今週もNYダウの続伸を受け、2万2300円台まで伸ばしてきました。NYダウに連動し、2万2000円のフシメを上回った事は、相場に回復ムードの表れと感じられました。少し値上がりしてくると上値には売り物が控えています。それを消化しながらの値上がりとなっています。
2020年業績予想発表前では、発表が出揃う5月下旬まで、上値の売り物消化相場は続くと見ています。2020年業績予想が出揃う5月中旬以降、上値は軽くなってくるとみています。昨年11月から12月始めまで2万2000円台を付けていました。現在の水準と同じ水準です。5月下旬まで売り物を消化する動きは続くと見る要因とも言えます。相場が強ければ5月中に売り物を消化し、上値を伸ばす可能性はあります。2020年業績予想が良ければ買い材料になるからです。
昨年10月高値からの半値戻り相場は、10月高値(2万4448円)と12月安値(18948円)の下げ幅5500円の半分2750円(半値2万1700円)を上回ってきました。また半値戻り2万1700円以上で推移する事も、上値の売り物を消化している表れと言えます。上値を伸ばすことは買いの強さを表しています。
上値に控えている売り物で株価が下げても、半値戻り21700円を上回っていれば、買いが優勢であると判断できます。引き続き、5月連休に向けて半値戻り2万1700円以上を維持できるかどうか。上昇を維持できているかどうかを計る目安です。上回っていれば上昇に向かっていると判断されます。
2020年業績発表は近づいています。近づくことで先回りして買われる株が出てきます。日経平均が上がる時は、値がさ株、小型好業績株、半導体関連株、機械株、電子部品株、自動車部品、ソフト関連株などから物色されます。今年1月以降の戻り局面は、この様な株の戻りが順々にまわっています。引き続き、5月連休明けも買われてくると見ています。
4月の東証1部銘柄(2148銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、増加状態を維持しています。1月末235銘柄(225種40)→2月末701銘柄(225種78)→3月末840銘柄(225種93)→4月(4)1221銘柄(225種132)→4月(11)1033銘柄(225種113)→4月(18)1060銘柄(225種118)と1000銘柄以上をキープしています。5月連休明けに向け維持しそうです。5月に向けた観察ポイントです。
今週の「107」マザーズ市場(283銘柄)も75日移動平均線を上回る銘柄数は維持しています。1月末74銘柄→2月末120銘柄→3月末151銘柄→4月(5)143銘柄→4月(12)142銘柄→4月(19)135銘柄と維持している。引き続き、増加状態維持出来るか。5月に向けた観察ポイントです。
今週の「105」JASDAQ市場(716銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は維持している。1月末213銘柄→2月末373銘柄→3月末365銘柄→4月(5)372銘柄→4月(12)351銘柄→4月(19)328銘柄と維持している。新興市場も増加は続くか。5月に向けた観察ポイントです。
今週の東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は維持している。1月末118銘柄→→2月末260銘柄→3月末248銘柄→4月(5)260銘柄→4月(12)255銘柄→4月(19)238銘柄と維持している。引き続き、増加は続くか。5月に向けた観察ポイントです。
今週の東証1部銘柄(2148銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も維持している。1月末439銘柄(225種79)→2月末1105銘柄(225種129)→3月末1087銘柄(225種110)→4月(5)1443銘柄(225種153)→4月(12)1227銘柄(225種125)→4月(19)1191銘柄(225種127)と維持している。引き続き、増加は続くか。5月に向けた観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
今週の「801」NYダウは、2万6000ドルに乗せて、昨年10月高値に迫っています。2万6000ドル台に乗せて利食い売りを消化しながら上昇を維持しています。強い状態を維持していると言えるでしょう。昨年10月最高値を上回るのも射程圏内です。2万6000ドルの高値更新に向け上昇は続くか。
「803」NASADAQ指数も、昨年10月の8000ポイントに乗せてきました。NASADAQ指数も昨年8月高値更新は射程圏内となっています。引き続き、25日移動平均線(下値支持線)を上回る状態は高値更新相場に向け、強い相場は続きそうです。5月に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
日米経済交渉では、日本は為替円安誘導する為替操作国と言われています。逆だろう、米国がドル安政策を取ってると言いたいです。今週のドル円相場は200日移動平均線を上回って112円前後で推移しています。200日移動平均線を上回ってきたことで円安は維持され、米国には容認されているのか。
75日ボリンジャーバンド幅+1Σ(111円)を上回ってきました。+1Σを上回る状態→次の上値+2Σ(112円)に向けて推移しています。円安に動く事は株高に動く。来週は+1Σ(111円)→+2Σ(112円)に乗せてくるかどうか。中心線を上回る状態は、+2Σに向けて動いています。5月に向けた観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
2月以降、「105」JASDAQ指数の値動きは小幅で推移しています。4月相場は25日移動平均線に沿って下値を切り上げて推移しています。200日移動平均線は下回った状態は変わらない、いつ頃に上回れるか。この幅では5月から6月にかかるように思われます。5月に向けた観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数も25日移動平均線に沿って下値を切り上げてきました。まだ200日移動平均線から大きく下回った状態は変わらない。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は上昇は続くでしょう。200日移動平均線を上回るまで小幅な動きから上昇は続きそうです。5月に向けた観察ポイントです。
<週足 日経平均 評価損率>
「610」評価損率と日経平均を対比して見ると、評価損率の数値が悪化した時がボトムに近い水準です。評価損率の数値が改善したところが高値圏を示しています。現在の評価損率は-14%と悪化した状態にあります。まだ改善余地を残していると言えるでしょう。
評価損率は-5%以上は、日経平均は高値ゾーンです。弱い戻り局面では、-10%から-5%の範囲が高値圏です。この様な水準の売り物を消化すると、数値は改善し、日経平均の上げ幅は大きくなる。まだ改善余地は残しており、日経平均の上げ余地は残していると言えます。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
4月の上げ幅は、+1000円以上を上回ったところから利食い売りに押されてきました。また12ヶ月移動平均線を上回った水準から利食われています。売り物が出てきたことは、株価が戻している事を意味します。12ヶ月移動平均線(2万2000円)を上回った水準では売り物を消化し維持できるかどうか。このあたりが5月に向けてのポイントです。
チャート的には、6ヶ月移動平均線を上回り、12ヶ月移動平均線を上回ろうとしています。5月に向け、12ヶ月移動平均線を上回って引ける様なら、5月以降の相場は強くなると言えそうです。昨年10月高値は強いフシメであり、かなりエネルギーを必要とするフシメです。今後の株価の動きに期待したい。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
チャート的には、フシメと見ていた200日移動平均線を一気に上回ってきました。一気に上回った事は強い動きと判断できます。200日移動平均線を上回った事で、次から200日移動平均線が下値支持線(21800円)になります。200日移動平均線を上回る状態は、上昇基調は強まる状態といえます。
チャート的には、200日移動平均線(2万2000円)を上回った事で上昇転換したと判断できます。10日から25日移動平均線(下値支持線)を上回った状態で、200日移動平均線を上回っているので、200日移動平均線(2万1800円)を上回る事は上昇は強まってくるだろうと見ています。25日移動平均線を下回ると、再度調整に転じたと見るので、下回らなければ上昇維持です。25日移動平均線を維持できていれば上昇は続きます。5月に向けた観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。今週は、75日線形回帰トレンド(中心線)を一気に上回りました。強い上回り方であり、中心線を上回る状態も強さを示しています。目先は75日線形回帰トレンド(中心線・22060円)が下値支持線です。来週も75日線形回帰トレンド(中心線)を上回った状態なら、株価は中心線を上回る強い状態と判断できます。
75日線形回帰トレンド(中心線)上向きの状態は強まっています。株価は中心線を上回ってきました。中心線を上回るなら、株価のレンジは中心線から+1μ(22670円)の範囲で上昇続けます。中心線を下回ると-1μ(21470円)までの調整局面入りします。目先は中心線(22060円)から+1μ(22660円)の範囲で推移しそうです。5月に向けた観察ポイントです。
米中貿易協議は好転待ちか。2020年業績予想期待強まるか。5月連休前から買われてくるか。ドル円相場も様子見か。どう動く世界市場。
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