11月入りしてから急ピッチな上昇が続きました。アッと言う間に1996年(21年前)高値2万2750円を上回り、11月SQに向けて2万3000円台に乗せました。先物で23400円台に乗せた後、一気に売られました。高値から-1000円幅、一気に下げました。株の上げ下げはSQからSQに向けて動きます。SQらしい荒い値動きだった。次は12月SQに向けて値動きの荒い相場展開が予想されます。
市場では、中間決算が出揃ってきたところ、株価は値上がりを続けてきました。10月に1655円値上がりし、11月は短期間に1300円以上値上がりしました。9月安値から4000円以上の大幅な値上がりとなりました。短期間の大幅高で高値警戒感が強まっていたところ乱高下が始まりました。それでも週間で-500円以上下げなければ、上昇基調は維持されています。今週の下げ幅でも日経平均の上昇基調は変わっていません。
今週は1996年高値22750円を捉えました。次は1991年高値27270円を目指す展開はいつ頃から向かうか。今後の相場観察のポイントです。いまはバブル相場色を強めており、何れ射程圏内に入るものと見ていますが、2万5000円を上回ってくると、ドドッと個人投資家は市場に入ってくると見ています。個人投資家が買い出す頃から高値圏と言えるでしょう。
11月入りし、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は一時1750銘柄まで増加しましたが、その後、株価が値上がりする中で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は減ってきました。銘柄数は増えないのに、日経平均は上げ幅を大きくしたので、高値警戒感は強まっていたが、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数を一定数維持していれば上昇相場は続きます。
6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1648銘柄(225種203銘柄)まで減りましたが、強い状態は維持しています。トレンドは崩れていないが、強い相場と高値圏の両面を示しています。東証1部は約2000銘柄ですから、85%が6ヶ月移動平均線を上回った事は高値警戒と言えます。次は12月SQに向けて、どの程度上げ余地を残しているか。引き続き観察ポイントです。
引き続き、JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数は高値更新を維持しています。JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数が高値更新相場を維持している間、先に日経平均が高値を付けることはありません。まず先に、新興市場、2部指数、小型株指数からピークを付けます。小型株指数は日経平均に先行していると言えます。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加を続けてきました。8月末1406銘柄→9月末1575→10月末1747銘柄まで増加しました。11月(2)1716銘柄(225種208)→11月(9)1648銘柄(225種203)と前週から減りました。1700銘柄以上は高値警戒水準であった事が分かります。引き続き、12月SQに向けて強い状態を維持するか観察です。大きく減らなければ強気局面は続いていると判断できます。
「107」マザーズ市場(245銘柄)、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末132銘柄→4月末82銘柄→5月末127銘柄→6月末153銘柄(ピーク)→7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月末78銘柄(ボトム)→10月末121銘柄→11月(2)119銘柄→11月(10)127銘柄と増加し、切り返しました。マザーズ市場は強い状態を維持し、上昇は続きそうです。11月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(748銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末444銘柄→4月末290銘柄→5月末440銘柄→6月末559銘柄→7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月末483銘柄→10月末558銘柄→11月(2)536銘柄→11月(10)494銘柄と少し売られて減少しました。引き続き、強い状態を維持できるか。観察ポイントです。
東証2部銘柄(524銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は、3月末333銘柄→4月末214銘柄→5月末280銘柄→6月末374銘柄→7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月末363銘柄→10月末379銘柄→11月(2)376銘柄→11月(10)341銘柄と売られました。引き続き、上昇維持できるか。11月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2049銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は、8月末1244銘柄(225種99)→9月末1575銘柄(158)→10月末1737(225種208)→11月(2)1696銘柄(225種212)→11月(10)1604銘柄(225種190)と225種は大きく売られました。引き続き、強気相場と高値圏の両面相場続く。11月観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
トランプ大統領訪日の横田基地の演説で、この1年で220万人の雇用を増やし。経済を良くし株価を上げました。日米関係は最高の関係だ。その通りなら、NYダウの上昇は続く可能性は高いでしょう。目玉政策の法人税減税は1年先延ばし発言が出てきて、NYダウは乱高下してきました。株式市場は減税を先取りしており、今後の課題といえます。
チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向き、株価は25日移動平均線を上回る高値更新相場は続いています。下段の14日RSIは、10月半ばに90ポイントでピークを付けて下げ始めていました。短期的に買われ過ぎは、先にRSIがピークを付けていました。次は押し目待ちか、青天井相場は続くか。11月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、113円を挟んで推移しています。丁度居心地のよい水準かもしれません。これで円安になればガソリン価格は高くなるし、輸入価格は押し上げられてしまうでしょう。しばらく円高状態でも株価上昇が続くなら、為替はボックス範囲で問題なさそうです。
チャート的には、25日移動平均線(113円)は上向きで下値支持線になっています。25日移動平均線(113円)を上回る状態は円安基調と言えるが、まだ114円以上は重そうです。25日移動平均線を下値支持線としているなら円安基調の動きです。5月、7月の114円を上回る円安に向かうか。ボックス範囲に収まるか。11月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」東証マザーズ指数は75日移動平均線を上回り、再上昇転換しました。25日移動平均線は75日移動平均線を上回る上昇基調に戻しました。10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続くでしょう。11月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は上昇相場維持できるか。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向きで、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は維持しています。引き続き、高値更新相場は続くか。調整に向かうか。11月の観察ポイントです。
<東証小型株指数&東証中型株指数>
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も高値更新相場を維持しています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場は続くでしょう。目先は10日移動平均線からカイリが大きくなっている心配は残ります。11月の観察ポイントです。
<東証中型株指数 日足チャート>
「123」東証中型株指数も高値更新相場維持しています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、10日から25日移動平均線を上回る状態は高値更新相場は続くでしょう。目先は10日移動平均線からカイリ拡大し、短期調整の心配あり。上昇相場を維持するか。11月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は、10月(6)-8.80%→10月(13)-8.69%→10月(20)-9.91%→11月(2)-80.2%と改善しました。数値的には株価の上げ余地を残している状態です。今後の評価損率の数値は注目されます。数値的には上げ余地を残していると言えます。週間で-500円以上、下げない間は下降転換しません。今週は週間でプラスを維持しているので上昇持続しています。
株価水準と評価損率の数値で相場の繁閑度、株価のボトム・ピークが掴めます。12月に向けて-5%に接近したら高値ゾーンと見ます。評価損率は、10月(6)-8.80%→10月(13)-8.69%→10月(20)-9.91%→10月(27)-8.36%と少し改善しました。まだ評価損率は上げ余地を残しています。11月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、11月入りし1300円以上高くなったところで売られました。1996年高値22750円を上回ってきました。短期的には目標達成感あり、SQと重なり売られた様に感じられます。引き続き、11月中に始値(22144円)を下回らなければ強い上昇局面は続くと言えます。
下段の9ヶ月SRV-D(黒)は前週88ポイント→今週87ポイントと強い状態を維持しています。80ポイント以上で推移する間は強い上昇局面は続きます。引き続き、下段の9ヶ月SRV-D(黒)が80ポイント以上を上回る状態は強い状態と言えます。今後の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、今週は2万3300円台(高値)まで上げてきました。1996年高値22750円を上回る強い局面でした。日経平均は、200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、短期では10日移動平均線を上回る強い上昇局面です。短期的には、10日移動平均線からカイリ幅は拡大した高値警戒色を強めている心配はあります。
下段の14日RSIは、100ポイントを4日続けるまで高くなりました。10日移動平均線からカイリ幅は拡大し、短期高値警戒パターンは続いていました。目先は10日移動平均線を下回れば、25日移動平均線までの調整局面の可能性はあります。下回らなければ高値更新相場は続きます。下回れば短期調整局面入りしたと見てください。引き続き、11月の観察ポイントです。
トランプ大統領の日本外交、安倍さんより横田基地重視。安倍さんはゴルフ外交でOK。米国の法人税減税は大丈夫か。NYダウ上昇いつまで続く。為替は円安に向かうか。どう動く世界市場。
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