9月は2万2000円に乗せて引けるか、昨年高安中値2万1700円を下回って引けるか。2万2000円台に乗せたが、消費増税前に、一先ず売っておけ・配当落ちと重なり売られました。増税前に、日柄整理は終わり再上昇転換しました。6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1400(225種140)銘柄以上に増加しました。過去の局面では、1400(225種140)銘柄以上増加したときは、短くても数ヶ月続いていました。上昇は、もうしばらく続く可能性を残すが、増税と重なると売り場となるか。10月も上昇は続くか。
相場先導株の1つ、半導体関連株は上昇を維持しています。半導体関連株の前に、日経平均がピークは付けていません。10月は増税ですから、半導体関連株の動きを見ながら、日経平均の動きを照らし合わせる観察相場と言えます。ただ増税後、急に景気が悪化し、株価が急落した例は沢山あります。上昇持続か増税で悪化か。このあたりを観察したい。
米中貿易協議が進展と報じられています。こちらの雲行きは、毎度の駆け引きで晴れたり、雷雨だったり、調印するまで分かりません。中国は調印しても約束を守らない国で有名だ。調印しても実行段階まで見ないとホッとしないと言われてます。今後の協議の行方も目は離せないでしょう。
「506」裁定売り残動向を見ていると、9月SQで約2億株減少しました。裁定解消売り分だと言うことがわかります。その後も減少は続いています。買い戻しが続いているからではないかと思われます。裁定買い残は少ししか増加していないから、この上昇局面は買い戻しが勝った上昇局面の可能性があります。
どんな背景でも、日経平均が上昇している間は、個別株の上昇相場は続きます。「122」東証大型株指数、「123」東証中型株指数、「124」東証小型株指数も上昇しています。東証1部6ヶ月移動平均線上回る銘柄数から見ても分かる様に、上昇は全銘柄に波及しています。先にピークを付けるのは小型株指数と決まっている。今後の東証小型株指数が25日移動平均線を下回ると売り転換する。このあたりが参考になります。
9月は中間決算月です。お化粧買いから買われる事はよくあることです。11月末までに中間決算は発表されます。消費増税の駆け込みなど、良い決算になっている場合も多いでしょう。株価は業績に先行して動く性質があります。良い内容なのに売られたなど、買いと見るか、売りと見るか。投資家心理の相場の読みと言えます。読みが的中したときは、相場の醍醐味と言えます。
25日騰落レシオは139ポイントまで高くなりました。株価に先行して動いているので、株価より先にピークを付ける性質があります。ただ120ポイント以上を維持すると強い上昇局面が続く場合があります。75日移動平均線は200日移動平均線とGクロスしました。この移動平均線のGクロスは、2ヶ月程度の上昇で終わった事はありますが、上昇転換は過去一度もハズレた事がありません。今回は強い上昇局面に変わるか。短期天井で終わるか。増税と絡み、いまのところ、どちらも考えられます。
個別株は、月足の上昇トレンドの底値圏から立ち上がりの銘柄は値上がりする確率は高いので、引き続き、底値から立ち上がり、出遅れ銘柄狙いの銘柄選びが良いと思われます。また短期狙いは強い上昇銘柄になります。10月は相場の潮目の変化に注意したい。
9月4週の東証1部銘柄(2177銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数の増加は続く。4月末1068銘柄(225種113)をピークに5月末664銘柄(225種52)→6月末774銘柄(225種64)→7月末917銘柄(225種64)→8月末604銘柄(225種46)→9月(5)625銘柄(225種51)→9月(12)1139銘柄(225種131)→9月(19)1321銘柄(225種146)→9月(26)1423銘柄(225種148)と増加は続いている。1000銘柄以上の増加は続いているので上昇転換から上昇に向かうか。10月も持続するか観察ポイントです。
9月4週の「107」マザーズ市場(293銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数も増加続く。4月末124銘柄をピークに5月末90銘柄→6月末94銘柄→7月末123銘柄→8月末71銘柄→9月(6)89銘柄→9月(13)93銘柄→9月(20)97銘柄→9月(27)101銘柄と増加続く。10月も増加は続くか。
9月4週の「105」JASDAQ市場(710銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は少し減少する。7月末408銘柄をピークに8月末214銘柄→9月(6)226銘柄→9月(13)294銘柄→9月(20)313銘柄→9月(27)309銘柄と少し減少した。10月は増加は続くか。
9月4週の東証2部銘柄(484銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は増加続く。2月末260銘柄をピークに3月末248銘柄→4月末238銘柄→5月末130銘柄→6月末170銘柄→7月末245銘柄→8月末132銘柄→9月(6)130銘柄→9月(13)181銘柄→9月(20)195銘柄→9月(27)201銘柄と増加続く。10月も増加は続くか。
9月4週の東証1部銘柄(2176銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は減少した。4月末1134銘柄(225種115)をピークに5月末499銘柄(225種40)→6月末730銘柄(225種61)→7月末1012銘柄(225種79)→8月末658銘柄(225種57)→9月(6)793銘柄(225種82)→9月(13)1414銘柄(225種165)→9月(20)1535銘柄(225種168)→9月(27)1394銘柄(225種158)と減少した。利食い売りに押されたか。10月は増加に戻せるか。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
9月入りから「801」NYダウは、2万7000ドル前後を維持しています。利下げは織り込み済みであった、米中貿易協議は期待されています。今後の協議しだいでは、大きく売られたり、値上がりしたり、上下の動く幅はどうか。引き続き、米中貿易協議しだいと言えるでしょう。NYダウは世界の指標。10月に向けた観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数も、NYダウに連動し、米中貿易協議の影響に左右されます。いまは上昇相場に戻し、連動しています。25日から75日移動平均線を下値支持線を下回ったが、再度上回り、上昇相場に戻せるか。高値更新相場は期待されています。10月に向けた観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>
米国は0.25%の利下げは終わり、円安の動きは小幅に終わりました。ドル円相場も先行して動いていたようです。75日ボリンジャーバンドの先端縮小→横ばいに転じた事から、しばらく横ばいで推移するのではと見る状態です。横ばいは75日ボリンジャーバンド-1Σから+1Σの範囲で推移する動きです。
75日ボリンジャーバンドの先端が横ばいに転じたので、しばらく横ばいボックスでの推移であり、値動きが大きくなっても+2Σから-2Σの幅で動くと見ます。75日ボリンジャーバンドの先端が縮小か拡大に動くまでは大きく動きにくいでしょう。10月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、動いても、やっと200日移動平均線まで戻したところで売られました。売られ過ぎ幅が大きくても、75日から200日移動平均線を上回ってこなければ底入れしない。75日から200日移動平均線を上回ってくると底入れから上昇転換と見ます。10月はどこまで戻せるか観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
「124」東証小型株指数は、どの指数より戻りは良かった。25日移動平均線→75日移動平均線→200日移動平均線と一気に戻りました。今後は75日から200日移動平均線を上回る状態を維持できれば、底入れから立ち上がり上昇転換の動きとなります。10月に向けた観察ポイントです。
<裁定売り残動向 日足チャート>
「506」裁定売り残は、9月SQをピークに減少が続いています。SQの終わった後の相場は、買い戻しから減少が続いていると言えるでしょう。10月以降も減少が続くなら、買い戻しから、戻り相場は続く可能性があります。9月までの買い戻しなら、日経平均の戻りは弱いと言えます。
裁定売り残の減少が続くなら、日経平均の戻り相場は続きます。再度、増加に転じたら、この戻り相場は弱い戻りで終わると見ておかないと失敗してしまいます。減少続くなら、踏み上げ相場続く。増加なら戻り相場は一服します。10月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
9月は+1300円以上値上がりし大陽線となったが、週末は配当落ちもあり売られました。週間で-300円以上の下げとなり、月間の上げ幅は+1000円高まで縮小しました。12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れず戻り売られた形となりました。一先ず売っておけとなりました。
月足チャートでは、12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回った部分が売られた形です。9月残す1日(30日)で、どうなるか。10月も、6ヶ月移動平均線、12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れなければ戻り売られやすいと見ます。10月は12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回る事できるか。10月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>
チャートでは、25日騰落レシオは139ポイントまで高くなった後、配当落ち日(本日)に売られました。25日騰落レシオは高値警戒ゾーン(買われ過ぎ)であった。今週売られたのは、騰落レシオから察する事ができました。売られて10日移動平均線を下回りました。移動平均線の順番から見れば、10日移動平均線下回る→上げ止まり。25日移動平均線下回る→売り転換。75日移動平均線下回る→下降転換の順です。
現在は25日移動平均線を上回る。75日移動平均線を上回る。200日移動平均線を上回る状態です。25日移動平均線を下回らなければ上昇局面は維持されていると見ますが、昨年高安中値21700円を下回ってきた場合、戻り売られる心配が強まります。この点が注意ポイントで、10月の観察ポイントです。
<NO24・75日線形回帰・短期移動平均線>
オプション・標準条件24番・75日線形回帰・短期移動平均線で見ています。75日線形回帰トレンドやや横ばい→横ばいに転じました。少し上向きとも見えます。+2μまで値上がりし、売られた形です。前週の下向きの時は、+2μを上回ったところが高値となりました。中心線を上回っているなら上昇持続と見ます。
+1μを下回ると売り転換の心配も出てきます。中心線を下回れば売り転換となります。上げ下げしても、中心線を維持できれば上昇局面は維持されます。また10日移動平均線を上回ると強い上昇局面に戻すでしょう。10月の観察ポイントです。
引き続き、米中貿易協議の期待感、不安感は残る。中国建国70周年どうなる。為替は円安相場に動くか。世界どう動く。
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