日曜日は衆院選挙投票日です。与党圧勝が予想されています。今週の株高は与党優勢を先取りしたところもあった様に感じられました。アベノミクス=株高政策を支持する先取り高とも感じられます。また米国減税法案に現実味が出てきたことも、NYダウ高に繋がり、追い風となっています。
追い風に乗って1996年高値22750円を目指す展開は続くと見ていますが、高くなれば利食い売りから売られます。また米国減税法案が流れたら失望売りで下げるでしょう。減税が実行される事を願いたい。目先の上昇は、いつ頃から売りに押されるか観察するところです。
NYダウの上昇や、日経平均の上昇を見ても分かるように、「国策に売り無し」の相場格言の如く、選挙後に発表される、オリンピック後の国策、IT強化、人工知能、ロボット、自動運転など、関連する銘柄の掘り起こし、上昇相場持続の期待値は高いでしょう。新たな産業の発掘、新たな経済の仕組み、規制緩和などの発表(材料)を待ちたい。評価されれば株高は続くと感じられます。また米国の減税の実現を信じたいものです。
10月に入り、値上がり銘柄数は増加し、上げ幅は大きいです。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は大幅に増加しました。今年1月は1700銘柄(225種205銘柄)まで増加したところで株価は高値圏に達しました。現在は1613銘柄(225種201銘柄)まで増加してきました。225種銘柄数は、1月高値に近づいています。引き続き、上昇相場は持続と見ていますが、東証1部銘柄数も1月と同じくらい増加すれば上値は伸び悩むと見ています。選挙後の動きは注目されます。
引き続き、JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数は高値更新を続けています。東証小型株指数、東証中型株指数が高値更新している間は、日経平均の高値更新も期待できるでしょう。9月中間決算発表後も、小型好業績株の上昇相場は続きそうです。業績上方修正した銘柄はチェックです。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加は続いています。8月末1406銘柄→9月末1575→10月(19)1650銘柄と増加しています。7月末1459銘柄(225種140)→8月末1406銘柄(225種122)→9月末1575銘柄(225種158)→10月(5)1525(225種165)→10月(12)1588銘柄(225種172)→10月(19)1650銘柄(225種201)と225種銘柄は増加しました。225種は強い局面が続いている事が分かります。
「107」マザーズ市場(240銘柄)は調整中と感じられます。75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄(ピーク)→7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月末78銘柄→10月(6)74銘柄→10月(13)78銘柄→10月(20)80銘柄と9月から横ばいです。マザーズ市場の上値は重く感じられます。10月の観察ポイントです。
JASDAQ指数は高値更新相場を続けています。「105」JASDAQ市場(750銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月末483銘柄→10月(6)481銘柄→10月(13)506銘柄→10月(20)485銘柄と少し減りました。
東証2部指数も高値更新相場は続くでしょう。東証2部銘柄(524銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月末363銘柄→10月(6)351銘柄→10月(13)360銘柄→10月(20)351銘柄と少し減りました。引き続き、10月相場の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2044銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は、3月末909銘柄(225種82)→4月末1047銘柄(225種107)→5月末1156銘柄(225種102)→6月末1494銘柄(225種156)(ピーク)→7月末1433銘柄(225種136))→8月末1244銘柄(225種99)→9月末1575銘柄(158)→10月(6)1515(225種177)→10月(13)1606銘柄(225種186)→10月(20)1600銘柄(225種205銘柄)と225種銘柄の増加が目立ちました。10月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
米国は減税法案は実現可能と受け止めているようです。NYダウは好感し、2万3000ドル台に乗せてきました。米国市場はハイピッチの上昇相場と言えます。米国経済は絶好調を示し、減税を先買いしています。引き続き、青天井相場は続くが、NYダウが調整に入ったら、日本は影響を受けそうです。
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向き、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場は続いています。下段の18・22日RCIは97ポイントまで高くなりました。短期的には買われ過ぎ感が強まります。青天井相場はいつまで続くか。10月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、112円前後で推移しています。チャート的には200日移動平均線(112円)に沿った水準でもみ合っています。25日移動平均線と200日移動平均線がGクロスした円安パターンです。25日から200日移動平均線を上回る水準で維持なら円安の動きです。
チャート的には、200日移動平均線(112円)を上回って維持しています。25日移動平均線と200日移動平均線はGクロスし、円安に動こうとしています。下段の18・22日RCIは90ポイントをピークに-9ポイントまで下がりました。RCIは切り返しの動きです。0ポイント以下から切り返す動きか。10月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
今週の「107」東証マザーズ指数は75日移動平均線を上回れず、25日移動平均線まで下げました。下値は200日移動平均線(下値支持線)を上回っています。75日移動平均線の2線に挟まれた状態です。75日移動平均線の突破できれば再上昇相場に戻すでしょう。10月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、強い青天井の高値更新相場を続けています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向きで、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場が続きます。引き続き、高値更新相場は続くか観察です。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も強気の高値更新相場が続きます。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続くでしょう。10月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も強気の高値更新相場が続きます。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続くでしょう。10月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は、前週10月(6)-8.80%→10月(13)-8.69%とほぼ横ばいです。株価上昇の割には改善していません。上げ余地があると言えば言えるでしょう。今後の相場基調と評価損率の数値で相場のピークが掴めます。今後は-5%に接近したら高値ゾーンと見た方がよいでしょう。
評価損率は、-8.95%(8/25)→-8.38%(9/1)→9月(8)-11.0%→9月(15)-9.85%→9月(22)-10%→9月末-8.52%→10月(6)-8.80%→10月(13)-8.69%と横ばいです。評価損率から上げ余地を知ることができます。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、10月の上げ幅は+1000円を上回る大幅な上げ幅となりました。2015年高値20952円を上回り、次は1996年高値22750円をいつ頃上回るかと言う展開です。1000円幅上げた事で、6ヶ月移動平均線カイリ幅は拡大しました。6ヶ月移動平均線からカイリ幅が拡大する事は、強い相場と高値警戒感の両面から観察する局面です。引き続き、強い上昇局面はカイリ幅は大きくなります。
下段の9ヶ月SRV-D(黒)は86ポイントまで高くなりました。80ポイント以上を維持するのは強いトレンドフォロー相場局面です。引き続き、下段の9ヶ月SRV-D(黒)が80ポイント以上で推移する状態は、強い上昇局面は続きます。年末から年度末に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、2万1400円台に乗せてきました。日経平均は強い局面です。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、短期では10日から25日移動平均線を上回る状態は、上昇相場が続きます。下回れば押し目と判断できます。
下段の25日騰落レシオは、株価より先にピークを付ける性質があります。25日騰落レシオは、138ポイントを付けてから116ポイントまで下げています。株価に先行して下げ始めた動きと言えます。先に25日騰落レシオがピークを付けて、次に日経平均の高値更新相場が止まると、短期的には、25日騰落レシオがピークを示す動きと言えます。10月の観察ポイントです。
衆院選は与党圧勝か。「希望」は崩壊。北朝鮮の暴発はあるか。NYダウ上昇いつまで続く。為替どう動く。どう動く世界市場。
臨時コメントについて
相場が急変したり基調が変わるようなときには、その都度臨時コメントが掲載されます。
臨時コメントは株の達人ユーザーのみのサービスです。
↓ブログでは日経平均や先物、ミニ先物などの分析を掲載しております。ほぼ毎日更新!ぜひご覧ください。
本日の市況と個別株徹底解説
https://www.sevendata.co.jp/user_blog/