前週は2万円台に乗せて引けました。今週は6月SQ週です。SQを先取りする形で2万円に乗せたか。新たな相場スタートか確認するところであった。今週、為替が109円台まで円高に進んだ動きを見て、これ以上の円高も難しく、反転に転ずる可能性は高まったため、当面の動きについてのコメントを修正します。
中長期トレンドは上昇基調で、オリンピックに向け高値更新相場が続く動きに変わりありません。短期では6月から7月はボックス相場は続き→高値更新は8月から10月以降と見ていた点を、6月から7月はボックス→上昇相場に変更し、逆に8月から9月にボックス相場か短期調整局面と言う。今までと逆の見方に変えます。まだ6月から7月は観察しながらになりますが、6月SQ明けから上放れしてくる可能性は高くなったと見ています。
前週高値20230円から2万円割れまで下げました。為替は109円まで円高となりました。目先これ以上の円高には進みにくいと思われるため、円安に戻すなら株価が値上がりするからです。6月2日に付けた20239円の高値は、来週SQ明け以降、上回ってくる可能性が出てきたと見方を変更します。
この局面で2万円台を回復するなら、7月相場も高値更新相場が続く可能性は強まります。8月以降と見ていた上昇相場は6月から7月に前倒しされ、逆に8月から9月はボックス相場か調整局面と、先に高値を出す可能性はあります。それでも8月から9月に調整すれば押し目となり年末は高くなると見ています。
6月から7月に2万円台で上昇相場が続くなら、2015年に付けた20952円を目指す展開となります。そのあたりから高値警戒感が出る可能性はあります。それでも8月から9月の調整が終われば、また年末に向け、高値更新相場に戻すと見ています。この点は秋以降の業績発表を見ての判断になります。
<ドル円 日足チャート>
今週のドル円相場は、109円台まで円高に動きました。チャート的には200日移動平均線(109円)まで円高となり、当面の下値支持線と見ていた200日移動平均線まで円高に振れた事で、短期的に行き過ぎ感のある円高です。今後200日移動平均線を下回らなければ、円安に戻してくると見ています。円安は株高に向かいます。
為替相場は円高→円安に振れやすくなっている事から、日経平均は売られにくくなり、逆に上がりやすくなったと見ることができます。今後25日から75日移動平均線を上回る円安に戻せるかどうか。今後、円安に向かうかどうか。日経平均の方向性を見る重要な観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
前週に20239円まで値上がりして引けました。今週はSQ週と言うことから、SQの前倒しかどうか。この点が観察ポイントでした。短期で109円まで円高に振れ、日経平均は2万円を下回った。さらに売られるかどうか。観察していましたが、109円以上の円高は難しい様に見える事で、日経平均の下げ余地は無くなり、円安→値上がりしやすくなります。
チャート的に見ると、200日移動平均線は上向き、75日移動平均線は上向き、25日移動平均線は上向き、10日移動平均線は上向きです。4本の移動平均線は上向きで、株価は10日移動平均線まで下がらず切り返しました。チャート的には強い上昇パターンの切り返しと判断されます。
このチャート状態を維持し、株価が10日から25日移動平均線を上回って推移するなら高値更新相場に向かいます。また高値更新相場は続きます。6月から7月に向けて、20750円から2万1000円に向けた動きに変わる可能性は高くなります。この状態を持続できるかどうか。この点が観察ポイントです。
NYダウは高値更新相場を維持している。為替は109円まで円高に動いた。今後どう動く。どう動く世界市場。
臨時コメントについて
相場が急変したり基調が変わるようなときには、その都度臨時コメントが掲載されます。
臨時コメントは株の達人ユーザーのみのサービスです。
↓ブログでは日経平均や先物、ミニ先物などの分析を掲載しております。ほぼ毎日更新!ぜひご覧ください。
本日の市況と個別株徹底解説
https://www.sevendata.co.jp/user_blog/