前週-500円以上下げました。続落の心配もあったが、2万1000円はキープし、約+500円まで切り返して引けました。来週以降さらに3月決算は迫るので、決算売りを控えて上値は重くなる心配はあります。再度上値チャレンジの時期は、4月以降の業績発表までズレ込む可能性はあります。2020年業績予想は上値を取ってくるほど期待値は大きいか。どうかにかかってくるでしょう。
2020年業績予想の期待値が高ければ、日経平均の上値を取ってくる可能性は高くなります。発表前は様子見相場になりやすくなります。日本市場が動きにくい状況では、しばらくNYダウ動向に左右される動きが続くと見るしかありません。個別株では、2020年も伸びそうな業種や銘柄の上昇は続くと見ています。
前週、日経平均は-500円以上下落しました。この下落に合わせ、裁定売り残は3億株以上増加しました。3月決算を意識した売り残の増加の可能性はあります。増加した後は、裁定売り残は反対売買するため買い戻し(減少)に転ずると、値上がりする可能性はあります。増加が続くなら下落の心配もあります。
3月中は、2020年業績予想発表前にして、日経平均に連動する株は買いにくい状況にあります。同時にこれから新年度に向け買われるのは、どんな銘柄だろう?探しも始まります。新通信関連など、新しい業種や事業体の発掘はできるでしょうか。国内では大きなマーケットは動かず、小さなマーケットで優位の企業が買われています。
3月1日をピークに東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、(3/1)1224銘柄(225種121)減少しています。2001年以降の一番早い増加局面であったが、減少ペースも早いです。(3/8)667銘柄(225種70)→(3/14)761銘柄(225種86)と800銘柄以下に減ってしまいました。減少が戻り売りで終わると下落続く心配有りです。引き続き、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の増減で相場の強弱が掴めます。
米中貿易協議の駆け引きは続いている様です。3月下旬に予定していた米中貿易協議は、トランプ大統領は急いでいない等のコメントを発表。これを見ても難航していることが伝わります。引き続き、米中貿易協議の行方を見守る状況は変わらず。6ヶ月移動平均線上回る銘柄数の増減を見ても、米中協議の難航を反映しています。
個別株は、市場への影響力が低い、新興市場、材料株、小型株の物色は続いています。3月末に向けて、新興市場などが物色される相場は続くか。一部大型株など2020年業績予想が出るまで様子見は続く。買われる株は新興市場か材料株か。大幅に売られ過ぎた株の買い戻し相場か。
3月は2万2000円を意識した様子見相場の域は出てません。東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は3月1日をピークに減少している。9月末1093銘柄(225種151)→10月末347銘柄(225種56)→11月末589銘柄(225種73)→12月末129銘柄(225種17)→1月末235銘柄(225種40)→2月末701銘柄(225種78)→3月(1)1224銘柄(225種121)→3月(7)909銘柄(225種93)→3月14日761銘柄(225種86)と振るわない。800銘柄以下に減少いたので戻り高値形成の心配に変わった。増加に戻せるか。3月の観察ポイントです。
今週の「107」マザーズ市場(275銘柄)も75日移動平均線を上回る銘柄数も低迷続く。9月末127銘柄→10月末50銘柄→11月末84銘柄→12月末27銘柄→1月末74銘柄→2月末120銘柄→3月(1)126銘柄→3月(8)105銘柄→3月(15)124銘柄と戻すが低迷の域と言える。増加に戻せるか。3月の観察ポイントです。
今週の「105」JASDAQ市場(725銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は低迷続く。9月末326銘柄→10月末136銘柄11月末198銘柄→12月末65銘柄→1月末213銘柄→2月末373銘柄→3月(1)362銘柄→3月(8)299銘柄→3月(15)377銘柄と増加する。さらに増加に戻せるか。3月の観察ポイントです。
今週の東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も低迷した。9月末200銘柄→10月末84銘柄→11月末140銘柄→12月末39銘柄→1月末118銘柄→→2月末260銘柄→3月(1)255銘柄→3月(8)203銘柄→3月(15)246銘柄と少し増加する。引き続き、3月の観察ポイントです。
今週の東証1部銘柄(2134銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は低迷する。9月末1407銘柄(225種188)が上回ってピークを付け。10月末404銘柄(225種52)→11月末816銘柄(225種92)→12月末145銘柄(225種15)→1月末439銘柄(225種79)→2月末1105銘柄(225種129)→3月(1)1149銘柄(225種129)→3月(8)792銘柄(225種78)→3月(15)1023銘柄(225種112)と増加する。増加は続くか。3月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、2月に2万6000ドルに乗せた後、伸び悩んでいます。3月始め、200日移動平均線まで売られました。200日移動平均線まで下げたところ押し目形成となり、戻すも弱い戻りで終わっています。もう少しで10日移動平均線と25日移動平均線はDクロスしそうです。3月末に向け高値更新は出来るか。
「803」NASADAQ指数は、2月に付けたNYダウの高値とは違い、2月高値を上回り7600ポイントに乗せてきました。NASADAQ指数から新興市場が活況になってきた事を表しています。25日移動平均線、200日移動平均線を上回るまで戻した事は強い戻りに見えます。再度25日移動平均線から200日移動平均線を上回る状態維持できるなら、上昇は続くでしょう。3月末に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
前週のドル円相場は、一時200日移動平均線を下回ったが、再度200日移動平均線を上回ってきました。思ったより円安の動きはシッカリしています。200日移動平均線上回る状態を維持するなら円安に動きやすいでしょう。下回ると円高に動きやすい。まず戻りメドは+1Σ(112)を目指す動きか。
75日ボリンジャーバンド幅から見ると、下値-1Σ(109円)から上値は+1Σ(112円)で推移するでしょう。中心線上回る状態維持なら円安期待あり、+2Σ(114円)に向け期待を残すでしょう。中心線を維持できれば+1Σ(113円)に向け円安に向け動くか。中心線下回れば-1Σ(109円)→-2Σ(107円)の円高に動くでしょう。3月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
今週の「105」JASDAQ指数は75日移動平均線を下回ってきました。なかなか10日移動平均線を上回ってきません。3500ポイントも重しとなっています。75日移動平均線を下回ったが、再度上回れるか。上回れば200日移動平均線に向けた戻り相場もありです。75日移動平均線を下回れば戻り売りられる心配あり。3月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
今週の「124」東証小型株指数も75日移動平均線を下回ってしまいました。3000ポイントを下回り売られてしまった。75日移動平均線を下回った事から戻り売りの心配は出てきました。75日移動平均線を上回れば戻り相場に戻すでしょう。75日移動平均線を上回れないと戻り売りに転ずる。3月の観察ポイントです。
<週足 日経平均 裁定売り残動向>
裁定売り残は減少→増加に転じました。前週の下落局面(-577円)では、一気に裁定売り残は増加に転じた事から、日経平均は売られる事を意味します。今後も裁定売り残は増加するなら日経平均は売られます。裁定売り残の増加=日経平均下落。裁定売り残減少=日経平均上昇。今後の裁定売り残動向を見ることで、日経平均の動きが掴めます。
週足チャートでは、前週-500円以上下落しました。週間で-500円以上下落した事で下降転換の心配がありました。今週は約+500円も切り返しました。来週以降、週間で+500円以上値上がりは再上昇転換です。13週移動平均線上回る状態は、上昇相場を維持するでしょう。引き続き、3月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
前週は下落し、3月相場はマイナスに転じました。今週は大きく戻しプラスに戻しました。上値は12ヶ月移動平均線(2万2000円)に押さえられています。12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れないと戻り売り続く心配ありです。6ヶ月移動平均線も上回れず戻り売られると下げ幅を大きくする心配があります。
月足チャートでは、60ヶ月移動平均線(下値支持線)を上回った状態で、再度12ヶ月移動平均線を上回る動きに戻せるかどうか。戻せなければ4月に持ち越されるか。また6ヶ月移動平均線を下回る心配が出てきます。6ヶ月移動平均線を下回ると2番底探りの動きに転じます。3月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
3月相場は2万2000円に迫ったところで失速してしまいました。何とか2万1000円はキープし、2万1500円に戻しました。3月決算、2020年業績発表を控えている事もあり、しばらく2万1000円から2万2000円のボックス相場の可能性はあります。日足チャートでは、200日移動平均線まで戻せず、75日移動平均線で下げ渋る動きです。再度上値チャレンジを期待したいです。
下段の25日騰落レシオは、2月133ポイント→2月末112ポイント→(3月8日)98ポイント→(3月15日)103ポイントまで戻してきました。25日騰落レシオが100ポイント以上の数値は、値上がり銘柄数が増えた事を意味します。様子見相場は続くか。3月期末決算に向けた観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドは下向き状態(傾き度)→横ばいへと上向きに向かっています。今週は中心線(20960)から+1μ(21640円)を意識しました。この状態は、しばらく+1μ(21680円)から中心線(21000円)を意識した動きです。
中心線(21000円)を下回ると、下値-1μ(20320円)を意識しボックス圏で推移しそうです。ボックス相場の範囲から2020年業績予想の発表待ちと言える。上値は+2μ(2万2360円)→+1μ(21680円)→中心線(21000円)。下値は-1μ(2万320円)→-2μ(19600円)となります。3月の観察ポイントです。
米中貿易協議どうなる。3月末に向け米中貿易協議に進展あるか。日韓徴用工問題どうなる。ドル円相場は円安に動くか。どう動く世界市場。
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