2月SQ週で売られた後、2週続伸となり21500円まで戻しました。目立った押し目を付けずに強く戻しました。思ったより強い戻りと感じられました。引き続き、6ヶ月移動平均線(21700円)に向けた戻り相場は維持されています。6ヶ月移動平均線に届くと戻り売られる心配はあります。突破したら強い相場に転じた可能性に見方を変える必要がでると判断されるでしょう。
全体的に、高くなるに連れて出来高は細りながらの戻りです。いまのところ典型的な戻り相場と言えます。6ヶ月移動平均線(2万1700円)前後まで戻すと、上値には利食い売り、決算売りが控えており、上値は伸びにくくなるのが戻り相場です。または戻り売られると見ていますが、米中貿易協議好転など、選挙を控えている事もあり、市場好転材料がでるなどあれば突破する可能性は残っています。
東証1部銘柄で、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、1月4日(大発会)のとき、128銘柄(225種19)と極端に売られ過ぎ水準まで売り込まれました。それが2月1日は284銘柄(225種38)と倍増まて戻しました。まだボトム圏の水準でしたが、今週2月21日(木)は2月1日より2倍以上の683銘柄(225種89)まで回復しました。
東証1部銘柄で、75日移動平均線を上回る銘柄数は、1月4日(大発会)のとき、140銘柄(225種18)まで大幅減少の売られ過ぎ水準まで売り込まれました。2月1日は455銘柄(225種71)と3倍まで増やしました。それでもボトム圏の水準でした。今週2月21日(木)は1085銘柄(225種143)と半数まで回復しました。まだ200日移動平均線を上回る銘柄数は165銘柄と少ない。75日移動平均線を上回る銘柄数は半数戻しても、200日移動平均線上回る銘柄数とのギャップは大きく戻り相場の域を抜け出ていないと判断できます。
結果的に2月は+700円以上(高値)の戻り相場となりました。75日移動平均線を上回る銘柄数は半数を上回ったので、戻り相場も戻り売りられる水準まで戻したと感じられます。それでも3月は戻りは続くか。上値を伸ばせず売られるか。米中貿易協議や企業業績予想などによって変わってきますが、結果的に6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が増加するか、しないかで評価されているかどうか判断できます。
日経平均は値上がりしましたが、今週の25日騰落レシオは前週末103ポイント→115ポイントまでしか高くならなかった。値上がり銘柄数と値下がり銘柄数の差は多くなかった事を示します。来週以降、高くなれば値上がり銘柄の増加を意味し、高値警戒ゾーンとなります。
引き続き、売られ過ぎの底値圏から立ち上がり銘柄から銘柄絞り込み続きます。3月入りすれば、期末決算益出し売りなど控えており、高くなった株は売られやすくなります。2020年業績予想が出るまで、上値追いしにくいと考えます。米中協議進展次第では株価の動きも変わってきます。
今週も東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。9月末1093銘柄(225種151)をピークに売られ。10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月末129銘柄(225種17)→1月末235銘柄(225種40)→2月(7)414銘柄(225種49)→2月(14)506銘柄(225種57)→2月(21)683銘柄(225種89)まで増加し戻した。800銘柄以上の増加で底入れから上昇転換の確認となります。3月に向けた観察ポイントです。
今週の「107」マザーズ市場(275銘柄)も75日移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月末27銘柄→1月末74銘柄→2月(1)81銘柄→2月(8)75銘柄→2月(15)88銘柄→2月(22)111銘柄と増加した。増加は続くか。3月に向けた観察ポイントです。
「105」JASDAQ市場(725銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加続く。9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月末65銘柄→1月末213銘柄→2月(1)195銘柄→2月(8)212銘柄→2月(15)245銘柄→2月(22)298銘柄と増加続く。増加は続くか。3月に向けた観察ポイントです。
東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加続く。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月末39銘柄→1月末118銘柄→2月(1)113銘柄→2月(8)128銘柄→2月(15)153銘柄→2月(22)222銘柄と増加続く。引き続き3月に向けた観察ポイントです。
東証1部銘柄(2134銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も増加続く。9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月末145銘柄(225種15)→1月末439銘柄(225種79)→2月(1)455銘柄(225種71)→2月(8)492銘柄(225種45)→2月(15)755銘柄(225種89)→2月(22)1044銘柄(225種133)と大きく増加する。増加は続くか3月に向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは200日移動平均線を上回ってからも、一本調子の上場を続けています。強い動きと観察できます。昨年10月高値の2万6000ドル台に迫る勢いです。12月の底値から一本調子の上昇続いています。早くも大統領選を控えた動きか。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇は続くでしょう。3月に向け2万6000ドル台に乗せられるか観察です。
「803」NASADAQ指数もNYダウに牽引され、200日移動平均線を上回るまで戻してきました。こちらも強い動きと言えます。200日移動平均線を突破してくると上昇相場に転じますが、75日移動平均線との2線カイリ幅は大きく戻り相場の域です。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は、200日移動平均線を突破し、上昇基調に戻せるか期待したい。3月に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
今週は111円目の前にして足踏み状態です。1月始め107円からよく戻しています。もう少しで200日移動平均線(111円)を上回る円安に向かうか観察されるでしょう。米中協議で中国が為替操作しない事を承諾したと言うことから少し円安に振れたが、200日移動平均線が上値抵抗線になっています。引き続き円安の動きは続くか。
10日移動平均線から25日移動平均線を上回る状態は、200日移動平均線を上回る円安に向けた動きは続いていると見ます。75日ボリンジャーバンド(中心線)を下回る状態は、まだ円安基調に戻したと言えないでしょう。75日移動平均線(中心線)に向けた円安に戻せるか。-1Σ→-2Σに向けて円高に逆戻りか。3月に向けた観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数も75日移動平均線を上回るまで戻してきました。まだ75日移動平均線は下向き状態で、200日移動平均線との2線幅も大きいです。25日移動平均線を下値支持線に75日移動平均線を突破しそうですが、200日移動平均線(上値抵抗線)までカイリ幅は大きいです。75日移動平均線を上回り底入れ確認できても、調整相場として日柄はかかります。3月に向けた観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も75日移動平均線を突破してきました。75日移動平均線を上回った事は小型株も底入れの動きと判断できます。まだ200日移動平均線まで2線幅は大きく上昇基調に戻すには、日柄がかかることがわかります。75日移動平均線を上回る状態を維持できれば底入れに向かうでしょう。3月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
今週も週間で+500円以上値上がりしたことを受けて、2月の陽線幅も大きくなりました。戻りメドと見ていた6ヶ月移動平均線(2万1700円)に迫るまで戻しています。6ヶ月移動平均線は戻りメドの上値抵抗線と見ているので、戻ったら売られる心配があります。一気に6ヶ月移動平均線を上回った場合、強い上昇転換と判断されます。
月足チャートでは、60ヶ月移動平均線(19000円)を下値支持線に、6ヶ月移動平均線(21700円)に向けた戻り相場は続いている状態です。3月に入ってからも戻り相場は続くのか。6ヶ月移動平均線を突破し上昇基調に戻すか。戻せず売られるか。3月に向けた観察ポイントです。
<週足 日経平均 裁定売り残動向>
裁定売り残の減少は続いています。裁定売り残の減少が続く間は、日経平均の戻り局面は続きます。過去では1億株以下に減少したところまで続きました。現在は1.4億株です。もう少し減少余地を残しています。減少余地を残している事は、日経平均の戻り局面は続くと言えます。
週足チャートでは、13週移動平均線を突破しました。次は26週移動平均線を上回れるかどうか。26週移動平均線(6ヶ月)を上回るには、引き続き、裁定売り残の減少局面は続かないと上回れそうにありません。このあたりが3月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
今週も週間で+500円以上値上がりしました。2週続けて前週比+500円以上の上げ幅となりました。日足チャートでは、75日移動平均線(上値抵抗線)を突破し、200日移動平均線に向けた戻り局面となっています。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る状態は戻り相場は続きます。
一気に75日移動平均線を上回った事で強い戻り局面と判断できました。来週は200日移動平均線を上回る戻りはあるか。75日移動平均線を上回った状態維持なら底入れと判断できます。来週は75日移動平均線をキープし200日移動平均線を突破できるか。
下段の25日騰落レシオは、前々週133ポイント→前週103ポイント→今週115ポイントまで戻しました。前々週の数値から見れば上げ余地を残しています。来週以降125ポイント以上に高くなると高値警戒ゾーン入りします。3月に向けた観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態(傾き度)は変わらず。今週は+1μ(2万1150円)を維持したので、線形回帰トレンドの傾き度は横ばいに向かいます。徐々に上向きに向かっていく動きと見ています。
次は+2μ(2万1900円)に向けた戻り相場が上値目標となります。75日線形回帰トレンド+1μ(上値抵抗線)を上回った事で上向きに向かいます。来週も+1μを維持なら強い戻り局面は続いていると判断できます。短期の下値メド→(25日移動平均線・20880円)→中心線(20380)→-1μ(19600円)となります。来週に向けた観察ポイントです。
引き続き米中貿易協議の行方がカギ。早期進展期待できるか。ドル円相場は円安に戻せるか。NYダウは続伸続くか。どう動く世界市場。
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