今週で3月は終わり、来週から4月新年度相場入りです。2019年度業績予想が出るまで、まだボックス相場は続くと見ていますが、今週は週間で+500円以上(+837円高)値上がりしました。3月末のお化粧買いで買われた可能性も残りますが、売られ過ぎのリバウンドの上昇転換と見る上げ幅です。
前週の下げで評価損率は-11.66%まで悪化しました。少し投げ売りは出た様に思われます。もう少し待てば2019年度業績予想は出始めますから、4月入り後もトランプ大統領の発言や、何かのキッカケで下げたら買い場になると見ています。3月末は、お化粧買いで高く引けており、まだ業績予想発表前ですから、来週の4月入りも上値は重そうです。
今週は中朝会談から円安に振れました。今まで半島事情でドル売りされてたのか?と不思議に考えてしまう。本当は3月末要因ではなかったかと思うが、4月は円安に動くか、円高に戻るか。しばらく小幅ボックスで推移しそうです。また4月の米朝会談で非核化成功なら円安に動くのか?業績発表前に円高で急落したら買い場と見ています。
トランプ大統領は、中間選挙での支持率を強く意識しているとのことです。アマゾンドットコム批判も地場の小売業の支持率を意識した発言と思われます。昨年の株価上昇も支持率に繋がっている。選挙を控えて株価上昇維持は支持率の生命線と考えます。そう考えると、株価はあまり下げさせないだろう?と。
日経平均は、もう少しで25日移動平均線と200日移動平均線はDクロスしそうです。Dクロスしたあたり、いったん買い場と見ています。4月1週目か2週目にはDクロスしそうです。目先下げ止まりそうなころと見ていますが、まだリバウンドの範囲であり、上昇基調に戻るには、かなり日柄がかかると見ています。
4月入りし、急落場面があれば、売られ過ぎ銘柄はリバウンド狙いの短期買い場と見ています。4月下旬から5月連休明けに集中する2019年業績予想では、業績の良さそうな業種で、個別株で売られ過ぎていたら買い場になりそうです。上昇を続ける下げない株も、2019年業績先取りの可能性から上昇銘柄として狙われる可能性あります。大型株より小型株、好業績株が買われそうです。
東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、3月相場は弱い状態で引けました。短期的にはボトム接近です。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月(1)667銘柄(225種46)→3月(8)547銘柄(225種29)→3月(16)703銘柄(225種51)→3月(22)643銘柄(225種45)→3月(29)562銘柄(225種27)と大幅に減りました。4月入りし、さらに減ったらボトムか。800から1000銘柄以上に増加しないと上昇基調に転換しない。800銘柄以下は下降相場が続きます。
「107」マザーズ市場(242銘柄)の3月末の75日移動平均線を上回る銘柄数に盛り上がり無し。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月(2)107銘柄→3月(9)105銘柄→3月(16)118銘柄→3月(23)87銘柄→3月末105銘柄と盛り上がっていない。4月以降は増加に戻せるか、減少続くか。観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(745銘柄)の3月末の75日移動平均線を上回る銘柄数も2月末より大幅に減少して引ける。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月(2)322銘柄→3月(9)311銘柄→3月(16)345銘柄→3月(23)237銘柄→3月末248銘柄と2月末より大幅減少で引けた。4月は増加に戻せるか観察ポイントです。
東証2部銘柄(521銘柄)も3月末の75日移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少で引けた。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月(2)232銘柄→3月(9)202銘柄→3月(16)233銘柄→3月(23)142銘柄→3月末136銘柄と2月末より大幅減少で引けた。4月は増加に戻せるか。観察ポイントです。
東証1部銘柄(2077銘柄)も3月末の75日移動平均線上回る銘柄数も2月末より大幅に減らす。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月(2)547銘柄(225種23)→3月(9)535銘柄(225種31)→3月(16)680銘柄(225種43)→3月(23)362銘柄(225種17)→3月末564銘柄(225種35)と2月末より大幅減少で引けた。4月は増加に転ずるか。4月は800から1000銘柄まで増加に戻せるか。観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は1月高値の-3.63%(1/12)ピークに下落に転じ、2月-10.10%(2/9)→3月-11.66%(3/23)まで売られて悪化しました。評価損率から見る数値はボトムに近づいた。4月に入り株価が急落してもボトムと見ることができそうです。今週は+500円以上戻したので、来週発表の数値は改善したと思います。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少して引けたので上昇相場に戻すには日柄がかかる様に見えます。
来週から4月相場入りです。2019年3月期予想が出るまでは様子見相場、売られ過ぎのリバウンド狙いと見ています。評価損率の数値的には買い場ゾーンと思われます。4月の相場は改善に向かうか、悪化するか。下げたら買い場になります。4月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは、200日移動平均線に接近するまで株価は売られました。日経平均と同じく200日移動平均線を下回ってくるのでしょうか?。下げずにキープするのでしょうか?。1年以上の上昇相場で、株価を上げてトランプ大統領は支持されてきました。株価を維持することも、中間選挙に向けた生命線と見ていますので、大きく壊すような事はしないだろうと見ていますが、米朝会談を控えており、トランプ大統領発言は注目されるでしょう。
当面は200日移動平均線を維持できれば、上昇基調は維持されているでしょう。まだ25日移動平均線を下回っているので下げ止まりから反発に向かったと判断できません。株価が上昇基調に戻すには、25日移動平均線を上回るまで待たなければなりません。4月は25日移動平均線を上回れるか、200日移動平均線を下回ってしまうか。どちらか。4月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドドル円相場は中朝会談から一気に25日移動平均線を上回る円安に切り返しました。今までの円高状態は半島不安が原因だったのか?と不思議に思います。また25日移動平均線を下回ると円高に転じますが、75日移動平均線からカイリ幅は大きく円高には進みにくい様に見えます。しばらくは値動きは荒いか。
チャート的には、75日移動平均線からカイリ幅が大きい状態の円高状態でした。中朝会談をキッカケに、ドル円相場は25日移動平均線を上回る円安に戻しました。引き続き、25日移動平均線を上回る円安は維持できるか。このあたりが4月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、2月安値はキープしているが、75日移動平均線を下回りました。また75日移動平均線を上回ってこないと調整相場は続きます。もう少しで25日移動平均線は75日移動平均線を下回りそうです。戻り売り相場に転じそうです。4月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数は25日移動平均線まで戻しました。4月は200日移動平均線をキープできるか。下回ってしまうか。25日移動平均線を上回れないと反発に転じません。25日移動平均線を下回る状態は戻り売り相場は続くでしょう。200日移動平均線をキープできるか。4月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、3月末は12ヶ月移動平均線を上回って引けました。下ヒゲを伸ばす大陰線の切り返しで引けた形です。4月も12ヶ月移動平均線を上回る状態を維持できれば、上昇基調は維持していると言えます。引き続き、4月は12ヶ月移動平均線(2万1000円)を維持できるか。維持できれば上昇相場であり、売られ過ぎの戻りが期待できると言えます。4月は12ヶ月移動平均線を下回ると下落の心配はあります。4月の観察ポイントです。
4月は2日新甫で始まります。陽線で12ヶ月移動平均線を維持できるか。下回ると調整相場が長引く心配と下降相場の心配を残します。4月は2019年業績予想待ちまで様子見相場は続くか。先買いに動くか。4月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、前週に200日移動平均線を下放れて、今週は200日移動平均線まで戻してきました。4月は200日移動平均線を上回る状態に戻し、維持できるか。戻せないと戻り売り相場に転じます。また25日移動平均線を上回れないと反発に転じません。25日移動平均線を下回る状態は乱高下相場は続きます。
今週のリバウンドは、75日移動平均線からカイリ幅は-9%まで大幅に売られてきました。先物は-10%まで売られました。短期的には売られ過ぎのリバウンドでした。売られ過ぎ分をリバウンドで戻したので、ここから値上がりできるかどうか、基調判断のポイントと言えます。4月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で動きを見ます。前週は75日線形回帰トレンド-1μまで売られました。売られ過ぎから75日線形回帰トレンド中心線を上回るまで戻しました。中心線は下向き状態ですから、上向きになるまで戻り売りパターンです。中心線を下回ると下げ相場は続く事を意味します。短期的には中心線を上回れないと戻り売られやすいでしょう。
75日線形回帰トレンド中心線を下回ってしまうと下降相場は続きます。まず中心線を上回り維持できるか。出来ないと下げ止まり確認はできません。下向きの75日線形回帰トレンド中心線(2万1260円)を上回り維持できないと戻り売られます。中心線を上回り維持できるか確認ポイントです。
中朝首脳会談で北朝鮮リスク遠のくか。遠のくと円安か?荒れる森友政局の後、安倍総理の日朝会談はあるか。トランプ大統領は中国の貿易戦争は手打ちか。NYダウの調整続くか。4月の日経平均どう動く。円安に転ずるか。どう動く世界市場。
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