6月相場は2万円台に乗せて終わ(引け)ると期待していました。月末最後に下げてしまったが、何とか2万円(20033円)を維持して終えました。これで7月は2万円相場のスタートと期待したい。再度2万円相場を維持できるかどうか。7月はチャレンジ相場となります。このあたりが観察ポイントです。
6月は週末毎に6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数、75日移動平均線を上回る銘柄数を確認しましたが4週間増加傾向を維持しました。月末に売られたが、2万円台に残った。上昇銘柄の増加は続き、強い状態を維持して引けた事がわかります。東証1部銘柄では、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1500銘柄を上回り、75日移動平均線を上回る銘柄数も約1500銘柄を維持しました。
銘柄数は1500銘柄から1700銘柄以上に増加すると高値警戒感は出てきます。月末に6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1500銘柄以上に増加した事も、高値警戒感から売り要因になっていました。7月は1500銘柄から1700銘柄以上に増加すると利食い場接近と見ておく必要はあります。
銘柄数から見る7月相場は、再度2万円相場に乗せ維持できるかどうか。このフシメを維持できないと戻り売られてしまいます。2万円を維持するなら2015年に付けた20952円を意識する相場と見ています。2015年高値20952円を意識する相場展開になる時は、東証1部で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1700銘柄に増加している可能性があります。銘柄数から高値警戒感の利食い場が意識されそうです。
6月のマザース指数、JASDAQ指数は高値で引けました。月末の下げも小幅で終わり、7月相場も高値更新相場は続きそうです。利食い売りで売られ始める時は、大幅に値上がりしたマザーズ銘柄、JASDAQ銘柄、中小型好業績銘柄などが多くなり、買い銘柄が見あたらなくなった時と考えられます。引き続き、7月相場は「107」東証マザーズ、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数など牽引役か観察が必要です。
日経平均は、チャート的に200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、10日移動平均線上向き、株価は10日移動平均線を下回りましたが、強い上昇基調の状態で6月相場を終えました。この状態で7月相場がスタートするなら、引き続き、25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。この状態も観察ポイントです。
6月末に2万円に乗せて引けた事で、7月の日経平均は2万円相場がスタートする事を期待したい。2万円以上は高値圏の心配が残りますので、強気と高値の両面の観察が必要です。東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1月末1714銘柄(225種202)→2月末1637銘柄(225種184)→3月末1257銘柄(225種128)→4月末1171銘柄(225種122)→5月末1230銘柄(225種110)と4月ボトムでした。
6月(8)相場は、1330銘柄(225種125)→6月(15)1288銘柄(225種125)→6月(22)1429銘柄(225種129)→6月(29)1510銘柄(225種152)と増加は続きました。今週は225種銘柄の増加が多かった。引き続き、7月相場は1500銘柄以上が続く状態なら、強い上昇相場、高値警戒の両面は続くと判断できます。
「107」東証マザーズ、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数は高値圏で6月相場を終えました。新興市場はIT関連株、小型好業績株、小型成長株が買われ、上昇相場は続きました。引き続き、7月も新興市場は小型好業績株、小型成長株が続く間は上昇相場が続きますが、高くなれば売り場になります。
「107」マザーズ市場(238銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、2月末159銘柄をピークに→3月末132銘柄→4月末82銘柄ボトム→5月末127銘柄と4月ボトムに転換。6月(2)から135銘柄→6月(9)144銘柄→6月(16)130銘柄→6月(23)139銘柄→6月(30)153銘柄と、6月末売られても増加して引けました。7月相場に向け高水準を維持なら強い上昇相場は続きそうです。
「105」JASDAQ市場(754銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月末624銘柄をピークに→2月末598銘柄→3月末444銘柄→4月末290銘柄ボトム→5月末440銘柄と4月はボトムでした。6月(2)は434銘柄→6月(9)447銘柄→6月(16)466銘柄→6月(23)509銘柄→6月(30)539銘柄と6月末に売られても前週より増加して引けました。JASDAQ市場も活況は続いています。7月も「105」JASDAQ指数は、高値更新相場が期待されます。
東証2部銘柄(525銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、12月末449銘柄をピークに1月末448銘柄→2月末439銘柄→3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄と4月ボトムに転換しました。6月(2)は304銘柄→6月(9)290銘柄→6月(16)317銘柄→6月(23)348銘柄→6月(30)368銘柄と6月末は売られても増加して引けました。7月も高値更新相場は期待されます。
東証1部銘柄(2026銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、12月末1750銘柄(225種211)をピークに→1月末1602銘柄(225種184)→2月末1465銘柄(225種144)→3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)と4月ボトムに切り返しました。6月(2)は1431銘柄(225種143)→6月(9)1274銘柄(225種134)→6月(16)1324銘柄(225種133)→6月(23)1447銘柄(225種137)→6月(30)1492銘柄(225種156)と6月末は売られても前週より増加して引けました。目先は下げても強い状態を維持した事が分かります。7月は2万円相場の始まりと期待したい。
4月から5月に2018年業績予想が発表されました。業績予想が出た上で6月相場は前月比プラスで引けました。IT関連銘柄、半導体関連銘柄、電子部品関連銘柄など、強い上昇相場は続きました。7月中旬から四半期決算の発表は集中します。四半期決算によって上げ下げしそうです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは売られましたが、高値更新相場を維持しています。チャート的に、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向き状態で、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場を維持しています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回って推移する状態は高値更新相場は続きます。
目先は10日移動平均線からカイリ幅が大きくなると、10日から25日移動平均線前後まで調整する事はよくあります。引き続き、10日から25日移動平均線に沿っている間は、高値更新相場は続きます。10日から25日移動平均線を下回ると短期調整に転じます。7月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週はチャート的に75日移動平均線(上値抵抗線)を上回るか。200日移動平均線(下値支持線)を下回るか。持ち合いを上下どちらに放れるか観察する場面でした。75日移動平均線(111円・上値抵抗線)を突破する円安に動きました。75日移動平均線を上回った事で、次は75日移動平均線(111円)が下値支持線に変わりました。
75日移動平均線(上値抵抗線)を上回り、10日移動平均線(111円)を上回ったので、短期では10日移動平均線が下値支持線です。10日移動平均線に沿って円安に向け推移するか。10日移動平均線を下回ると次は75日移動平均線が下値支持線です。10日移動平均線に沿って推移するか観察です。円高→株安。円安→株高。観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週末「107」東証マザーズ指数は大きく下げないで上昇基調のまま、上昇基調を続けています。週末は10日移動平均線からカイリ幅が大きくなり売られました。それでも25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。上昇相場が続くことは、新興市場の小型好業績成長株、小型好業績株は買われているからです。10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続くでしょう。来週の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数も高値を維持して引けました。月末下げましたが、25日移動平均線を維持している状態は強いと言えます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回るなら上昇相場は続くでしょう。JASDAQ指数の動きから小型好業績成長株、小型好業績株が売られた事がわかります。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も高値相場を維持しました。10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続きます。小型成長株、小型好業績株は買われ続けた事が分かります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績株の上昇は続く。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も来高値更新の上昇基調です。10日から25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績相場が続いていることを意味します。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇相場は続くと見ているのは、小型成長株、小型好業績株相場が続くと見ている事です。7月は高くなると売られる心配はあります。
<日経平均 月足チャート>
月末売られましたが、月足チャートでは前月比プラスで2万円は維持して引けました。6月は6ヶ月移動平均線(19350円)を上回る状態で始まり、上回る状態で終えました。来週から7月相場入りしますが、7月も6ヶ月移動平均線を上回って始まると上昇基調で始まったと判断できます。7月相場は上げ幅が大きくなると、6ヶ月移動平均線からカイリ幅は大きくなり高値警戒感が出ます。
7月は6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなったら高値警戒して見てください。逆に下げた場合は、6ヶ月移動平均線を下回らなければ上昇相場の調整局面と判断できます。7月相場はどう動くか。7月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
6月は2万円台に乗せて引けられるか観察ポイントでした。これで7月相場は2万円相場のスタートなりそうです。チャート的に200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、10日移動平均線上向き、株価は25日移動平均線を上回る上昇基調で引けました。
この状態で7月相場入りします。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇基調が続きます。10日から25日移動平均線に沿った上昇相場は、2015年高値20952円に向けた上昇相場と考えます。25日移動平均線を下回れば売り転換し、調整局面に転じますので、上回る状態なら上昇は続きます。この点が観察ポイントです。
NYダウは高値更新相場、高値警戒相場続く。米国利上げ後もNYダウは強い。為替は少し円安に動き出すか。今後の為替は円安に動くか。どう動く世界市場。
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