今週から4月相場入りです。中国も米国への報復措置を発表。貿易戦争で株価は乱高下したが、中国は話し合う用意がある事を発表。深刻な貿易戦争にはならないと見た機関投資家のドル買いで円安に動いたとある。円安で株価は値上がりしたのか、売られ過ぎの買い戻しか、2週続伸となった。
前週は週間で+837円高しました。週間で+500円以上の上げ幅は上昇転換と判断する上げ幅です。前週の上昇転換から2週続伸に繋がったと見ています。チャート的には、株価は25日移動平均線を上回るまで値上がりしてきました。反発に転ずるパターンとなりましたが、まだ2019年業績予想発表前ですから、2万2000円以上の上値は重いと見ています。
来週は4月SQ週です。3週続伸となるか、小幅調整に転ずるか。25日移動平均線を下回らなければ、値上がりは続くと見ます。また下げても25日移動平均線(21400円)が下値支持線になります。もし急落で25日移動平均線を下回った場合は買い場と見ています。また週間で-500円以上下げなければ下降転換したと判断しません。
2019年業績予想が出るまでは売られ過ぎた銘柄の買い戻し、好業績株の押し目買いなど、ある程度水準が戻ってしまえば買いは続かないでしょう。4月下旬から5月連休明けに集中する2019年3月期業績予想発表待ちとなります。業績発表の後は、好業績株、割安株、売られ過ぎた株などは買い銘柄になります。成長産業は中期持続と思います。
トランプ大統領は、中間選挙の支持率を強く意識しているとの事です。今後もどの様な発言が飛び出すか分かりません。中国も報復措置で対抗するなど過激発言が出る事も考えられます。選挙では株価維持は支持率維持でもあります。良い条件で手打ちは早いか。
東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は相場を切り返すまで増加できるか。短期ボトムをつけたか。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月(5)674銘柄(225種41)と少し改善は見られるが、まだ弱い状態です。さらに225種は少なく弱い状態です。2019年業績予想発表待ちか。
「107」マザーズ市場(246銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は4月は盛り返せるか。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月(6)94銘柄と減少は止まっていない。4月は増加に戻せるか。観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(743銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は4月も弱い状態続く。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月(6)230銘柄と減少は止まっていない。4月は増加に戻せるか観察ポイントです。
東証2部銘柄(515銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は4月も弱い。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月(6)131銘柄と減少は止まっていない。4月は増加に戻せるか。観察ポイントです。
東証1部銘柄(2087銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は4月は増加の期待は出来るか。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月(6)643銘柄(225種42)と少し増加は見られた。4月は800から1000銘柄まで増加すると上昇基調に戻る。4月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
「610」評価損率は1月高値-3.63%(1/12)をピークに下落→2月-10.10%(2/9)→3月-11.66%(3/23)まで売られました。今週発表の3月末値-8.78%と少し改善しています。今週の続伸から来週の数値も改善している事と思います。2%くらいの改善余地を残しています。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の改善はまだ小さいので、改善余地を残していると言えるでしょう。
まだ2019年3月期業績予想が出るまでは、売られ過ぎた銘柄など買い戻しのリバウンドと見ています。13週移動平均線(22000円)が上値抵抗線です。上回れれば上昇基調に戻ります。評価損率の改善はリバウンドによるものと見ていますので、株価の戻りは13週移動平均線前後か。リバウンドの後、2019年業績予想発表待ちと続く。4月相場は改善は続くか、悪化するか。4月の観察ポイントです。
<NYダウ 日足チャート>
NYダウは、200日移動平均線(下値支持線)で下げ止まり反発に転じました。日経平均と同じく200日移動平均線を上回って推移しています。今週は25日移動平均線まで大きく戻しました。それでもまだ売られ過ぎのリバウンドの範囲です。200日移動平均線をキープしている状態は、上昇相場は維持されるでしょう。
トランプ大統領は、中間選挙に向けて、貧困層の支持率を上げるため、中国への経済制裁を打ち上げました。まだ支持率アップには繋がってないようだ。ネタ切れすると、また株価上昇相場で選挙支持率を上げるか。株価上昇も重要な支持率生命線です。当面は200日移動平均線を維持できれば上昇基調は維持されるでしょう。支持率も維持されるか。4月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
ドル円相場は、10日移動平均線と25日移動平均線がGクロスしました。ドル円は25日移動平均線を上回る円安を前週よりキープしています。25日移動平均線を上回る状態は円安は続くでしょう。まだ75日移動平均線(108円)から1円以上、下回っています。何れ75日移動平均線(108円)まで戻すと見られるでしょう。
チャート的には、75日移動平均線からカイリ幅が大きい円高状態から25日移動平均線を上回ってきたので、円高のリバウンドと見られるでしょう。ドル円相場は25日移動平均線を上回る状態は円安は続きます。引き続き、25日移動平均線を上回る円安は維持できるか。4月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数、4月相場入りしても75日移動平均線を下回っています。75日移動平均線を上回ってこないと調整相場は続きます。25日移動平均線は75日移動平均線を下回る状態は戻り売り相場です。上昇に戻せるか。4月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数は、25日移動平均線を上回るまで戻しました。小型株の戻りは良いことが分かります。来週以降も25日移動平均線はキープできるか。次は75日移動平均線を上回る戻りとなるか。25日移動平均線を上回る状態は戻り相場が続くでしょう。4月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートのローソク足は、1月・上ヒゲのトーバ線、2月は大陰線、3月は下ヒゲ陰線(たぐり線)です。3月は切り返しの「たぐり線」から4月は陽線スタートに繋がったか。切り返しは続いて大陽線に戻せるか。月足では12ヶ月移動平均線を上回っている状態で、陽線スタートは6ヶ月移動平均線(22300円)に向けた戻りの動きです。4月は陽線で引ける事はできるか。相場の強弱を読む判断ポイントです。
12ヶ月移動平均線を上回る状態を維持しているのは、上昇基調を維持していると言えます。引き続き、4月も12ヶ月移動平均線(2万1000円)を維持できれば、上昇相場であり、戻りは続くと見る動きです。陰線に転じてしまうと、再下落転換の心配はあります。12ヶ月移動平均線を上回る状態は戻り相場は続きます。4月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、今週は200日移動平均線をキープした状態で、25日移動平均線を上回る反発となりました。来週も25日移動平均線を上回るなら、戻り相場は続きます。急落などで、また200日移動平均線を下回ったら買い場と見てください。25日移動平均線を上回る状態は、次は75日移動平均線(22300円)前後を目指す動きです。
当面の戻りは75日移動平均線(22300円)前後が戻りの目安です。75日移動平均線に向けて戻す事は出来るか。また25日移動平均線を下回ってしまう反落はあるか。チャート的には、200日移動平均線から75日移動平均線までのボックス相場の状態です。今後の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。今週は75日線形回帰トレンド中心線を上回ってきました。次の戻り目途は+1μ(22000円)です。+1μ(22000円)を上回れば、次は+2μ(23000円)が上値目途になります。
まだ75日線形回帰トレンド中心線は下向きの状態です。下向きの状態での株価の反発は戻りと見る動き。短期的には下段のSRV%Dは80ポイントの接近しており、短期的な戻りの高値は近づいています。中心線上回る状態を維持できるか確認ポイントです。
半島情勢の急変で円安にシフトしている。次の米朝会談の議題は何か。安倍総理の日朝会談はあるか。米国の中国制裁は早期手打ちか。どう動く世界市場。
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