中間決算のお化粧買いは終わり、2万円を回復し、9月相場は引けました。株式併合に伴う株高も9月相場を支えた様に感じました。来月から10月相場入りします。目立った材料がない中で2万円に乗せたので、10月はお化粧買いの利食い売りも出そうです。売り物を消化すると下値固めになります。このあたりを期待したいです。
北朝鮮からミサイルが飛んでくる心配の中でも、解散総選挙を実行しました。短期間に自由党・民進党は「希望の党」に合流すると纏まりました。早く纏まったのは当選目的の「希望の党」か。10月は選挙絡みのスキャンダルも出てくるかもしれません。国民目線では希望は感じられない選挙戦となりそうです。
トランプ大統領の法人税20%に引き下げる提案が好感され、米国市場は上昇し、為替とドル高円安に動きました。実際に法案として通るかは不明です。しばらくドル高円安に動くなら日本株にはメリットがありますが、否定されると逆行の心配は残るでしょう。日本の株高を後押しするまでドル高円安に動くか注目されます。
株式併合は、「124」東証小型株指数、「123」東証中型株指数とって、強く上昇している局面では、指数の上昇へのメリットは大きくなりそうですが、下がる時の影響も大きくなるでしょう。10月は選挙と絡み、株価は期待はあるが、乱高下の心配も残ります。
日経平均はお化粧買いも加わり、3週続伸しました。今週は配当落ちで小幅な上げ幅でしたが、「311」東証時価総額はバブル最高値606兆円を2週更新(616兆円)しました。更新が続く間は、日経平均の上昇は続くでしょう。「124」東証小型株指数は、90年2253ポイント→前週に続き3289ポイントまで伸ばしました。小型株が高値更新の中で、10月の「日経平均」は高値更新は続くか。選挙を控え乱高下するか。この点は観察ポイントです。
9月中間決算は終わり、10月から11月に中間決算発表を控えどう動くか。上方修正なら株価は一段高の期待があります。為替が円安に動けば、上方修正は上積みされます。10月以降、中間決算内容により、株価の動きは変わるでしょう。10月は上方修正銘柄、材料株など上昇期待は強まります。
日経平均株価(指数)は、もう少しで25日移動平均線と75日移動平均線がGクロスします。思ったより早めにクロスしそうです。短期的には25日から75日移動平均線は下回らない動きです。Gクロスすると上昇基調と判断します。短期的には10日移動平均線を下回る場面があれば、押し目と見た方が良いと思います。
今週は円安に動きましたが、新興市場、小型好業績株、中型好業績株は円高で高値更新してきました。引き続き、為替動向に関係なく、IT関連、電子部品(スマホ、電池、EV車)、小型好業績株など、円高でも強みです。円高でも業績を伸ばすところは、引き続き、上昇基調を維持すると見ています。引き続き、小型好業績株、新興市場、高値更新を続けている株は、為替に関係なく、10月も上昇は続くと見ています。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、9月は増加に一転して引けました。日経平均は3週続いて約1300円値上がりしました。8月末1406銘柄→1158銘柄(9/7)→1315銘柄(9/14)→1487銘柄(9/21)→1575銘柄(9/28)と増加しました。7月末1459銘柄(225種140)→8月末1406銘柄(225種122)→9月(7)1158(225種99)→9月(14)1315銘柄(225種127)→9月(21)1487銘柄(225種156)→9月(28)1576銘柄(225種159)と225種は大幅に増加して引けました。
9月の「107」マザーズ市場(242銘柄)も回復しました。75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄(ピーク)→7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月(1)95銘柄→9月(8)49銘柄→9月(15)66銘柄→9月(22)66銘柄→9月末80銘柄と3週増加しました。マザーズ市場は9月で調整は終わったか。10月に向け上昇続くか。観察ポイントです。
9月JASDAQ指数は、高値更新相場が続いています。「105」JASDAQ市場(750銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月(1)465銘柄→9月(8)338銘柄→9月(15)403銘柄→9月(22)439銘柄→9月末475銘柄と増加して引けました。10月に向け、良い状況です。
東証2部指数も高値更新相場が続いています。東証2部銘柄(524銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月(1)368銘柄→9月(8)274銘柄→9月(15)331銘柄→9月(22)342銘柄→9月末356銘柄と増加し、強い状態で引けました。10月に向け良い状況です。
TOPIX指数の高値更新も続いています。東証1部銘柄(2040銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月末1494銘柄(225種156)(ピーク)→7月末1433銘柄(225種136))→8月末1244銘柄(225種99)→9月(1)1284銘柄(100)→9月(8)1000(225種82)→9月(15)1267(225種118)→9月(22)1383銘柄(225種147)→9月末1510銘柄(225種150)と強い状態で引けました。10月に向け強い状態です。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは高値更新を続けています。今週は法人税減税案など好感されました。ドル高円安に動く材料です。今後のNYダウ上昇にどれだけ寄与するか。NYダウの買い材料は続くか。トランプ大統領の経済政策は短期的にはメリットか。
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向きで、株価は25日移動平均線を上回る上昇相場は続いています。25日移動平均線を上回る状態は、上昇相場は続きます。減税効果は先食いされるか。しばらく上昇基調は維持しそうです。10月に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、113円まで円安に進みました。チャート的には、200日移動平均線を突破する円安局面に。今年は114円から115円以上の円安には進んでいません。これを突破する円安となるか。米国経済政策はドル高円安なら、円安は続く期待は残るでしょう。
チャート的には、200日移動平均線(112円)を突破してきました。3週続く円安局面は大きい。200日移動平均線(112円)を突破したので、しばらく200日移動平均線(112円)を維持しようとする可能性はあります。10月の為替動向は観察ポイントです。円安→株高の可能性は続くか観察です。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週の「107」東証マザーズ指数は下げ止まりから底入れ感が出てきました。200日移動平均線を上回り、25日移動平均線を上回り、10日移動平均線を上回ってきました。25日移動平均線は200日移動平均線を下回らず、切り返してきました。反発は続くか10月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は高値更新相場を続けています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向きで、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場を続けています。高値更新を維持する強い動き。10月も高値更新相場は続くか観察です。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も高値更新相場は続くでしょう。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くでしょう。10月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も高値更新相場は続くでしょう。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、また10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くでしょう。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場続くでしょう。10月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
株価上昇に「610」評価損率の改善は小さい。8月の評価損率は、-9.20%(8/4)→-9.94%(8/10)→-.05%(8/18)→8.95%(8/25)→-8.38%(9/1)→9月(8)-11.0%→9月(15)-9.85%→9月(22)-10%と変わらず。株価が上げた割には動きませんでした。
9月末に株式併合されました。いったん決済されたものもあり、来週発表の数値は改善していると思われます。10月も改善は続くか。-5%接近は高値ゾーンです。株価が13週移動平均線を上回ったので、再上昇転換しました。引き続き、13週移動平均線を上回る状態は上昇基調です。10月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、9月は強い切り返しとなりました。6ヶ月移動平均線(19800円)を上回り、上昇基調で引けました。10月は6ヶ月移動平均線を上回って始まれば、上昇基調スタートです。引き続き6ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇基調は続きます。
下段の9ヶ月SRV-D(黒)は、80ポイント以上に高い状態のまま9月を終えました。80ポイント以上で引けた事は強い相場は続くと見るトレンドフォローの状態です。上回った状態は、株価は約20%値上がる期待は続きます。年末に向けて上昇相場は続きそうですが、10月の選挙では乱高下の心配は残ります。10月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、75日移動平均線を上回る上昇基調です。75日移動平均線を上回ったので、しばらく75日移動平均線は下回りません。再上昇相場に向かう動きです。この状態は下げたら買い場と見ます。短期的には、10日移動平均線を下回れば押し目と見る動きです。
25日騰落レシオは、株価の先高感を表す指標でもあります。129ポイントまで高くなりましたが、株価より先にピークを付ける性質がある指標です。25日騰落レシオが後にピークを付けることは珍しい事です。いま高くなっているので、株価に先高感を残しています。
この状態を見ても、10月相場は下げたら買い場であり、先高感を残しています。チャート的には上昇基調に転ずると、株価の上げ幅は大きくなります。選挙中でも先高感を残しています。10月の観察ポイントです。
議員の「希望」は当選すること。ロケットマン発言は挑発か。北朝鮮は挑発に対抗するか。米国の法人減税は長期はインフレ要因の円安要因か。NYダウ上昇いつまで続く。どう動く世界市場。
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