株の達人をご愛顧頂きましてありがとうございます。一年アッと言う間でした。今年も一年ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
12月はクリスマスに月間下げ幅-3000円以上の大幅安を記録しました。25日1日で-1011円安となりました。リーマン暴落以来の大幅安を記録しました。大幅安の後、NYダウ過去最大の上げ幅から日経平均も大幅なリバウンドとなり、2万円を回復しました。急落時の戻りの早さを示しました。
外国証券はソフトバンクの上場を待っていて、売り仕掛けした様に見えます。ソフトバンク2.6兆円大型上場の手数料収入に加え、前週はNY市場はSQでした。SQ後の先物オプション新限月に切り替わりから売り浴びせ大幅安としました。米国証券は先物オプション(デリバティプ)で大儲けしました。大きなクリスマスボーナスになったと思います。
27日の上げ幅の大きさは、売り建玉の大きさを意味するものです。売り建玉の買い戻しから上げ幅が大きくなったのです。米国証券は売って儲けて、買って儲けて、この上げ下げを両方で儲けたと言えよう。「506」裁定売り残の多さから見ても、まだ買い戻される建玉は残っています。反発要因と言えるでしょう。
東京市場は、大幅安した銘柄は増加しました。優良企業で高配当利回り銘柄も多くあり、大口投資家、投資信託など、中長期投資はドルコスト法で買い下がっていく。こう言う質の高い銘柄から下値買いが入り、下げ止まっていくと思われます。質の高い銘柄の下げ止まりは、日経平均の下げ止まりから上昇に向かう事を意味します。
10月に高値(24448円)を付けた後、消費増税発表から下落に転じました。12月に安値(18948円)を付けました。高値から5500円下げた後、売られ過ぎから反発に転じました。10月は高値となったが、12月の19000円割れは底値を付けたと言えます。年明け以降、反発に向かうと見ています。
大幅下落・大幅反発の値動きの荒い動きは高値と底値で多い動きです。底値と見れば、しばらく乱高下の荒い相場も続く可能性もあると見ておく必要があります。チャートの形は下降相場であり、下げ止まっても基調まで戻した訳ではありません。下降基調→上昇基調に戻すまで、短期調整で終わるわけはありません。まずこの反発で下げ止まり確認が出来るかの観察からとなります。短期での回復には好材料が必要です。好材料がなければ日柄はかかります。
東証一部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、25日の暴落時は60銘柄まで激減しました。ここまで減少した事で全体的に売られ過ぎからボトム感は強まりました。これ以上の減少はないだろうと。後は個別株動向を見ながらとなっていたところに大幅反発となりました。年明け以降、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が増加ならボトムと見ることができます。
今週の東証1部銘柄6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少から戻した。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ。10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月(6)379銘柄(225種46)→12月(13)370銘柄(225種54)→12月(20)145銘柄(225種23)→12月(27)153銘柄(225種21)とボトム感強まる。年明け以降、ボトム時期を探る。
「107」マザーズ市場(275銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数はボトムゾーンに突入。1月末165銘柄ピークに→9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月(7)71銘柄→12月(14)59銘柄→12月(21)26銘柄→12月(28)27銘柄と少ない。ボトム時期を探る状況です。年明けの観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(727銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も大幅減少のまま推移する。1月末571銘柄をピークに9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月(7)188銘柄→12月(14)144銘柄→12月(21)43銘柄→12月(28)59銘柄とボトムゾーンに突入。年明けはボトム確認に変わる。年明けの観察ポイントです。
東証2部銘柄(493銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は大幅減少のまま推移する。1月末398銘柄をピークに弱き相場続く。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月(7)111銘柄→12月(14)81銘柄→12月(21)22銘柄→12月(28)38銘柄とボトムゾーンと言える。ボトム確認待ちに変わる。年明けの観察ポイントです。
東証1部銘柄(2136銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は大幅減少から増加する。1月末1239銘柄(225種130)を9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月(7)522銘柄(225種60)→12月(14)383銘柄(225種50)→12月(21)108銘柄(225種19)→12月(28)146銘柄(225種15)とボトム感強まる。年明けに向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 月足チャート>
12月の「801」NYダウは-3700ドル以上の大幅下落と前週比で-1000ドル以上下げ幅を拡大した後、約+700ドル回復しました。前年比約-3000ドルのマイナスまで拡大した後、-1600ドルまで戻しました。12ヶ月移動平均線からも-カイリ幅は拡大していました。月間下げ幅から見ると売られ過ぎ感は強まっていました。+1000ドル以上切り返しを見ても売られ過ぎていた事が分かります。NYダウは下げ止まり感は強まりました。切り返しは続くか。年明けの観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数もNYダウに連動し、12月は-1100ポイント安まで下落幅は拡大しました。NYダウと同様に-カイリ幅は大きかったところ、NYダウの反発に連動し切り返しました。米国市場の下げ止まりから世界市場は安定する事を願いたい。年明けの観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
株価暴落に合わせ円高に動きました。ドル円相場は一時200日移動平均線を下回るまで円高に振れました。200日移動平均線(110円)まで円高となり、これから75日移動平均線に向けて戻すことは出来るのでしょうか?円高が定着すると企業業績の下方修正に繋がります。下方修正→円高→株安の心配があります。今後は円安に戻せるか観察ポイントです。
チャート的には、200日移動平均線を75日移動平均線は上回る状態から、一気に200日移動平均線まで円高となりました。しばらくは200日移動平均線前後で小幅で推移しそうです。その後は75日移動平均線に向け円安に戻せるか、円安に戻せないと株高はないでしょう。または200日移動平均線前後で推移するか。今後は200日移動平均線から75日移動平均線に向け円安に戻せるか。年明けの観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 月足チャート>
「105」JASDAQ指数も下げ幅拡大しました。-480ポイント(12/26)以上の大幅下落となりました。JASADAQ指数は2000年のネットバブル以来の月間下げ幅です。6ヶ月移動平均線からカイリ幅拡大し、売られ過ぎからリバウンドしています。リバウンドは続くか。戻せるか。来年に向けた観察ポイントです。
<東証大型株指数 月足チャート>
「124」東証小型株指数も下げ幅拡大しました。60ヶ月移動平均線(5年平均)を下回るまで売られました。小型株指数の下げ幅から売られ過ぎが分かります。6ヶ月移動平均線から-カイリ幅拡大からリバウンドは近い状態でした。リバウンドは続くか。戻せるか。来年の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
月足チャートでは、10月高値から12月安値まで-5500円売られました。12月-3000円以上の大幅安まで拡大しました。下値支持線と見ていた、60ヶ月移動平均線(18900円)まで売られました。当面の下値支持線と見ていた水準まで売られたことで、底値ゾーンまで売られたと見ることができます。引き続き、反発は続くか。年明けの観察ポイントです。
2万円割れくらいで反発に転ずるか?、少し甘めに見ていました。月足チャートで見る下値支持線の60ヶ月移動平均線(18900円)まで一気に売られた事はビックリしましたが、投げ売りで尽くせば底入れは早まります。当面の下値メドまで下げたと見てますが、さらに下げ相場は続き、下げ幅は拡大するか、下げ止まってくるのか。年明けの観察ポイントです。
<日経平均 裁定売り残動向 週足チャート>
日経平均と裁定売り残動向を対比してみると、日経平均の下落局面で増加し、上昇局面で減少しています。裁定売り残の増加は日経平均の下落を意味し、裁定売り残の減少は日経平均の上昇を意味します。今年1月2万4000円から3月20300円の下落局面で、裁定売り残は3億400万株まで増加しました。ここをピークに減少に転ずる局面で日経平均は上昇に転じました。
今年10月1億株以下に減少したところ、日経平均は2万4000円のピークとなりました。その後の日経平均の下落に合わせ、裁定売り残は増加しています。今年1月から3月のパターンと同じと言えます。裁定売り残動向から察するところ、年明け以降、裁定売り残が減少に転ずるなら、日経平均は反発に転ずると見ることができます。年明けの観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週は25日だけで-1000円以上売られました。下段の75日カイリ率は-14%まで売られました。久し振りの-10%以下の短期急落局面です。今年3月より大幅に売られた事で、売られ過ぎのリバウンドは接近していたところから大幅反発となりました。年明け以降、買い戻しは続く事を期待したい。
チャート的には、75日移動平均線から-カイリ幅は-14%まで拡大したのでリバウンドは接近していました。10日移動平均線からのカイリ幅も大きい。追い証の投げ売り出尽くしで、NYダウの反発を好感した買い戻しからリバウンドに転じます。年明けもリバウンドは続くか。年明けの観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態です。下降トレンドの下落局面の下値メド-2μ(18400)円に向け売られました。現在の-1μ(19520円)を上回ってきました。75日線形回帰トレンド(中心線・20650円)に向け戻すか。
年明け以降、反発は続くか。第一上値メド中心線(20650円)→+1μ(21750円)に続く。中心線(20650円)を下回る状態は下降相場です。年明けは上値メド中心線(20650円)から下値メド-2μ(18400円)の攻防戦です。年明けの観察ポイントです。
NYダウの下げ幅・上げ幅は大きい。年明け米中貿易協議どうなる。ドル円相場は円高にシフトか。年末に向けて、どう動く世界市場。
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