11月は、米国中間選挙一色と言った感じでした。その選挙は予想通り共和党有利で終わった様です。前週、日経平均は前週比+1059円高で引けました。週間で+500円以上の値上がりは下げ止まり確認したと見る上げ幅です。今後は上値抵抗線(12ヶ月移動平均線)を上回れるかどうか。さらに戻せるかどうかのフシメとなっています。
NYダウは、10月あれだけ大幅下落したにも、切り返し高値に迫っています。日経平均は、12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)に迫り、上回れるかどうか、これからチャレンジするところです。NYダウに連動する形で戻しているので、今後の動きもNYダウに連動すると見るしかないでしょう。
11月中に中間決算は出揃います。好決算は株価位置が低ければ反発する確率は高まると見ますが、高ければ好材料出尽くし売り材料になる場合もありです。発表後の株価の動きをもって判断するしかありません。10月高値からハシゴを外された下げでは上値のシコリの消化は日柄がかかると見ていますが、いったん週間で+500円上げて下げ止まったので、もう少し上値を伸ばす可能性は残しています。年末に向け、どこまで戻せるか。逆に週間で-500円以上、下落したら再下落と見ます。今後の観察しながらの判断となります。
日経平均は2万2500円まで大きく戻しました。東証一部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の回復は鈍いでしょう。まだ底固めの段階に見えます。底固めの動きは、しばらく乱高下幅は大きく、数度繰り返してから落ち着く傾向があります。まだ上げ幅は大きい段階であり、もうしばらく大きく上下する可能性は高い段階と言えます。先ずは2万2500円以上で地固めできるか観察です。
今週の東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は大暴落水準まで減少後、増加に転じた。1月末1399銘柄(225種163)→2月末920銘柄(225種88)→3月末605銘柄(225種34)→4月末918銘柄(225種110)→5月末740銘柄(225種74)→6月末783銘柄(225種85)→7月末873銘柄(225種97)→8月末688銘柄(225種95)→9月末1093銘柄(225種151)→10月末347銘柄(225種56)→11月(1)318銘柄(225種48)→11月(8)519銘柄(225種77)と増加した。まだ底固めの段階と見たい。11月の観察ポイントです。
「107」マザーズ市場(259銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数の回復は鈍い。1月末165銘柄ピークに→2月末117銘柄→3月末105銘柄→4月末84銘柄→5月末101銘柄→6月末81銘柄→7月末80銘柄→8月末97銘柄→9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月(2)59銘柄→11月(9)73銘柄と増加したが少ない。ボトム固めを確認したい。11月の観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数の回復も鈍い。1月末571銘柄→2月末416銘柄→3月末248銘柄→4月末265銘柄→5月(末)266銘柄→6月末236銘柄→7月末234銘柄→8月末258銘柄→9月末326銘柄→10月末136銘柄→11月(2)171銘柄→11月(9)199銘柄と増加した。先ずは底固め確認したい。11月の観察ポイントです。
東証2部銘柄(502銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も少し増加する。1月末398銘柄→2月末269銘柄→3月末136銘柄→4月末140銘柄→5月(末)181銘柄→6月末181銘柄→7月末174銘柄→8月末177銘柄→9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月(2)103銘柄→11月(9)132銘柄と増加する。先ずは底固め確認をしたい。11月の観察ポイントです。
東証1部銘柄(2109銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も増加する。1月末1239銘柄(225種130)→2月末804銘柄(225種56)→3月末564銘柄(225種35)→4月末1077銘柄(225種134)→5月(末)935銘柄(225種103)→6月末813銘柄(225種90)→7月末886銘柄(225種98)→8月末771銘柄(225種100)→9月末1407銘柄(225種188)→10月末404銘柄(225種52)→11月(2)470銘柄(225種65)→11月(9)704銘柄(225種91)と増加したが、まだ弱いと言える。先ずは底固め確認をしたい。11月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、10月大陰線を大陽線で切り返し、12ヶ月移動平均線を上回る状態に戻し、10月の下げの半値以上戻しました。11月相場は12ヶ月移動平均線を上回って引ければ上昇基調に戻したと言えます。12月相場はクリスマス相場です。12月は高く終わる年は多いです。今年も12ヶ月移動平均線を上回って引けるか。
「803」NASADAQ指数も、12ヶ月移動平均線を上回ってきました。11月相場は12ヶ月移動平均線を上回る状態で終われるか。NASDAQ指数も年末高で終わることは多いです。今年も年末高で引けるか。年末に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
114円まで円安に戻しています。米国中間選挙中から円安に戻してきました。昨年以降、114円以上の円安には進んでいません。114円以上の円安なら、株価は大きく戻しそうですが、目先高値の可能性もあります。さらに円安は進むか観察です。
チャート的には、200日移動平均線を75日移動平均線は上回り、75日移動平均線を25日移動平均線が上回る円安状態を維持し、推移するでしょう。現在25日移動平均線を上回る円安に動いています。25日移動平均線をキープする円安状態は維持できるか。114円以上の円安に動くか。11月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 月足チャート>
「105」JASDAQ指数は、6ヶ月移動平均線は12ヶ月移動平均線を下回る状態です。10月は大陰線で引け、11月は小幅陽線です。まだ半値以下の弱い陽線です。せめて大陰線の半値は戻せないと弱いでしょう。次は6ヶ月移動平均線を上回らないと下げ止まり確認はできません。新興市場相場は弱い状態と言うことが分かります。
<東証大型株指数 月足チャート>
「124」東証小型株指数も6ヶ月移動平均線が12ヶ月移動平均線を下回る状態です。10月は大陰線で引け、11月は小幅陽線と同じ、半値以下の弱い陽線です。こちらも大陰線の半値以上に戻せないと弱いでしょう。次は6ヶ月移動平均線を上回らないと下げ止まり確認はできません。小型株も弱い状態と言うことが分かります。11月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、辛うじて6ヶ月移動平均線は12ヶ月移動平均線を上回っていますが、株価は12ヶ月移動平均線を下回ったままです。12ヶ月移動平均線を上回らない事には上昇相場に戻したと判断しません。また日経平均も同じく、大陰線の半値戻りが確認できない状態は、戻り売り相場の域を脱したとは言えません。
月足チャートでは、11月中に12ヶ月移動平均線を上回れるか。12月に持ち越すか。または年明け以降にズレ込むか。又は上回れず下落に転ずるか。色んなパターンが考えられます。まずは12ヶ月移動平均線(1年平均・22500円)を上回れるか、上回れないか確認したい。11月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
日足チャートでは、200日移動平均線(22470円)を上回るまで戻してきました。今後はこの価格帯以上を維持できるかどうか。この点が上昇相場に戻せるかどうかの判断ポイントになります。10月にハシゴを外された下落は上値にシコリを残しています。まだ戻り売り相場の域は脱していません。
10日移動平均線を上回ってきたので下げ止まり感は出たものの、まだ25日移動平均線は上回れるかどうかというところです。25日移動平均線を上回れば反発に転じます。来週のポイント、11月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは上向き→横ばい→やや下向き状態です。-2μ以下から中心線(22580)まで戻してきました。来週は中心線を上回る強い戻りとなるか。上回れず-1μ(22000)に向けて戻り売られるか。
来週は中心線(22580円)を上回る上昇相場に戻せるのか。まだシコリは強い上値抵抗線と見られ戻り売られやすいでしょう。下値から約1500円戻したので、上値は戻り売りにあいやすいでしょう。
米中間選挙は終わった。次の選挙を見据えて米中貿易協議で揺さぶりか。NYダウは上昇相場に戻せるか。為替は円安に動くか。どう動く世界市場。
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