9月相場は1月から2月高値の信用需給整理が終わり、SQをキッカケにボトムから立ち上がり、一気に2万4000円台に乗せてきました。引け値ベース、今年の高値ともに上回りました。来週から10月相場入りします。年末に向け高値更新相場が続くことが期待されます。
9月相場の上昇転換に見られる動きは、5月まで「124」東証1部小型株指数が強かったが、「122」東証1部大型株指数に見られるように、1部主力株、1部大型株、値ガサ株が立ち上がり始めた事です。東証1部大型株指数が目立って動き始めた事は、日経平均は上昇相場に向かう事を意味します。
今まで活躍してきた、新興市場、東証小型好業績株から、主力株、値ガサ株、大型株相場に移ると見ています。こう言う株が上がらないことには、日経平均は上がらないからです。日経平均が上がる相場局面は主力株などが続伸し、買われてきます。
東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、9月始め500銘柄以下に減少しボトムを示していました。SQ以降の上昇から1000銘柄以上に増加しました。800銘柄以上に増加すると上昇転換ですが、1000銘柄以上に増加すると強い上昇転換と判断できます。
6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1000銘柄以上に増加すると、相場は強まる事を意味します。1000銘柄以上から100から200銘柄単位で増加する時は、日経平均は1000円から2000円幅値上がりします。1000銘柄→1200銘柄→1400銘柄と増加するにつれ、日経平均の上げ幅は大きくなります。
今後の銘柄数の増加により、日経平均の上げ幅が予想できます。1700銘柄以上でピークを付けてきましたが、1700銘柄まで増加するときは、日経平均は5000円以上値上がりします。既に9月のボトム(22172円)から約2000円値上がりしています。今後も増加が続けば、日経平均の高値更新相場は続きます。
6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加は、日経平均の上昇を意味しますが、同じく主力株、東証1部株が値上がりすると言うことを意味します。年末に向けて2万5000円→2万6000円と上値更新できるかどうか。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数を見ることで相場の強さと上値予測が掴めます。今後の観察ポイントです。
今週の東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1000銘柄以上に大幅増加続く。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月末873銘柄(225種97)→8月末688銘柄(225種95)→9月(6)490銘柄(225種66)→9月(13)551銘柄(225種85)→9月(20)887銘柄(225種139)→9月(27)1034銘柄(225種146)と大幅増加続く。引き続き、増加は続くか。10月の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(259銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月(末)101銘柄→6月末81銘柄→7月末80銘柄→8月末97銘柄→9月(7)88銘柄→9月(14)89銘柄→9月(21)102銘柄→9月(28)127銘柄と増加続く。10月も増加は続くか。10月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月末234銘柄→8月末258銘柄→9月(7)203銘柄→9月(14)227銘柄→9月(21)300銘柄→9月(28)326銘柄と増加続く。引き続き、増加は続くか。10月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(502銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月末174銘柄→8月末177銘柄→9月(7)155銘柄→9月(14)145銘柄→9月(21)197銘柄→9月(28)200銘柄と増加続く。引き続き、増加は続くか。10月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2109銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加続く。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月末886銘柄(225種98)→8月末771銘柄(225種100)→9月(7)559銘柄(225種72)→9月(14)746銘柄(225種106)→9月(21)1314銘柄(225種180)→9月(28)1407銘柄(225種188)と大幅増加する。引き続き、増加は続くか。10月の観察ポイントです。
<評価損率 週足チャート>
9月の大幅上昇から評価損率の改善が続く。9月の1ヶ月だけで安値から約2000円値上がりしました。この上げ幅を見ても評価損率の数値は短期間に改善した事が分かります。-5%以上は高値警戒ゾーン。-5%から-10%の範囲は高値ゾーン。-15%以下はボトムゾーン。現在どの水準にあるかで株価水準が掴めます。
評価損率の高値ゾーンで買う人は多いから、損切りさせられて評価損率の数値は悪化する。皆が投げた時がボトムゾーンと言えます。-9.31%(9/21)まで改善したが、今週の上げを見れば、今後の改善はいつまで、どこまで続くのか。今後の観察しながらの判断と言えるでしょう。10月の観察ポイントです。
<NYダウ 上海総合指数 日足チャート>
6月末より「801」NYダウは、25日移動平均線を上回る上昇相場を続けてきました。9月に1月高値2万6616ドルを上回ってから一休みといった動きです。強い上昇基調は維持しており、引き続き、高値更新相場は維持しています。チャート的に、10日から25日移動平均線を上回る状態は強い上昇局面は続くでしょう。米中貿易戦争では勝者たる動きか。
「813」上海総合指数はNYダウと対照的に、25日移動平均線を下回る下降基調を続けてきました。ここにきて75日移動平均線を上回る動きか。75日移動平均線を上回ってくる事は下げ止まりの動きです。25日移動平均線を維持して、株価は75日移動平均線を上回る底入れに向かうか。戻り売りとなるか。10月の観察ポイントです。
<ドル円 元円 日足チャート>
「850」ドル円相場は113円台に乗せてきました。チャート的には114円を意識しています。75日移動平均線から25日移動平均線に沿って円安で推移しているが、さらに114円台に乗せる円安に進むとフシメ突破から、円安方向は強まり、114円→115円に乗せる動きとなります。25日移動平均線から75日移動平均線を上回る間は円安基調で推移するでしょう。
秋から年末に向けて、貿易が活発になる事から為替の季節とも言います。昨年11月に114円台を付けたのも、秋から年末にかけた資金需要が多い季節柄だからです。年末に向けて円安基調は続くか。10月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、まだ75日移動平均線が下向きだが、株価は75日移動平均線を上回るまで戻してきました。株価は75日移動平均線を上回ると底入れしてくるでしょう。10月相場は、JASDAQ市場も動き出すか。主力株のみ活発になるか。75日移動平均線を上回るかどうかで市場の活況度がわかる。10月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「122」東証大型株指数は、一気に200日移動平均線を突破しました。突破してからも200日移動平均線を上回って推移しています。大型株が買われる上昇相場に変わってきた事を意味します。主力株相場は強まるか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、9月相場は今年1月高値を上回って引けました。終値ベースでも高値更新しました。あとは高値更新相場の持続となりました。年末に向けて、高値更新相場は続くと見ています。チャート的には12ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回り、10月は6ヶ月移動平均線を上回るハッキリした上昇基調になります。
10月以降、6ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回る上昇基調となり、高値更新が続く事を期待しています。引き続き、年末に向けて、2万4000円→2万5000円→2万6000円と高値更新を期待したい。10月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、9月SQ週後の上昇転換以降、2万4000円台に乗せてきました。9月は安値から2000円も値上がりしました。値動きの大きい月だったと言えます。ペナント型ボックスを上放れたので、ボックスを上回る状態なら上昇相場は続くと見るチャートです。10月は2万5000円台に乗せられるか。
下段の25日騰落レシオは、85ポイント→95ポイント→126ポイント→134ポイント→131ポイントと高くなってきました。大幅に値上がり銘柄数が増加している事がわかります。25日騰落レシオは125ポイント以上に高くなったので、125ポイント以上を維持する間は強い上昇基調を維持します。10月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは上向きに転じ、前週に株価は+2μ(23400前週値)を大きく上回ったが、さらに上向き度は大きくなり、株価の高値は+2μに収まりました。株価は想定範囲の動きに戻った事を意味します。さらに上向き度が高く強くならないと上値余地は小さいと見ます。
前週は想定範囲を上回る上げ幅となり、+2μを大きく上回りました。株価が強い動きならば+1μ(23635)は下回らないでしょう。株価の動きが強いか、弱いかは+1μを維持できるかどうかで決まります。それでも中心線(23110)を上回っている状態は、強い上昇基調を維持していると見ます。あと半月くらいで上向き度が急角度に上がる余地が出てくるでしょう。10月の観察ポイントです。
米国は中国貿易交渉を長引かせる事が有利となるのか。中国の知的財産権は国際基準を守れるか。米中貿易戦争中は株高は続くか。どう動く世界市場。
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