日経平均株価の動き(2017年12月01日)

NYダウは高値更新を続けています。上院で減税法案が可決された事が好感されました。後は年内に採決を残すだけとなりましたが、本日、日本時間が始まったとき、採決は延期されたと発表されました。それを受けて、日本市場は売りに転じました。採決に向けて上昇は続くものと見ていますが、採決の行方は気になるところです。

日本は真逆の増税政策で、日銀の株式下支えに、NYダウの追い風がなくては株高は難しい?引き続き、日銀買い、NYダウ高、好業績の3拍子が揃った上昇局面は続くものと見ていますが、12月末に向けて上昇は続くか。NY市場をにらんでの展開は続きます。

9月SQに向けて北朝鮮からミサイルが飛んできていました。来週は12月SQ週ですが、何故かメジャーSQに向けてミサイルが飛んできたり、米国のグッドニュース、バッドニュースが飛び込んできます。12月が終われば、次は3月SQに向けて飛ばすのか?来週のSQに向けてミサイルは飛んでくるか。

11月9日に日経平均は23382円の高値を付けた後、25日移動平均線に沿っての推移が続いていました。今日は先物は2万3000円を付けました。SQに向けて2万3000円に乗せてくるか。個別株は11月9日からの急落で75日移動平均線を上回る銘柄数が急減したが、日経平均の戻りを見るように戻している銘柄は増加しました。個別株は回復している事が分かります。短期調整が終わりつつある様に感じられます。

11月は2万3382円まで値上がりしましたが、急落しても前月比+713円高で引けました。高値に見えても、思っていた以上に買いは強かったです。12月末は11月高値を上回って引けると強気目線でみています。12月相場入りしましたが、年末に向けて上昇は続くか。逆に売られてしまうか。観察ポイントです。

6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、11月SQ週に1750銘柄まで増加したところでピークとなりました。今週は6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、(11月末)1488銘柄まで回復してきました。来週は12月SQ週です。SQに向けて増加は続くか。増加なら年末に向けても高値更新が期待されます。年末に向けた観察ポイントです。

JASDAQ指数、東証マザーズ指数の切り返しは続いています。JASDAQ指数、東証小型株指数、東証中型株指数の切り返しが続いている事は、日経平均に先行して動く性質から、日経平均も切り返してくるし、高値更新期待は強いと言えるでしょう。新興市場、小型株指数より先に日経平均は高値を付けません。年末相場に向けた観察ポイントです。

東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の切り返しは続いている。8月末1406銘柄→9月末575→10月末1747銘柄まで増加した。11月(2)1716銘柄(225種208)→11月(9)1648銘柄(225種203)→11月(16)1225銘柄→11月(22)1356銘柄(225種168)→11月末1488銘柄(225種183)と回復して引けました。12月末に向けて増加は続くか。減少に転ずるか。今後の観察ポイントです。

「107」マザーズ市場(245銘柄)、75日移動平均線を上回る銘柄数は7月末139銘柄→8月末92銘柄→9月末78銘柄(ボトム)→10月末121銘柄→11月(2)119銘柄→11月(10)127銘柄→11月(17)102銘柄→11月(24)126銘柄→11月末140銘柄→12月(1)134銘柄と12月は減少で始まりました。マザーズ市場の回復は続くか。12月に向けた観察ポイントです。

「105」JASDAQ市場(748銘柄)は、75日移動平均線を上回る銘柄数は回復しています。7月末588銘柄(ピーク)→8月末487銘柄→9月末483銘柄→10月末558銘柄→11月(2)536銘柄→11月(10)494銘柄→11月(17)407銘柄→11月(22)484銘柄→11月末510銘柄→12月(1)487銘柄と減少して始まりました。12月末に向けて増加は続くか。観察ポイントです。

東証2部銘柄(524銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加は続いています。7月末429銘柄(ピーク)→8月末367銘柄→9月末363銘柄→10月末379銘柄→11月(2)376銘柄→11月(10)341銘柄→11月(17)295銘柄→11月(24)336銘柄→11月末350銘柄→12月(1)333銘柄と減少して始まりました。12月末に向け増加は続くか。観察ポイントです。

東証1部銘柄(2049銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加しています。8月末1244銘柄(225種99)→9月末1575銘柄(158)→10月末1737(225種208)→11月(2)1696銘柄(225種212)→11月(10)1604銘柄(225種190)→11月(17)1267銘柄(225種167)→11月(24)1856銘柄(225種167)→11月末1450銘柄(225種171)→12月(1)1467銘柄(225種180)と増加は続いています。12月末に向け増加は続くか。観察ポイントです。

<NYダウ 日足チャート>

NYダウは高値更新を続けています。2万4000ドルに乗せてきました。減税法案の期待は強いでしょう。採決延期の影響は出るか?また証券税制も期待されています。クリスマス商戦の売上げ予想は好調のようです。3万ドルを目指していると言われてきましたが、現実味は少なからず期待されています。今後も25移動平均線を上回る上昇基調は続きそうです。

チャート的には、200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線は上向き、株価は25日移動平均線を上回り高値更新相場を維持しています。10日から25日移動平均線を上回る状態は、高値更新相場は続くでしょう。下段の14日RSIは50ポイント前後で切り返しました。強い動きと言えます。また75ポイント以上まで上げ余地を残していると言えます。クリスマス相場はあるか。観察ポイントです。

NYダウ 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

200日移動平均線(111円)を挟み収斂していました。為替の動きが111円を挟み収斂している事は、収斂は価格の均衡状態を表すものです。上下どちらかに放れる前ぶれと取る状態です。下段の14日RSIは30ポイントをボトムとし、切り返そうとしています。円安に放れようとしている様に見えます。

チャート的には、200日移動平均線(111円)から75日移動平均線は収斂しています。200日移動平均線(111円)を上回ってきました。今後、200日移動平均線(111円)が下値支持線となれば、円安に向かう動きは強まります。まだボックス相場は続くか。25日移動平均線を上回る円安に放れるか。12月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<東証マザーズ指数&JASDAQ指数>

<東証マザーズ指数 日足チャート>

今週も「107」東証マザーズ指数は25日移動平均線を上回り、上昇は続いています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。12月相場に向けて6月高値を上回れるか。観察ポイントです。

<JASDAQ指数 日足チャート>

「105」JASDAQ指数は高値更新相場を続けています。11月は高値更新しました。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線を上回る上昇相場は続きます。12月の観察ポイントです。

東証マザーズ指数 JASDAQ指数 日足チャート

<東証小型株指数&東証中型株指数>

<東証小型株指数 日足チャート>

11月も「124」東証小型株指数は、高値更新して引けました。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇基調を維持しました。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線は上向き、25日移動平均線を上回る状態は上昇基調が続くでしょう。12月の観察ポイントです。

<東証中型株指数 日足チャート>

11月も「123」東証中型株指数も高値更新して引けました。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調に戻してからも維持しています。200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、目先は25日移動平均線を上回る上昇基調です。12月の観察ポイントです。

東証小型株指数&東証中型株指数

<日経平均 月足チャート>

月足チャートでは、11月も前月比+713円高し、高値更新して引けました。12月相場も値上がりが続くと、さらに6ヶ月移動平均線からカイリは大きくなります。強気相場と高値警戒の両面からの相場判断は続くことになります。6ヶ月移動平均線からカイリ幅が大きくなる事は強気ですが、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1700銘柄以上では、高値警戒感は強まります。12月の観察ポイントです。

下段の9ヶ月SRV-D(黒)は11月87ポイント→12月入りし88ポイントと強い状態を維持しています。80ポイント以上で推移する間は強い上昇局面は続きます。12月も引き続き、下段の9ヶ月SRV-D(黒)が80ポイント以上を上回る状態は強い状態は維持しています。今後の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

日足チャートでは、11月9日に高値から-1400円下げても25日移動平均線で下げ止まりました。その後は25日移動平均線に沿って推移してきました。12月1日は先物は2万3000円を付けました。テクニカル的には25日移動平均線を上回る状態は、上昇基調は続きます。12月も引き続き10日から25日移動平均線を上回るなら、高値更新相場に向かうものと見ています。観察ポイントです。

下段の14日RSIは50ポイント以下まで下げて調整し、株価は切り返す動きをしています。50ポイントまで下がった事で短期調整は終わった可能性は強いでしょう。14日RSIは50ポイントのボトムまで下げた事で短期調整は終わったか。次は12月相場は80ポイントまで上げ余地あり。10日から25日移動平均線を上回る状態維持なら、高値更新相場に戻ります。12月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

米国減税相場はどこまで伸ばす。採決は延期でも期待値は高い。為替は円安に戻れるか。北朝鮮ミサイルいつまでつづく。どう動く世界市場。

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