前週は週間で+500円(+787)以上値上がりし、上昇転換と判断する上げ幅でしたが、ペナント型ボックスの上抜けを待つだけでした。今週早ばやとボックスを上抜けて、上昇相場に戻したと見る動きです。今後は2万3000円以上をキープできれば上昇転換は続くと見ています。年末に向けて上昇相場が続く事を期待したい。
日経平均は上放れ、上昇転換したことで、個別株は主力株、東証1部株に流れが移っていくと見ています。売られていた貸借銘柄など、今まで買われていた新興市場銘柄などの小型株が活躍していた株から、東証1部株中大型株へ流れは交代すると見ています。動き出す株の観察ポイントです。
下げていた貸借銘柄など、75日移動平均線から-20%以上売られ過ぎた銘柄は、売られ過ぎから買い戻しが加わり、一定値幅戻してくると見ています。2万4000円以上に値上がりしてくると、空売りの損切り覚悟の買い戻しから踏み上げ相場になると見ています。すでに踏み上げ買い戻しで値上がりしている株もあると言えます。
日経平均の上昇転換の動きは、初動の上げ幅が大きいのが特徴です。最初の上げ幅が大きいと、高く上がりすぎたと言う印象が強くなり買えなくなります。押し目を待とうとすると、初動の押し目待ちに押し目無しと言う動きから、また買えなくなります。初動範囲を買える事が成功のポイントですが、個別株は遅れて値上がりしてきます。
今週は今までの2万3000円を上値とするペナント型ボックス相場を上放れ、上昇転換と判断できる動きです。ペナント型ボックスを上放れた動きは強い動きと判断出来ます。先ずは1月高値2万4000円を目指し→2万5000円→2万6000円へと上値を試す事を期待したいが、短期的には25日騰落レシオは127ポイントまで高くなったので、2万4000円前後では、いったん利食い売られる可能性は残ります。
個別株では、日経平均寄与率の高い、主力株から上昇は始まり、1部好業績株優良株、大型株、値ガサ優良株へ波及は広がると見ています。個別株で牽引力の強い株は、25日移動平均線を下値支持線に上昇相場を続けます。牽引してきた株が25日移動平均線を下回ると上昇相場の終わりと判断できます。チャートの判断ポイントです。
米国市場は、中国関税発表後も絶好調続く。NYダウは今年1月の上場来高値を抜きました。高値更新相場を維持しています。日経平均もNYダウの恩恵を受け上昇しています。引き続き、NY市場に牽引され、日経平均の上昇基調も続く。NY市場の上昇基調が続く状態なら、日経平均は強くなります。引き続き、米国市場のハイテクIT相場は強い。日本市場は1月高値2万4000円の突破待ち相場は続く。
今週の東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、800銘柄以上に増加し上昇転換する。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月末873銘柄(225種97)→8月末688銘柄(225種95)→9月(6)490銘柄(225種66)→9月(13)551銘柄(225種85)→9月(20)887銘柄(225種139)と大幅増加し、上昇転換する。増加は続くか。9月の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(262銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加に転ずる。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月(末)101銘柄→6月末81銘柄→7月末80銘柄→8月末97銘柄→9月(7)88銘柄→9月(14)89銘柄→9月(21)102銘柄と増加する。9月は増加が続くなら相場は強まる。9月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(732銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は大幅増加に転ずる。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月末234銘柄→8月末258銘柄→9月(7)203銘柄→9月(14)227銘柄→9月(21)300銘柄と大幅増加した。9月は増加は続くか。9月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(506銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は大幅増加に転ずる。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月末174銘柄→8月末177銘柄→9月(7)155銘柄→9月(14)145銘柄→9月(21)197銘柄と大幅増加に転ずる。増加は続くか。9月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2110銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は大幅増加する。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月末886銘柄(225種98)→8月末771銘柄(225種100)→9月(7)559銘柄(225種72)→9月(14)746銘柄(225種106)→9月(21)1314銘柄(225種180)まで増加した。強い上昇転換した事がわかる。来週も増加は続くか。9月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
前週からの反発を見ると、結果的ではあるが、7月から9月の-10%以下の水準はボトムゾーンでした。9月は安値から1600円以上も値上がりしました。来週発表の今週の評価損率は大きく改善したと思われます。今後どこまで改善できるかが観察ポイントと言えます。
前週SQ週では、週間で+500円(+787)以上値上がりし、今週も+700円以上の大幅高となり、日経平均は2万4000円に迫る上げ幅となりました。評価損率の数値改善から、株価水準を読み取る事はできます。来週以降、2万4000円を上回れば強気相場に向かうと言えます。9月の観察ポイントです。
<NYダウ 上海総合指数 日足チャート>
「801」NYダウは2万6000ドルに乗せ、1月高値を更新しました。2万6000ドルをキープし、上場来高値更新相場は続くと見る動きです。チャート的に、10日から25日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面は続く。この状態を維持するなら高値更新相場は続く。米中貿易戦争で勝者になるか。
「813」上海総合指数はNYダウと対照的に、25日移動平均線を下回る下降基調続く。200日移動平均線は下向き、75日移動平均線は下向き、25日移動平均線下向き、株価は25日移動平均線を下回る弱い下降基調が続いた。短期的に25日移動平均線を上回ったが、維持できるか。まだ下げ止まり確認はできない。9月の観察ポイントです。
<ドル円 元円 日足チャート>
「850」ドル円相場は112円台に乗ってきました。チャート的に75日移動平均線から25日移動平均線に沿って円安基調が続く。円安方向から113円台に乗せてくるか。25日移動平均線から75日移動平均線を上回る間は円安基調が続くでしょう。そう言ってもボックス範囲で推移か。
「860」元円相場は、ドル円相場と対照的に元高になっていました。チャート的に、75日移動平均線まで戻そうとしています。75日移動平均線を上回る元安基調に戻せるか。いったん元高は止まった様に見えるが、引き続き、75日移動平均線を下回る状態は元高続くか。9月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、75日移動平均線下向き、25日移動平均線下向き、株価は25日移動平均線上回り下げ止まりの動きになってきました。来週は75日移動平均線を上回る状態なら下げ止まりから底入れの可能性は出てきました。75日移動平均線を上回るまでは底入れ判断はできません。下げ止まり確認待ちです。9月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「122」東証大型株指数は200日移動平均線を突破してきました。今回の相場は大型株から立ち上がってきました。小型株→大型株の立ち上がりは、日経平均への寄与率は高い。引き続き、200日移動平均線を上回る状態は、相場全体の上昇は強まる。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、8月相場は+300円以上プラスで引けたあと、9月入りから-500円以上の下落で始まりました。それが前週と今週とで9月安値から+1700円以上値上がりしました。8月安値からでは2000円も値上がりしています。チャート的に4ヶ月連続陽線となり、6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調に勢いが出てきました。1月高値(終値)では高値更新しました。
引き続き、9月相場は6ヶ月移動平均線を上回る上昇基調は強まり、2万4000円→2万5000円の動きも見えてきました。チャート的にボックス相場を上回った上昇基調の動きは強くなります。年末に向けて高値更新相場続く期待は強まる動きとなりました。2万4000円→2万5000円待ちか。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、9月SQ週から相場付きが変わりました。2万3000円を上値とするペナント型ボックスを上放れました。ボックスを上放れた事で上昇転換と判断できます。今後は2万3000円以上で推移するなら上昇相場は続くと見ることができます。次は2万4000円台乗せ待ちです。
下段の25日騰落レシオは85ポイント→95ポイント→126ポイントと上げてきました。値下がり銘柄数より大幅に値上がり銘柄数が増加した事を意味します。25日騰落レシオは125ポイント以上から高値警戒感はでてきます。140ポイント以上では高値警戒は強まる場合があります。この上げの続き方によって騰落レシオの高値は変わるでしょう。9月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは上向きに転じ、株価は+2μ(23400)を大きく上回ってきました。想定範囲を上回る動きは強い相場を意味します。+2μを上回ったので、短期的に傾きはあと数日で強く上向きになります。そのあと+2μ範囲に収まってくると見なければなりません。
想定範囲を上回って推移する強い相場ですが、傾きは強まり、強い相場に転換したので、来週は傾き度が上向きに大きくなります。まずは+2μは2万4000円まで高くなりそうです。上向き度が急角度の強い上昇続くか。9月の観察ポイントです。
トランプ大統領の中国攻撃強まる。知的財産権では譲らず。米中貿易戦争さらに激化するか。どう動く世界市場。
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