今週から8月相場入りです。7月は6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加し、個別株の内容は良かったが、日経平均は2万円を下回って引けました。日経平均だけ弱い感じを受けました。8月から225種から東芝はエプソンと入れ替わったが、週末は2万円を上回れず弱い状態で終わりました。米国雇用統計が出るまでは動きそうにありません。発表待ちです。
7月(21)の「610」は-6.42%まで改善し、7月(28)は-7.87%に悪化しました。7月は6%台で高値圏を示しました。8月売り場と見ていたが、評価損率の数値からも売り場を示している。8月は20500円以上に値上がりしてくれば売り場と見ていたが、弱い動きをしているので、来週の動きを見たい。7月に続き、-6%に戻せば売り場となります。このあたりが8月の観察ポイントです。
「107」東証マザーズ指数は7月陰線(月足)になりました。8月も売られ、前月比マイナス(陰線)です。値動きの軽い新興市場から売られ始めた様に感じられます。8月のマザース市場が売られるのは、先に新興市場から売られ始めたか。8月のマザース市場は下げ止まるか、下げ続けるか。相場の流れのカギと言えそうです。
8月の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1500銘柄以上に増加して始まりました。まだ1500銘柄以上を維持しているので強いのですが、225種銘柄では6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が減少し、日経平均は弱い動きと言えます。東証一部銘柄で1600銘柄以上の増加は売り場でしょう。増加してくる事は売り場ですが、このまま減少に転じてしまうか。この点も来週SQに向け観察ポイントです。
8月の「104」TOPIX指数は高値更新しています。時価総額の大きい銘柄(値ガサ株)が牽引していることを表しています。TOPIXは高値更新しているので、次は日経平均の高値更新を期待していたが、弱い動きです。先ずはSQに向け2万円相場を定着できるか観察です。
7月末で四半期決算が終わり、「107」マザース指数は崩れ初めてきました。「105」JASDAQ指数、「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数はシッカリしています。IT関連、小型好業績株相場、電子部品関連など、乱高下始まったら高値圏と見ておきましょう。この点も観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(238銘柄)では、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄→7月末139銘柄と減少して引けました。8月(4)100銘柄と大幅に減少してきました。下降転換の心配あり、切り返せるか観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(753銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月末588銘柄と増加して引けました。8月(4)502銘柄とこちらも減少しました。8月も増加が続くなら強い上昇相場ですが、減少が続くなら売り場の可能性あります。8月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(526銘柄)で75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月末429銘柄と増加して引けました。8月(4)389銘柄と減少に転じて始まりました。8月は増加なら強い相場より高値警戒ゾーンと言えます。減少なら下降転換の心配があります。両面での観察は続きます。
東証1部銘柄(2026銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は、3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月末1494銘柄(225種156)→7月末1433銘柄(225種136)と6月より減少しました。225種銘柄の減少が目立ちました。8月(4)1451銘柄(225種134)と225種のパンチ力は欠ける。売り場に転ずるか、上昇は続くか。8月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
米国はドットフランク法を緩和すると発表し、金融株が買われました。この様な理由もあり、NYダウは2万2000ドル台に乗せてきました。緩和策を期待し、強い動きと言えます。「802」S&P500、「803」NASDAQ指数もシッカリしています。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続きます。
チャートでは、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線は上向き状態で、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場は続いています。強い状態維持と感じられます。8月も高値更新相場は続く勢いはありますが、25日移動平均線からカイリ幅が大きくなっている点は短期調整の可能性はあります。8月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週ドル円相場は110円台まで円高となりました。円安に切り返しを期待したい動きです。先ずは75日移動平均線(111円)を上回れないと円安に切り返しません。75日移動平均線を上回る動きに向かうか。来週の観察ポイントです。
チャートでは200移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は収レンしています。200日から75日移動平均線を下回っているので、しばらくボックス相場で推移は続くか。75日移動平均線を上回る円安に戻すか。観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」東証マザーズ指数は崩れたか。75日移動平均線まで下げてきた。下げ止まるか、200日移動平均線まで下げるか。ここで下げ止まり反発に転ずるなら押し目となります。この点は観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
7月末に「105」JASDAQ指数は高値更新しました。25日移動平均線からカイリ幅は拡大した状態から、8月は調整しているが、25日移動平均線は上回っています。25日移動平均線で切り返せば強い動き。25日移動平均線を下回ると売り転換します。この点も観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
8月も「124」東証小型株指数は高値更新しています。25日移動平均線を上回る状態で高値更新は強い動きと言えます。小型成長株、小型好業績株は買われている事が分かります。25日移動平均線を上回る状態は、小型好業績株相場は上昇が続くでしょう。
<東証中型株指数 日足チャート>
8月「123」東証中型株指数も強い動きと言えます。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇基調です。25日移動平均線を下回ると売り転換します。この点が観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
7月の「610」評価損率は-6.88%(6/30))→-7.78%(7/28)に悪化しました。8月相場入りし-7%→-6%に改善するなら高値警戒ゾーンと見てください。数値的には-6%前後から高値警戒ゾーンと見ておいた方が安全です。8月は値上がりし、-6%以上に改善したら高値警戒ゾーンの売り場です。
7月は2万円を下回って引けました。8月は値上がりすれば、「610」評価損率の数値は改善します。改善することは高値圏を意味します。-6%から0%ゾーンは高値警戒ゾーンの売り場です。8月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
7月は前月比-108円安でした。8月は前月比プラスでスタートし、月足チャートでは6ヶ月移動平均線を上回る状態の上昇基調です。8月も6ヶ月移動平均線(19600円)を上回る状態維持は、上昇基調で引けたと言えます。来週以降、上放れるか、ボックス推移は続くか。来週の観察ポイントです。
8月は6ヶ月移動平均線を上回る2万円台で始まりましたが、新興市場は乱高下しています。8月は6ヶ月移動平均線を上回る状態でも、いったん売り場の可能性があります。8月は2015年高値(20952円)を目指せるか。下げに転じてしまうか。どっちに動くか。観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
7月は25日移動平均線を下回ってしまいました。8月は25日移動平均線と75日移動平均線に狭まっています。75日移動平均線まで下げないと見ていますが、目先は25日移動平均線を挟んで乱高下しています。25日移動平均線を下回ってしまうと戻り売りに転じます。8月は25日移動平均線を上回り、2万円相場に戻し、高値更新相場に向かう事を期待したいが、上昇に戻す動きは整っていません。
チャート的には、25日移動平均線(20050円)を上回ってくれば、2万円相場に向かうと見ていますが、また25日移動平均線を下回ってしまうと戻り売りに転じてしまうのが心配のポイントです。まず2万円を定着できるか。25日移動平均線を上回る状態を維持できるか。この点が観察ポイントです。
今夜の米国雇用統計発表待ち。それまで動き悪い。米国市場の高値更新相場続く。米国市場は非常に強い相場と言える。8月の為替はどう動く。どう動く世界市場。
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