ指数 日足チャート

<東証小型株指数&東証中型株指数>

<東証小型株指数 日足チャート>

「124」東証小型株指数も高値相場を維持しました。10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場が続きます。小型成長株、小型好業績株は買われている事が分かります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績株の上昇は続く。

<東証中型株指数 日足チャート>

「123」東証中型株指数も年初来高値更新の上昇基調です。10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇基調は続きます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くと見ています。7月は高くなると売られる心配はあります。

東証小型株指数&東証中型株指数

<日経平均 月足チャート>

月足チャートでは、6月相場は6ヶ月移動平均線(19300円)を上回る状態で始まり、今週も上回る上昇基調です。今週は6月2日に付けた高値を上回り、高値更新しました。7月もローソク足が6ヶ月移動平均線を上回る状態は上昇基調です。引き続き、6ヶ月移動平均線(19300円)を上回る状態は、上昇基調は続くと判断できます。

7月も6ヶ月移動平均線を上回って始まると、6ヶ月移動平均線からカイリ幅は大きくなり、高値警戒感が出る心配はあります。7月高ければ8月から9月は6ヶ月移動平均線まで短期調整の心配があります。8月に東芝2部降格の影響はでるか?8月から9月は高値注意です。7月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

今週は6月2日20239円高値を上回る20318円まで高値を伸ばしました。6月中に高値更新して引けるなら7月も強い上昇相場は続くと見ています。6月高値を上回るなら、7月相場は2015年高値20950円を目指します。

チャートでは25日移動平均線を下回ると売り転換の心配はありますが、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態を維持するなら上昇基調は続くでしょう。25日移動平均線を下回ってしまうか。この点が観察ポイントです。

25日騰落レシオは100ポイント以下まで下げて反発してきました。今週は112ポイントまで高くなりました。25日騰落レシオの数値が上がる間は上昇相場は続きます。リバウンドで終わるか。上昇は続くか。観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

NYダウの高値更新相場続く。米国利上げ発表後も円安にならず。米国債利回りは低下している。今後の為替はどう動く。どう動く世界市場。

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