今週はSQ週でした。日本のSQに向けて、NYダウ、日経平均は上昇しました。バットニュース、グッドニュースもSQに向けて出ることが多いと感じられます。みんな日本市場で稼いでいるんじゃないのか。1月28日に予定していたトランプ大統領の一般教書演説は、今週SQ週まで延期されました。
トランプ大統領の演説はライブニュースで放送されました。国境の壁建設で劣勢に置かれ不利だと言われたり、アップルの四半期売上げは大幅減少と発表されるなど、今まで下がるニュースと受け取れる様に感じられたが、日本のSQに向けてNYダウは売られるどころか連騰しました。
トランプ大統領の一般教書演説まで、株式市場は好意的に受け止めていたと言えるでしょう。またはSQに向けて上げたと言えます。NYダウの続伸から読み取れることは、米中貿易の業績悪化は織り込み済みか、プラスに判断されていると言うことになります。トランプ大統領の一般教書演説が終わってから、SQに向けて売られました。来週のSQ明け相場は下げ止まり切り返すか、しばらく下げるかの判断となります。
NYダウは、昨年12月26日(21712ドル)を底値に戻り売られることなく一気に値上がりし、その後も上昇を続けました。75日移動平均線を突破し、200日移動平均線も一気に突破し強い動きと言えます。チャートの底型は一点底型となり、一番強い切り返しパターンを表しました。チャートでは200日移動平均線を上回ってから売られたことで、上昇は維持するか。戻り売られるか観察ポイントです。12月からの切り返しは一番強い切り返しとなりました。
NYダウの強い切り返しを背景に、日経平均も切り返してから戻りは続いたが、2月SQで売られました。NYダウと比較すると、あまり強さは感じられません。指数の中では、一番先に「107」マザーズ指数が75日移動平均線まで戻しました。次に「123」東証中型株指数が75日移動平均線まで戻しました。続いて「126」東証2部指数、「124」小型株指数、「122」大型株指数が続いています。その一番後の弱い戻りが日経平均となっています。
1月4日に、東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は128銘柄まで減少した状態であったが、今週は472銘柄(2/6)まで増加しました。増加したと言っても、まだ大した増加とは言えないが。本格的に底入れと判断できるのは800銘柄以上に増加してからです。引き続き増加は続くか、目先高値「節分天井」を付けるか観察されるでしょう。
6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増加に見られるように、値上がり銘柄が増加したことにより、25日騰落レシオは133ポイント(2/5)まで高くなりました。値下がり銘柄より、値上がり銘柄が33%増加した事を意味します。数値的に値上がり銘柄は増加を続け、株価の戻りが続いた事を示しました。133ポイント(2/5)まで高くなったことは、短期的には利食い売りが出やすい高値警戒ゾーンを示しています。
5G関連の通信機器関連、半導体関連、値がさ優良株、内需関連株など買われました。相場の底入れ判断は、まず半導体関連株から下げ止まり底入れしてきます。現在の動きを見ますと、通信機器関連、半導体関連株に底入れの兆しがでてきました。維持できるかどうか、維持できれば底入れ判断ができます。今後の観察ポイントです。
2月の東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加で始まった。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ。10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月末129銘柄(225種17)→1月末235銘柄(225種40)→2月(7)414銘柄(225種49)と増加で始まる。2月引き続き増加は続けば相場は底入れに向かう。2月の観察ポイントです。
2月の「107」マザーズ市場(275銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加で始まる。9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月末27銘柄→1月末74銘柄→2月(1)81銘柄→2月(8)75銘柄と連続増加で引けた。2月の増加は続くか。来週の観察ポイントです。
1月の「105」JASDAQ市場(725銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加で始まる。9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月末65銘柄→1月末213銘柄→2月(1)195銘柄→2月(8)212銘柄と増加続く。2月の増加は続くか。来週の観察ポイントです。
2月の東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加で始まる。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月末39銘柄→1月末118銘柄→2月(1)113銘柄→2月(8)128銘柄と増加続く。増加は続くか。来週の観察ポイントです。
2月末の東証1部銘柄(2134銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は増加で始まる。9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月末145銘柄(225種15)→1月末439銘柄(225種79)→2月(1)455銘柄(225種71)→2月(8)492銘柄(225種45)と増加で引けた。2月の増加は続くか観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
トランプ大統領の一般教書演説を先取りして上げたのか。「801」NYダウは一気に200日移動平均線を上回りました。12月の底値から一本調子の上昇を続けてきました。この様に一本調子に上がる戻りは強い戻りと判断できました。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る上昇局面を維持できるか。戻り売られるか。2月の観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数もNYダウに牽引され続伸してきました。200日移動平均線に迫るまで戻したところで一服した感じです。もう少しで200日移動平均線を上回るところです。10日から25日移動平均線を上回る状態は、200日移動平均線を上昇突破を待つ状態です。戻り売られるか。2月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週は25日移動平均線を一気に上回る円安へと転換し、維持しました。10日移動平均線は25日移動平均線を上回る動きに変わりました。10日移動平均線上回る状態は円安に向けた動きであり、75日移動平均線に向けた円安に戻せるか観察されるでしょう。
1月4日の75日ボリンジャーバンド-3Σ以下からの戻り局面(円安)は続いています。2月入りから-2Σを上回り、-1Σまで戻す円安に転換しました。次は75日ボリンジャーバンド中心線(75日移動平均線)に向け戻り(円安)続く。25日移動平均線下回ると-2Σに向けた円高に振れます。2月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数も戻り局面続く。200日移動平均線下向き、75日移動平均線下向きの下降基調ですが、12月安値より75日移動平均線に向けた戻り局面は続いてきました。25日移動平均線を維持し、75日移動平均線を上回れば底入れ確認は出来ます。まず上回れるか、戻り売られるか確認です。今はまだ戻り局面と見る範囲です。来週も戻り相場の維持は出来るか観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も75日移動平均線に迫る戻り相場を続けました。こちらも200日移動平均線下向き、75日移動平均線下向きの下降基調です。株価は75日移動平均線に向けた戻り局面でしたが、75日移動平均線少し手前で戻り売られました。上回れなければ底入れ確認はできません。まず75日移動平均線を上回る底入れ確認を待ちたい。2月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
1月は陽線で引け、2月も陽線で始まったが売られて陰線に転じました。まだ6ヶ月移動平均線(21600円)まで約1200円の価格差があります。2月中に6ヶ月移動平均線まで戻せなければ3月に持ち越されます。3月がダメなら4月に。どちらにしても戻り相場の域は脱しておりません。2月はどこまで戻せるかを見たいと思います。
月足チャートでは、60ヶ月移動平均線(19000円)を下値支持線とする6ヶ月移動平均線(21600円)に向けた戻り相場と見る局面です。中長期では6ヶ月移動平均線を上回れなければ上昇基調に戻せません。2月中にどこまで戻せるかを期待したいが、底値ボックスの中での上下の動きです。2月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
2月も戻り局面は続いていました。25日移動平均線(下値支持線)を上回る状態から75日移動平均線に戻す局面でした。チャート的に25日移動平均線を上回る状態は75日移動平均線に向けた戻り相場でしたが、週末に売られて25日移動平均線を下回ってきました。25日移動平均線を下回ったので-2Σ前後まで売られる心配ありです。いったん短期調整局面となる心配はあります。
下段の25日騰落レシオは133ポイント(2/5)まで上昇しました。125ポイント以上は高値警戒ゾーンに入りますから、利食い売りは出やすくなっていました。133ポイントは値下がり銘柄より33%値上がり銘柄数が多いことを意味します。数値が下がってくることは値上がり銘柄が減り、値下がり銘柄が増加した事を意味します。下がれば短期調整局面の心配ありです。2月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態(傾き度)の下降トレンドです。2月に入り+1μ手前(2万1000円)で足踏みし、伸び悩み売られました。一気に+1μを上回ってくるか期待したが戻り売られました。再度上回れるか。戻り売りは続くか。観察ポイントです。
75日線形回帰トレンドでは、+1μ(上値抵抗線)を上回ると傾き度は緩やか→上向きに向かいます。今週も中心線を上回った状態を維持したので強い状態を維持と言えました。当面の下値メド(中心線・20200円)→上値メド+1μ(21030円)となります。中心線(20200円)を下回ると-1μ(19370円)→-2μ(18500円)となります。来週に向けた観察ポイントです。
引き続き米中貿易協議どうなる。ドル円相場は円安に戻せるか。NYダウは続伸維持できるか。どう動く世界市場。
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