日経平均株価の動き(2017年07月21日)

7月SQ明け相場は、2万円割れの小幅調整で切り返しました。もう少し深くなるかと思っていましたが、浅い下げで早めの切り返しは強い動きと判断できます。2万円を意識した動きにも感じられました。25日移動平均線割れの浅い下げてあっても押し目の買い場となりました。再度25日移動平均線を上回ってきたので上昇基調に戻したと言えます。

7月は四半期決算時期です。下方修正した個別株は売られるかもしれませんが、日経平均は2万円台に戻してきたので、全体的には四半期決算は良いと判断されたと言えるでしょう。月末に向け発表待ちを残していても、2万円台に乗せている事は上値を目指す動きと見ています。

6月に続き7月も2万円台に乗せて引ければ、2万円前後の売り物をある程度は消化したと判断されます。8月相場は高値を目指す展開の可能性が出てくると見ています。米国市場はNYダウ、SP500、NASDAQ指数が最高値更新しています。7月も残り1週間で日経平均がどこまで上値を伸ばせるか。米国市場の恩恵はあるか?

月足では、7月は小幅プラス陽線で6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調です。7月末までに6月高値(20318円)を上回って引けることはできるか。2万円相場が定着しない事には上げ幅は大きくなりません。来週以降、6月高値を上回る事に期待したい。6月高値を上回って引ければ、8月相場は2015年高値(20952円)を目指す展開が期待されます。6ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇相場から上値更新の期待は残ります。

7月SQ明け、小幅な下げで切り返しました。東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1500銘柄を上回ってきました。7月末に向けて1500銘柄以上をキープできれば強い上昇相場で引けたと言えるでしょう。8月も1500銘柄以上を維持し、1600銘柄以上に増加してきたら高値警戒ゾーンの心配は出てきます。売り場接近と見る数字です。

「107」マザース指数、「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数は、7月も6ヶ月移動平均線を上回る強い上昇基調で高値更新しています。IT関連、小型好業績相場は続いています。6ヶ月移動平均線を維持する夏相場は高値更新相場は続きます。

日経平均(日足チャート)は、200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、株価は25日移動平均線を上回り上昇相場に戻してきました。株価は10日から25日移動平均線を上回る状態は2万円相場を維持し、高値更新相場の期待を残しています。

来週以降、25日移動平均線を上回り2万円相場を維持し、6月高値(20318円)を上回ると期待しています。25日移動平均線を上回り6月高値を上回れば、8月は高値更新相場に期待したい。上値重いか、高値狙うか観察ポイントです。

「107」マザーズ市場(241銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄→7月(7)144銘柄→7月(14)156銘柄→7月(21)161銘柄。7月2週増加が続く強い状態。引き続き、増加が続くなら強い上昇相場は続くでしょう。7月相場も高水準を維持なら強い上昇相場が続くか観察です。

「105」JASDAQ市場(754銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月(7)550銘柄→7月(14)578銘柄→7月(21)579銘柄と同じく2週増加し、強い状態。来週も増加が続くなら上昇相場は強くなるでしょう。増加が続くなら「105」JASDAQ指数は、高値更新相場は続くと見ることはできます。

東証2部銘柄(523銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月(7)376銘柄→7月(14)429銘柄→7月(21)435銘柄。同じく2週増加。来週も増加なら強い。7月も上昇相場と高値警戒の観察は続きます。

東証1部銘柄(2028銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月末1494銘柄(225種156)→7月(7)1452銘柄(225種159)→7月(14)1573銘柄(225種177)→7月(21)1598銘柄(225種162)。2週続けて増加、225種は減りました。増加が続くのは強い相場。8月に向けた観察ポイントです。

<NYダウ 日足チャート>

NYダウは高値更新相場を続けている。世界の株式市場の牽引力となっている。S&P500、NASDAQ指数も高値更新しています。経済絶好調と言えます。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場を維持します。チャート的に、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向き状態で、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場を維持しています。しばらく続くと見る状態です。

昨年はドル安、株高相場であったが、今年もドル安(円高)、株高相場に変わった。日本株には為替円安は期待薄になったと言えます。極端な円高に向かわない限り、NYダウの牽引は続きそうです。また日本市場は円安でなくても株高は続きそうです。7月の観察ポイントです。

NYダウ 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

G20後、2円ほど円高に動き、米国市場は高値更新しました。密約あったか?ドル安政策容認か?しばらく111円から114円の範囲で推移しそうです。75日移動平均線に沿って112円で推移しているので、75日移動平均線を上回っていれば、極端な円高にはならず112円前後での動きが続くか。7月は110円から114円で推移したが、日経平均はシッカリしている。

チャートでは、75日移動平均線(下値支持線)を上回る状態で推移しています。チャート的には、75日移動平均線、200日移動平均線を上回っているが、ボックス相場で推移は続くか。円高でも株高。円安も株高か。観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>

<東証マザーズ指数 日足チャート>

「107」東証マザーズ指数は、25日移動平均線に沿っています。短期調整は終わったか。7月末に向けて25日移動平均線を上回る状態は、高値更新チャレンジなら、8月相場も上昇相場は期待できそうです。引き続き、25日移動平均線を上回る状態を維持できれば上昇相場は続きます。来週の観察ポイントです。

<JASDAQ指数 日足チャート>

今週も「105」JASDAQ指数は高値更新しています。10日から25日移動平均線を維持する状態は強い状態です。10日から25日移動平均線を上回る状態は、上昇相場は続くでしょう。JASDAQ指数が高値更新は小型好業績成長株、小型好業績株の上昇は続くでしょう。

東証マザーズ指数 JASDAQ指数 日足チャート

<東証小型株指数&東証中型株指数>

<東証小型株指数 日足チャート>

今週「124」東証小型株指数も上放れから高値更新は続いています。10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は強い。小型成長株、小型好業績株は買われ続けている事が分かります。10日から25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績株は上昇が続くでしょう。

<東証中型株指数 日足チャート>

「123」東証中型株指数も高値更新しています。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調が続くでしょう。来週も10日から25日移動平均線を上回るなら、高値更新相場は続くでしょう。引き続き、10日から25日移動平均線を上回るか。観察ポイントです。

東証小型株指数&東証中型株指数

<評価損率 週足チャート>

今週は7月SQ明けでした。日経平均は2万円をキープしました。「610」評価損率は-11.69%(4/14)→-6.88%(6/30))→7.21%(7/7)→6.67%(7/14)と前週より改善したが、-10%から-5%は高値ゾーンの範囲で高値に迫り、上げ余地は小さくなっている事がわかります。8月に向けて-5%以上に改善すると高値警戒ゾーンです。

株価が2万円台に定着するなら、「610」評価損率の数値の改善は続くと考えます。-5%に接近し、改善が続くのは高値ゾーン。-5%から0%ゾーンは高値警戒ゾーンになります。評価損率は高値圏に近づいています。数値的に売り場ゾーン接近と見る数値です。

評価損率 週足チャート

<日経平均 月足チャート>

7月相場は、月足チャートでは6ヶ月移動平均線を上回る状態で引けそうです。6ヶ月移動平均線(19500円)を上回る状態は、上昇基調は続くでしょう。7月中に6月高値20318円を上回れるか。上昇は続くか。この点が観察ポイントです。

7月は6ヶ月移動平均線を上回り2万円台で引ければ、8月は6ヶ月移動平均線を上回って始まり、カイリ幅が大きくなれば高値警戒の心配は出てきます。6月高値を上回り、2015年高値を目指す上昇相場は続くと期待していますが、要観察です。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

今週は25日移動平均線を下回ったが、小幅調整で切り返しました。切り返し早く2万円台に戻しました。この動きを見ても強いと言えますが、日銀の買い支えとも言えます。売り物を消化し2万円台に戻したので、高値更新する事を期待しています。後は7月末を2万円台で引けるか。この点が観察ポイントです。

チャート的には、25日移動平均線(20090円)が下値支持線です。また25日移動平均線を上回り、2万円台をキープして引けました。上昇基調に戻したと言えます。この状態から8月相場は、25日移動平均線を上回る上昇相場を維持できれば強いでしょう。25日移動平均線を下回ると弱いと言えます。下げたら短期調整の買い場です。25日移動平均線を上回って推移すれば上昇相場は続きます。この点が観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

安倍総理ピンチは日銀買い支えで援護か。米国市場の高値更新相場続く。引き続き高値警戒と強気相場続く。G20後、為替は円高に動く。米国ドル安容認か。為替どう動く。どう動く世界市場。

→日経平均株価の動き:目次へ

臨時コメントについて

相場が急変したり基調が変わるようなときには、その都度臨時コメントが掲載されます。
臨時コメントは株の達人ユーザーのみのサービスです。

↓ブログでは日経平均や先物、ミニ先物などの分析を掲載しております。ほぼ毎日更新!ぜひご覧ください。
本日の市況と個別株徹底解説
https://www.sevendata.co.jp/user_blog/