日経平均株価の動き(2019年07月05日)

6月(末)G20まで、7月も米中貿易戦争から相場の乱高下は続くと思っていました。ところが、7月から日韓貿易戦争にチェンジしました。どう考えても、同盟国だった韓国に対して、日本だけで決められる事ではないと考えるのが普通でしょう。米国からお灸を据えないと分からない大統領らしいと。トランプ大統領の指示だと考えるのが妥当でしょう。

元々自国生産で賄えるものを、同盟国と言う理由で、クリントン大統領(民主党)から韓国に技術を解放しろ、韓国で半導体を生産する様になりました。サムスン電子は世界一の半導体メーカーに成長しました。当時、日本は細川首相が、歴代総理で初めてノーを言った首相して嫌われた結果でした。米国から日本だけに半導体を握らせては危険だと狙われていた事も理由でした。

80年代、米国の雇用を奪っていると東芝はジャパンバッシングで叩かれました。80年代の経験は米国を怒らせると国家は潰されかねないと。いま韓国は日本を越えて韓国イズ・半導体ナンバーワンだと庶民は思っています。80年代のナショナルは世界一と言われたのと同じようです。

90年代の橋本首相は、日米首脳会談のとき、そんなに日本に圧力をかけるなら、米国債を売ろうかなぁ~と言ったとたん、病気で入院し亡くなった。報復として、銀行BIS規制は強まり、金融危機となり超円高となりました。拓銀、山一證券、三洋証券は倒産しました。沖縄地位協定見直しに積極的だった小渕首相は沖縄でサミットを開催後、突然亡くなった。

最近では、政権を取った民主党、鳩山首相は、政権取る前から沖縄普天間基地を最低でも県外移転させたい。と言うものですから、スッカリ信じた国民は民主党政権を誕生させました。その後、民主党は空中分解し、鳩山首相は政権復帰できなくなった。韓国で土下座行脚している。米国の安全保障に意見した者の末路と言えます。韓国大統領は米国大統領の逆鱗に触れた事が、日本のホワイト国から外された理由と考えます。

韓国は、米国の北朝鮮制裁を無視し、石油横流し、瀬取りなど物資援助(黙認)を続けてきました。夜間でも宇宙衛星カメラでハッキリ見えるらしい。韓国が約束を守らないから米国大統領を怒らせた。米国制裁→日本から半導体部材を管理されることになった。半導体は国内生産するか、日米半導体連合となるか。そうなれば半導体関連は強くなるか。しばらく日韓貿易の行方も意識される。

7月の株価は値上がりしています。米中貿易協議へと緩和したこともあるが、日韓貿易戦争は米国にとってマイナスに捉えてない事が、NYダウ、S&P500指数、NASDAQ指数が高値更新した動きを見てもわかります。NYダウ高→日経平均上昇に繋がっています。日韓半導体貿易戦争は、韓国から米国に半導体工場を造らせるのか。今後もNYダウは高値更新を続けるのか。

いまだけなのか、しばらく増加は続くのか。東証1部銘柄で6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1000銘柄を上回ってきました。まだ225種銘柄数は半数以下ですが。昨年以降、1000銘柄を上回ってきたところが売り場となっています。7月はどこまで伸ばせるか。日韓関係の影響はいつごろ出てくるのか。7月の参議院選挙後どうなるか。

昨年10月高値2万4400円-昨年12月安値1万8900円=半値戻り21800円。株価が上昇に向かうには、高安価格の半値以上に高くならなければ上昇に戻したと判断できません。今年4月は2万2000円以上で引けたところで戻り売りとなりました。半値価格以上に戻したとしても、半値価格以上を維持できなければ売り場となります。

今週は米国独立記念日&雇用統計発表を控えていたことから、木曜日、金曜日は動きませんでした。今夜の雇用統計発表と、来週は7月SQ週です。SQに向け、株価はどのあたりを落としどころとするのだろうか。高安半値価格21800円前後は意識される価格です。またSQが終わった後、7月は高くなり上昇に戻せるのか。それとも戻り高値圏となるのか、この当たりが来週の観察ポイントです。

引き続き、週間(+471)で+500円以上の上げ幅は確認できない間は、下げ止まり確認は出来ません。戻り高値相場の範囲と判断されます。まだ上昇基調に戻せない状況では、個別物色株相場は続き、小型好業績株、材料株、成長産業などの物色相場が続くと言えます。あとは中期相場の底値待ち、立ち上がり待ちです。

7月始めの東証1部銘柄(2151銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は100銘柄以上に増加して始まった。1月末235銘柄(225種40)→2月末701銘柄(225種78)→3月末840銘柄(225種93)→4月末1068銘柄(225種113)→5月末664銘柄(225種52)→6月末774銘柄(225種64)→7月(4)1158銘柄(225種94)と増加した。引き続き、選挙後も増加は続くか。。7月の観察ポイントです。

7月始めの「107」マザーズ市場(286銘柄)も75日移動平均線は増加して始まる。1月末74銘柄→2月末120銘柄→3月末151銘柄→4月末124銘柄→5月(10)115銘柄→5月末90銘柄→6月末94銘柄→7月(5)133銘柄と増加して始まった。7月も増加は続くか観察ポイントです。

7月始めの「105」JASDAQ市場(714銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加して始まる。1月末213銘柄→2月末373銘柄→3月末365銘柄→4月末319銘柄→5月末210銘柄→6月末297銘柄→7月(5)386銘柄と増加した。7月は増加は続くか観察ポイントです。

7月始めの東証2部銘柄(491銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も増加で始まる。1月末118銘柄→2月末260銘柄→3月末248銘柄→4月末238銘柄→5月末130銘柄→6月末170銘柄→7月(5)236銘柄と増加する。7月は増加は続くか観察ポイントです。

7月始めの東証1部銘柄(2151銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は大幅に増加して始まる。1月末439銘柄(225種79)→2月末1105銘柄(225種129)→3月末1087銘柄(225種110)→4月末1134銘柄(225種115)→5月末499銘柄(225種40)→6月末730銘柄(225種61)→7月(5)1264銘柄(225種99)と増加する。7月は増加は続くか観察ポイントです。

<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>

「801」NYダウは2万6500ドルに乗せ、高値更新しました。その後、独立記念日で休場、来週は2万7000ドル台に乗せる勢いです。米国株はさらに強い基調に乗せてきました。G20で経済協議で勝利した事を意味する動きか。今後も高値更新を期待したい。これ以上の強い相場は無いと言えます。7月の観察ポイントです。

「803」NASADAQ指数も高値更新間近で、独立記念日(休場)を迎えました。こちらも、米中貿易戦争、日韓半導体戦争の影響を気にしてないと言えるでしょう。今年はどこまで高値を伸ばせるか。年後半の上値目標となりそうです。引き続き、上昇基調維持から高値更新相場に向かうでしょう。7月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<ドル円 日足チャート>

6月末の106円台から、7月のドル円相場は107円台と1円円安に戻しても、まだ円高で推移していると言えます。2012年の80円から見れば、円安水準を維持しているとも言えるでしょう。6月末で円高は止まったか。引き続き、10日から25日移動平均線を上回ってきたので円高は一服となりました。選挙後は再度円高か、円安か。どっちに動くか。

75日ボリンジャーバンドの先端拡大(円高)→縮小に転じつつあります。-3Σ(105円)まで下方拡大→縮小に向かうか。引き続き、-3Σ(105円)→-2Σ(106円)→-1Σ(108円)と円安水準に戻しつつあります。来週以降のボリンジャーバンドは、さらに先端縮小に動くか。観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<JASDAQ指数&東証小型株指数>

<JASDAQ指数 日足チャート>

7月入りから「105」JASDAQ指数は、75日移動平均線を上回ってきました。75日移動平均線上回る状態維持できるなら、下げ止まりの動きと判断できます。200日移動平均線を上回れば底入れから上昇転換の動きとなります。75移動平均線上回る状態を維持できるか。7月の観察ポイントです。

<東証小型株指数 日足チャート>

7月の「124」東証小型株指数も同じく、75日移動平均線を上回ってきました。上回る状態を維持できるなら下げ止まりの動きと言えます。200日移動平均線を上回ってくると底入れから立ち上がる動きとなります。7月の観察ポイントです。

JASDAQ指数&東証小型株指数 日足チャート

<評価損率 週足チャート>

「610」東証評価損率の週足チャートでは、6週続いた-15%以下の水準から、6月末は-14%前後と少し改善しました。7月入りから上昇したので、来週発表の数値は、さらに改善している事と思います。評価損率の改善は相場の上昇に繋がります。

7月は、参議院選挙を控えており、選挙まで上昇維持する可能性は残しています。ただ日本の株価は、米中貿易戦争で乱高下するため、予想はつきません。ただ個別株はボトム圏にある事は示しているので、下げたらリバウンドはあるかも知れません。その後、消費増税を控えている事も、上値の不安視は残っています。7月以降の観察ポイントです。

評価損率 週足チャート

<日経平均 月足チャート>

7月は6ヶ月移動平均線を上回って始まりました。12ヶ月移動平均線まで戻しましたが下回っています。半値価格以上に上回り維持できるか。まだ下降ボックス相場の域は脱していないと言えます。12ヶ月移動平均線を上回ってこなければ戻り売られやすい領域です。参議院選挙後、戻り売りとなるか、8月に続く上昇となるか。

月足チャートでは、上値は12ヶ月移動平均線に押さえられています。下値支持線は60ヶ月移動平均線です。この2線間のボックス相場を上下どちらかに放れるときがくると言う、長期の動きの範囲は変わっていません。7月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>

7月相場は、75日ボリンジャーバンドの中心線を上回って始まりました。まだボックス相場の域は脱していないが、中心線を上回り+1Σまで上昇しました。75日ボリンジャーバンド中心線を再度下回ると戻り売り相場に逆戻りします。上昇に向かうか。

75日ボリンジャーバンド先端は横ばいのままです。株価はボックス範囲で推移する事は変わってないと言う事を示しています。7月の75日ボリンジャーバンドは横ばいか、先端拡大し、上昇が見えてくるか。中心線を上回ったので維持できるか。7月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>

標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンド(中心線)下向き→やや緩やかになってきました。この状態から株価は+1μを上回って推移しています。この状態を維持できれば→横ばい→上向きにチェンジする事を意味します。

7月は75日線形回帰トレンド下向き→横ばい→上向きに変われるか。株価は+1μを上回る状態を推移できるか。まず中心線以上を維持できれば上向きに向かっていくでしょう。7月の観察ポイントです。

NO24・75日線形回帰・短期移動平均線

6月G20・米中貿易協議が心配された。7月から日韓貿易戦争が加わった。イランへの米国軍事制裁はあるか。為替相場どう動く。世界どう動く。

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