日経平均株価の動き(2019年04月26日)

2019年の相場は終わった。平成は大デフレ時代と言えた。平成最後の4月は+1000円高まで伸ばして引けました。日経平均は2万2200円で終わった。5月連休明けから2020年度業績予想発表活況期を迎えます。6月から7月に向けて相場は強いと見ていますが、半導体関連、自動車関連などが注目されます。5月連休明け「令和」相場スタートも実需買い&お化粧買いを期待したい。

連休前に2020年業績予想を発表した企業の株価は、少しの下方修正では、株価位置が低いものは想定内と言うことか買われたものもある。上方修正でも売られたものもある。「相場は相場に聞け」の格言の如く、業績発表後は、株価の動きを見て評価を計るしかない。

連休明け、2020年業績予想発表では、2ケタ増収増益予想を発表した株価は上がる確率は高いのでチェックしておくと良いです。次に1ケタ増収増益で株価位置が低いものは上げ余地を残しています。減収減益予想の株は売られる場合があるなど、業績発表で株価は大きく動きます。

1年で5月が一番株価が動くときです。値上がりする株は業績発表で決まります。2ケタ増収増益、1ケタ増収増益など、業績変化の大きい銘柄を絞り込みましょう。テクニカルでは底値立ち上がりが上げ余地を残しており良いでしょう。業績が良くても株価水準の高い株は、売られたら業績織り込み済みの場合があるのでチェックポイントです。

新元号「令和」5月スタートは1ヶ月のご祝儀相場で終わってしまうのか?昨年10月から11月高値期日迎えから株価は戻しています。昨年12月から1月安値期日は6月から7月に控えています。特にアクシデントがなければ、安値期日明けの6月から7月までは上昇相場は続くように見ています。

今年はNYダウの上昇相場が牽引となり、日経平均は上昇を続けてきました。5月以降の上昇基調には、NYダウの牽引がカギとなります。NYダウが売られるならば、日経平均も売られるでしょう。NYダウの上昇持続が世界の株式市場上昇の前提です。

2020年業績予想発表では、半導体関連株、IT関連株、電子部品関連株、自動車関連株など注目したい。株価位置が低いか、業績予想が良いか。投資家心理的に、プロに買われるようなものが良い。プロが買わない株は上がらない。逆から見れば上がっている株はプロが買っている。5月連休明け業績発表に注目したい。

4月の東証1部銘柄(2148銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は増加して引ける。1月末235銘柄(225種40)→2月末701銘柄(225種78)→3月末840銘柄(225種93)→4月(4)1221銘柄(225種132)→4月(11)1033銘柄(225種113)→4月(18)1060銘柄(225種118)→4月(25)1116銘柄(225種117)と1000銘柄以上をキープした。5月新元号相場に期待したい。5月の観察ポイントです。

4月の「107」マザーズ市場(283銘柄)も75日移動平均線を上回る銘柄数は3月を下回って引けた。1月末74銘柄→2月末120銘柄→3月末151銘柄→4月(5)143銘柄→4月(12)142銘柄→4月(19)135銘柄→4月(26)124銘柄は維持した。5月は増加に戻せるか観察ポイントです。

4月の「105」JASDAQ市場(716銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は3月を下回って引けた。1月末213銘柄→2月末373銘柄→3月末365銘柄→4月(5)372銘柄→4月(12)351銘柄→4月(19)328銘柄→4月(26)299銘柄と維持して引けた。5月は増加に戻せるか観察ポイントです。

4月の東証2部銘柄(492銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は3月を下回って引けた。1月末118銘柄→→2月末260銘柄→3月末248銘柄→4月(5)260銘柄→4月(12)255銘柄→4月(19)238銘柄→4月(26)229銘柄は維持した。引き続き、5月は増加に戻せるか観察ポイントです。

4月の東証1部銘柄(2148銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は維持して引けた。1月末439銘柄(225種79)→2月末1105銘柄(225種129)→3月末1087銘柄(225種110)→4月(5)1443銘柄(225種153)→4月(12)1227銘柄(225種125)→4月(19)1191銘柄(225種127)→4月(26)1134銘柄(225種115)で引けた。引き続き、5月も増加は続くか観察ポイントです。

<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>

5月の「801」NYダウは、昨年10月高値2万6900ドルを上回れるか。5月連休中に、昨年10月高値を上回ってくるか。5月も2万6000ドル台をキープして引けるか。強い状態を維持していると言えます。昨年10月最高値を上回けるか。連休中2万6000ドルの高値更新に向け上昇は続くか。

「803」NASADAQ指数は、昨年8月の最高値8100ポイントを上回ってきました。非常に強い動きと言えます。NASADAQ指数から強い動きに転じています。引き続き、25日移動平均線(下値支持線)を上回り最高値更新相場は続くか。5月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

4月の為替相場は小幅円安と言うところで引けました。NASDAQ指数は高値更新相場に戻した強さから円安にシフトするか。4月のドル円相場は200日移動平均線前後で推移した状態で引けた。200日移動平均線を上回ったことで円安に向かうか。

75日ボリンジャーバンドでは+1Σから+2Σの幅で推移しました。+1Σを上回る状態は+2Σ(112円)に向けて推移する。5月も+1Σ(111円)から+2Σ(112円)の幅で推移は続くか。中心線を上回る状態は、+2Σに向けて推移します。5月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<JASDAQ指数&東証小型株指数>

<JASDAQ指数 日足チャート>

4月の「105」JASDAQ指数の値動きは弱く横ばいであったと言えます。4月相場は25日移動平均線に沿っていたものの、殆ど値動きは無かった。5月は上昇に向け動くか。いつ頃に上回れるか。5月は動くか、6月にズレるか。5月の観察ポイントです。

<東証小型株指数 日足チャート>

4月の「124」東証小型株指数も小幅で推移した状態で引けました。株価は25日移動平均線に沿って下値を切り上げてはいましたが、小幅で終わりました。200日移動平均線を下回る状態はいつ頃上回れるか。引き続き、25日移動平均線を上回る状態は上昇は続く。5月の観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証小型株指数 日足チャート

<週足 日経平均 評価損率>

4月の「610」評価損率の数値は目立った改善は無かった。日経平均が戻した割には、評価損率の数値の改善は弱かった。評価損率の数値の改善が弱かった事は5月の上昇に期待したい。今週発表(4/19)の評価損率は-13%とあまり改善は進んでいません。

評価損率は-5%以上は高値ゾーンです。-10%から-5%の範囲が高値圏です。-15%前後はボトムゾーンです。4月はボムゾーンで終わったと言えます。これから改善余地は残し、日経平均の上げ余地は残していると言えます。5月の観察ポイントです。

週足 日経平均 評価損率

<日経平均 月足チャート>

平成最後の4月は+1000円以上値上がりした事は、ご祝儀相場であったのか。5月「令和」元年相場はご祝儀相場は期待できるか。引き続き、上昇基調が続く事を期待したい。5月は昨年11月の戻り売りを控えている事もあり、まだ売り物消化の相場展開の範囲を残しています。増収増益と減収減益が交錯することも伸び悩む可能性があります。

チャート的には、6ヶ月移動平均線を上回り、12ヶ月移動平均線を上回って引けた事は、5月相場に繋がる動きと判断できます。5月は12ヶ月移動平均線を上回って始まる様なら、5月以降の下値支持線になる可能性があります。このあたりも5月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

チャート的には、4月末まで200日移動平均線を上回る状態を維持しました。5月も200日移動平均線(下値支持線)を上回る強い相場展開で始まりそうです。200日移動平均線(下値支持線・21800円)を上回る状態は上昇基調は持続します。5月は200日移動平均線を下回ると調整局面に転じたと言えるでしょう。

チャート的には、200日移動平均線&2万2000円を上回った事でフシメを上回る上昇転換と判断できます。5月相場に向け強い動きと言えるでしょう。25日移動平均線(下値支持線)は上回る状態なら、いずれ200日移動平均線と75日移動平均線はGクロスに向かう上昇パターンとなります。このあたりを観察したい。5月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>

標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。4月最後の週は、GWを控えて小幅でしか動きはなかったが、75日線形回帰トレンド(中心線)は上回って引けました。中心線を維持した事で、上値は+1μに向けた動きです。中心線を下回った場合は、次は25日移動平均線が下値支持線→次は-1μとなります。中心線を上回る状態は上昇トレンドを維持しています。5月相場に期待したい。

75日線形回帰トレンド(中心線)上向きの状態は維持しています。株価は中心線を上回って引けたことから、下値は買いに支えられたとも言えます。中心線を上回る上昇基調を維持して引けました。5月連休明けどう動くか。休み中のシカゴ日経先物の価格で決まります。5月連休明けの観察ポイントです。

NO24・75日線形回帰・短期移動平均線

「令和」新時代始まります。「令和」はどんな時代となるか。2020年業績予想発表期待したい。5月連休中成果はどう動く。

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